マカオ | Macao > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1. マカオでは,1999年12月20日に中国に返還され中華人民共和国マカオ特別行政区になって以降,行政区政府の努力等により治安状況は改善されており,特に返還前に頻発していたカジノ利権に関する犯罪組織の抗争は沈静化しています。

2. 香港とマカオとの間を結ぶフェリーの中,また,マカオのカジノ,飲食店等で旅券(パスポート)の盗難事件が多発しています。特に,カジノに夢中になっている隙に,横に置いた鞄が置き引きに遭うケースが多発していますので,特に注意が必要です。

3. タクシーを利用後,不当に高額な金額を請求される場合があります。マカオ警察は,このような事案について取締りを行っていますので,料金に疑問を持った際は,運転手の氏名や車両番号を控えた上で,領収書をもらい,その後,警察に相談するようにしてください。

4. マカオでは,旅行者が「いかさま賭博」の被害に遭う例が報告されており,今後も類似の事件が発生する可能性があります。典型的な手口は次のとおりです。なお,マカオにおいても,カジノ以外の場所での賭博は法律違反ですので,十分留意してください。

(1)中国人又は東南アジア人風のグループのうち1人ないし2人が旅行者に接近し,片言の日本語や流暢な英語で親しげに,「妹が近く日本に留学するので日本の様子を話してあげてほしい。」などと言葉巧みに自宅等と称する家又はホテル等に誘い込む。

(2)犯人らは旅行者に対し,「これから金持ちの知人が来るのだが,暇つぶしにカードで遊ぼう。いかさまで彼をカモにしよう。」などと持ちかけ,カードゲーム(ブラック・ジャック)のいかさまの方法を教え,旅行者の否応なしに知人役を迎えて賭け事(ゲーム)を開始する。

(3)旅行者はゲームに勝ち続けるが,「最後の勝負」になり,相手の賭け金が高くなると,犯人らは旅行者に対し,「これまでどおりのいかさまを続ければ大金を手に入れることができる。」などとそそのかし,旅行者に金品の提供を促す。賭け金が不足するときは,クレジットカードでキャッシングや電気製品等を購入させた後,犯人らは,「勝負はまた翌日。」などと言って,金品を持ったまま,旅行者をホテル等に置き去りにして行方をくらます。

5. 犯罪被害防止のための注意事項は以下のとおりです。
* バッグ等は常に身の回りに置く。リュックサックはできる限り避けるか,前に抱える等する。
* 貴重品,特にパスポートは身に付けて所持する。
* 多額の現金はできる限り持ち歩かない。やむを得ず持ち歩く場合は,分散して身につけ,支払の時等に多額の現金を所持していることを周囲に知られないようにする。
* 夜間の単独行動を避ける。
* 強盗被害に遭った場合は,相手が凶器を所持している場合が多いので,身の安全を第一に考え,抵抗しない。
* 見知らぬ人物に話し掛けられても,安易に応じないようにする。

6. テロ対策
 これまでに,マカオにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(最新情報はマカオ治安警察等に御照会ください。)
1. 観光等でマカオへ入境する場合,滞在が90日以内であれば査証取得は必要ありません。

2. 入境時は,パスポートを審査官に提示し,入境申報表を受け取ります。

3. 出境時は,フェリー利用の場合は入境の際の入境申報表とパスポート,航空機利用の場合は入境の際の入境申報表とパスポート及び搭乗券を審査官に提示します。通常,入境申報表は回収されません。

4. 入出境時の外貨の持ち込み,持ち出しについて制限はなく,申告制度もありません。通貨の交換は市中の銀行,ホテル,両替商で自由にできますが,手数料が決まっていないため,換金場所によって換金した手取額は異なります。

5. 麻薬,銃器などの持ち込み,持ち出しを厳しくチェックしています。また,時計,ハンドバッグなどの模造ブランド品についても購入,持ち込み,持ち出しの取締りが厳しく実施されています。また,最近楽器の「二胡」などを購入しようとする人も増えていますが,国際条約に基づいて日本への持ち込みが規制(香港関係当局が発給した輸出許可証が必要)されているニシキヘビの皮が使われているのが普通ですので注意が必要です。

● 滞在時の留意事項


1. 観光以外の目的で長期滞在する場合,「外国人労働許可」については,現地の会社の保証人を立て,社員として申請します。ただし,特別な技能(言語など)がないと申請は難しくなってきています。外国人労働許可は1年毎の更新が必要です。

