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トリニダード・トバゴの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2022年09月21日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
凡例表示

危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●トリニダード・トバゴでは、凶悪犯罪発生率が高く、銃器等を使用した殺人や強盗などの凶悪犯罪が頻発しています。
●アジア系(中国人)住民を狙った殺人、強盗事件の発生もあり、日本人が犯罪に巻き込まれる可能性も排除されません。
●毎年2月頃に行われるカーニバルなど、人出が予想される催し物がある時期に凶悪犯罪の発生が集中する傾向にあります。

詳細

1 概況
(1)2021年の殺人事件件数は450件となり、新型コロナウイルス感染対策として実施されていた外出規制等の制限が解除されて以降、増加傾向にあり、安心できる状況にはありません。また、トバゴ島や比較的安全とされていた地域でも凶悪犯罪が発生しており、場所を問わず十分に注意が必要です。また、違法銃器が密輸入され、凶悪犯罪の約8割で銃器が使用されていることから、滞在には特別の注意を払う必要があります。特に首都ポート・オブ・スペイン東部地区(イーストドライリバー、ラベンティル、モーバー、ベルモント、ビーサム、シーロッツ等)では、ギャング関連とみられる事件が頻発しており、地元の住民でさえ立ち入りを躊躇する地域になっていますので、近寄らないように注意してください。
 日本人の犯罪被害としては、2016年2月にカーニバル(毎年2月~3月頃に開催)に参加した女性が殺害されたほか、旅行者が宿泊先で貴重品などの盗難被害に遭ったり、10人ほどのグループに囲まれて所持品を強奪されたりする事件等が発生しています。

(2)トリニダード・トバゴを含むカリブ海沿岸地域は、中南米地域から北米、欧州等への密輸ルートとして知られており、トリニダード・トバゴでも銃器や違法薬物のまん延は大きな社会問題となっています。治安当局も厳しく取り締まっており、摘発されるケースは相当数に上っています。興味本位で違法薬物に手を出さないで下さい。また、知らない間に運び屋として利用されるおそれがありますので、他人から安易に荷物を預かることのないようにしてください。なお、大麻については非犯罪化(30グラム以下の所持等)されましたが、厳しい条件が課されている他、日本で罪に問われることがありますので、大麻には決して手を出さないようにしてください。

(3)トリニダード・トバゴでは、2005年にポート・オブ・スペインにおいて爆破事件が発生するなどしていましたが、ここ最近、テロ事件は発生していませんでした。しかし、2019年11月には、ポート・オブ・スペイン市内の政府関連施設内駐車場において、小規模の爆破事案が発生(負傷者、建物破損等なし)、2021年10月にも同市内の政府機関の建物において爆発事案が発生(負傷者なし、爆発物が入っていたゴミ箱が破損)しています。また、ISILの戦闘に参加するために中東地域に渡航したトリニダード・トバゴ国籍者が複数名おり、その一部は既に同国に帰国したといわれています。2016年には、ISILが英語版オンライン機関誌において、トリニダード・トバゴでのテロを呼びかけました。実際に、2018年2月には、カーニバルを狙ったテロ攻撃を計画していたとして複数名の者が逮捕されるなど、今後もテロの可能性は否定できません。

(4)これまでに、トリニダード・トバゴにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。また、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
 全土
  レベル1:十分注意して下さい。(継続)
(1)トリニダード島
ア 犯罪別注意事項
(ア)殺人
 2021年の殺人事件は450件(人口10万人あたり約32件)となり、依然として高い数字となっています。その背景にはギャング同士の抗争事件の激化と、密輸による銃器のまん延が考えられます。また、違法タクシーに乗車した若い女性を狙った殺人事件が相次ぐなどして、社会問題となっています。人通りの多い白昼の繁華街でも銃乱射事件が発生し、流れ弾での負傷や、人違いで殺害される事件もあり、十分注意が必要です。 
 近年、トリニダード島においては、外国人の殺害事件が複数発生しており、2016年2月には日本人が殺害されました。

(イ)誘拐
 2021年の誘拐事件は97件発生しています(身代金目的(2件)の他、性的な目的による監禁、誘拐してすぐにキャッシュカードでATMから現金を引き出させた後に解放するという短時間誘拐など)。また、ポート・オブ・スペインの日本国大使館付近でも、2017年7月に現地中国大使館職員が誘拐される事件が発生しています。知らない人から声をかけられたり、人通りの少ないところで同じ車がついてきたりする場合には、注意してその場を離れるようにしてください。また、銀行利用時等は特に周囲を警戒し、他の場所への立ち寄りを控えて帰宅する等して狙われないように注意してください。
 このほか、年齢を問わず行方不明事案が相当数発生していると言われ、犯罪に巻き込まれている場合もあると考えられます。特に幼児や学童生徒は常時保護者や学校職員などが近くにいるようにするとともに、女性の単独行動は十分注意してください。

(ウ)強盗、窃盗
 2021年の強盗や窃盗等の事件は5,820件発生しており、強盗事件では銃器使用の割合が高く、昼夜を問わず、海水浴場、路上、公園、一般住宅、酒場、スーパー、ショッピングモール、ガソリンスタンド、乗合タクシー内等とさまざまな場所で、けん銃等で武装した者が犯行に及んでいます。警備員が常駐する集合住宅での空き巣やスーパーの駐車場などで車上荒らし、自動車窃盗などの犯罪が発生しています。また、自動車強盗が数年前から急増しており、乗降時に限らず無理に停車させられて襲われる危険もあるので、常に用心してください。従来は平穏であった地域での被害が増加しており、アジア系住民(特に中国人)を狙ったけん銃使用の強盗、殺人等の凶悪犯罪が頻発しています。

(エ)性犯罪
 2021年の強制性交等の性犯罪は1,170件報告されています。各地で強制わいせつ事件等が発生しており、時には殺人に至るケースも報告されています。夜間の一人歩きは絶対に避けてください。また、一人で車を運転している女性を狙った犯罪も多発傾向にあり、車で移動する際は、できるだけ目的地の直近に駐車し、乗降は周囲に注意しながら素早く行ってください。

イ ポート・オブ・スペインでの注意事項
 ダウンタウン地区(中心街)では、薬物密売や日中においても発砲事件や強盗事件が発生する恐れがあります。特に危険な地域として、ダウンタウン地区のシャーロット・ストリートより東側の地域や更に東側のイーストドライリバー、ラベンティル、モーバー、ベルモント、ビーサムおよびシーロッツの各地区が挙げられます。同地域は大小のギャング組織が支配する危険地域であり、殺人、強盗および銃器発砲事件などが頻発していますので、絶対に近づかないでください。同地域は現地の行政機関の職員でさえ立ち入りを敬遠する場所であり、十分な行政サービスも行き届いておらず、不満を持った住民がたびたび隣接する主要道路を封鎖するなどの抗議行動に出ています。ポート・オブ・スペイン市内と空港を結ぶ高速道路が同地域に隣接していますが、道路脇に停車した車を狙った強盗が頻発していることから、走行する際には事前にガソリンの残量や自動車の整備状況を確認し、脇道に逸れないようにしてください。車の故障等によりやむなく停車する場合は、車外には出ずにすぐに警察(電話番号:999)に連絡してください。

(2)トバゴ島
 従来、トバゴ島はトリニダード島に比べて安全とされてきましたが、取り締まりの厳しいトリニダード島を逃れた犯罪者の流入により、近年は凶悪犯罪の増加が目立っています。警察は、ゴールデンレーンおよびレ・コトー地区には多数のギャングが居住していると発表していますので、同地区への立ち入りは避けてください。2021年の統計によると、殺人事件が7件、誘拐事件が4件、強盗や窃盗事件等が335件、性犯罪が126件発生しており、過去には、外国人観光客を狙ったビーチにおける凶器を用いた強盗事件が連続発生しており、常時警戒が必要です。
 
 上記のとおり、トリニダード・トバゴへの渡航・滞在に当たっては危険を避けていただくため十分注意してください。

3 渡航および滞在に当たっての注意
 滞在中は、上記情勢に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。万一犯罪被害に遭遇、もしくは危険を察知した場合は、警察(電話番号:999)に通報してください。また、トリニダード・トバゴの安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_253.html )もご一読の上、日本国外務省、在トリニダード・トバゴ日本国大使館、現地関係機関等から最新情報を入手するように努めてください。
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 トリニダード・トバゴに3か月以上滞在する方は、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )(問い合わせ窓口)

○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在トリニダード・トバゴ日本国大使館
 住所:5 Hayes Street, St. Clair, Port of Spain,
    Trinidad and Tobago, W. I. (P.O.Box1039)
 電話:628-5991
   国外からは(国番号1-868)628-5991
 FAX:622-0858
   国外からは(国番号1-868)622-0858
 ホームページ:https://www.tt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryouji.html
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