2. 車を運転する場合は,車両(あるいは車種別)進入禁止区域が多いので道路標識に十分注意する必要があります。

3. 写真については,出入境ゲート及びカジノ内が撮影禁止になっています。

4. 香港・マカオ間の高速フェリーを含めて,船舶への搭乗中は,安全のため,シートベルトが装着されている座席では必ずシートベルトを着用することをお勧めします。

5. 麻薬(ヘロイン,覚醒剤,大麻など)の輸出入,販売,所持は一切禁じられています。これらの違反に対しては,厳罰が科せられます。

6. 政治的スローガンを掲げたデモ,集会などについては,事前の届出,許可などの一定の規制があります。

7. 身分を証明する書類を常時携帯することが義務づけられています。居住者の場合はマカオ特別行政区政府発行の身分証明書(IDカード),旅行者の場合はパスポートを必ず携帯する必要があります。就労目的で滞在する場合は,就労目的の査証を取得の上入境し,本人がパスポート,写真などをマカオ特別行政区政府の入境事務処(Immigration Department)に持参し,登録の上身分証明書(IDカード)の交付を受けます。当初の勤務先を変更する場合も,予め入境処に申請し,許可を受けてから新しい仕事に就かなければ不法就労として罰せられます。不法就労が発覚した場合は,罰金,強制退去など厳しく処罰さす。

8. 時計,ハンドバッグなどのブランド品の模造品の購入,持ち込みは違法となっています。勧誘に安易に乗って商品を購入することがないよう注意が必要です。なお,マカオでの買い物に関する苦情についてはマカオ消費者委員会(連絡先下記)で受け付けています。
 <マカオ消費者委員会>
  電話:853-8988-9315
  窓口業務:月~金:09:00~13:00,14:30~17:45
  (但し,(金)は17:30まで。なお,土曜,日曜,祝祭日は休み。)

9. 賭博は公認施設のみで認められており,私設賭博は禁止されています。

10. 緊急時には,在香港日本国総領事館作成の緊急時電話番号リスト(http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/docs/contact_list.pdf )をご参照ください。

11. マカオは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の対象地域です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

12. マカオに3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在香港日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届け出等は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックス,電子メールによる届け出も可能です。在香港日本国総領事館まで送付してください。

13. 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など),またマカオに在留届出を行い長期滞在中の方が第三国へ渡航する場合は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。
「たびレジ」に登録すると,渡航先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受信先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1. ポルノ写真やわいせつな描写のある漫画などが掲載されている出版物は取締りの対象となっています。また,映画についてもわいせつな場面はカットされます。

2. マカオの対日感情は基本的には良好です。

3. マカオには肝炎が多いので,野菜を含めて加熱処理されたもの以外は食べないようにするなど注意が必要です。また,水道水はそのまま飲用することに適さないため,煮沸をしてから用いるか,市販の飲用水を利用してください。

4. 鳥インフルエンザ等の感染症については,一人一人がまず危険性を認識し,自分自身の健康状態に留意し,個人でできる感染症の予防対策(手洗い,健康・体調の管理,飲食物の衛生状況への注意等)をしっかり講じることが大切です。鳥の死骸を発見した場合は決して触ったり近づいたりしないようにしてください。また,生きた鳥を扱う市場や農家に必要なく近づかないようにしてください。石けんでの手洗い,うがいなど通常の衛生管理にも十分注意してください。

5. 蚊が媒介する感染症として,日本脳炎,デング熱,チクングニヤ熱,ジカウイルス感染症等に注意する必要があります。

● 緊急時の連絡先


◎警察・救急車・消防署 :TEL 999
◎在香港総領事館が兼轄 :TEL 852-2522-1184(24時間対応)
 *夜間・祝祭日の緊急時には,852-2522-1184を掛け,案内が流れ始めたら「9」を押してください。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903


(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 (内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 (内線)3047
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
 https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在中国日本国大使館
 住所:No.1 Liangmaqiao Dongjie, Chaoyang District, Beijing 100600, People's Republic of China
(北京市朝陽区亮馬橋東街1号)
 電話: (86-10) 8531-9800
 Fax: (86-10) 6532-7081
 ホームページ: http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm

○在香港日本国総領事館(マカオを管轄)
 住所:46 - 47/F, One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong(香港中環康楽広場8号交易広場第一座46楼及47楼)
 電話: (852) 2522-1184
 ホームページ: http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/index02.html