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南アフリカの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2022年02月15日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●ヨハネスブルグ、プレトリア、ケープタウン及びダーバン
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2020年3月27日以降、南アフリカではコロナ禍による諸規制が実施され、当初は犯罪発生も減少しましたが、最近は徐々に例年の水準に戻りつつあり、殺人、強盗、傷害等の凶悪犯罪が高水準で発生しています。また、空港、ショッピングモール等からの追尾強盗、カージャック、偽パトカーによる強盗被害も多く発生していますので、十分注意してください。
●各都市のセントラル地区(CENTRAL BUSINESS DISTRICT(CBD地区))では銃器を使用した強盗が多発していますので、徒歩移動は控えてください。

詳細

1 概況
(1)2017年12月に行われたアフリカ民族会議(ANC)党大会でラマポーザ副大統領が同党総裁に選出され、2018年2月にはズマ前大統領が任期満了を待たずに辞任し、ラマポーザ副大統領が大統領に就任しました。同政権は、失業、政府・国営企業の汚職、経済停滞等を課題として政権運営を行っているところですが、経済低迷を背景とした高い犯罪率に対する治安対策においても困難な舵取りを迫られている現状にあります。特に電力公社の債務問題等による計画停電が頻発しており、社会不安を生みかねない状況にあります。また、土地改革や汚職追求についても内容によっては政治や治安の混乱をもたらす懸念も排除されず、注視する必要があります。

(2)南アフリカにおける所得格差は依然として大きく、政府による行政サービスが改善されないことへの反発から、一部のタウンシップ(旧黒人居住区)において住民による焼き討ちや公道封鎖、行政サービス等への不満に対するデモがしばしば行われています。2021年7月にダーバンにおいて収監されたズマ前大統領の支援者と思われる者による抗議行動に端を発し、大型ショッピングモール等で便乗した大勢の者らにより、略奪が同時多発的に発生し、治安情勢が悪化したことがあります。また、一部のタウンシップでは、薬物等も蔓延しているといわれており、リスクが極めて高い場所となっています。

(3)最新の犯罪統計(2020年4月~2021年3月)によれば、殺人、強盗、傷害等の凶悪犯罪の発生件数は上記諸規制による外出制限があったため、前年比13.9%と減少していますが、依然として高水準で発生しています。世界的に見ても、南アフリカは一般犯罪が最も多い国の一つとされています。殺人の発生率や強盗の発生状況は深刻で、特にカージャックや住宅侵入強盗の発生は、日本人にとって大きな脅威となっている他、車上ねらいや置き引きといった窃盗事件も数多く発生しています。また、空港、ショッピングモール、旅先のホテルなどから車で帰宅した際、追尾してきた犯人に自宅前でゲートを開ける操作をしている際に襲われ、銃器などで脅されて金品を強奪される追尾強盗事件が後を絶ちません。各都市のCBD地区では銃器を使用した強盗が多発し犯罪手口の凶悪化がみられます。また、周辺諸国からの不法移民を含む貧困層の流入、外国人を含む組織化された犯罪シンジケートによる活動、大量の銃器の不正流通などが依然として続いており、さらに、犯罪を取り締まるべき警察官による不適切な対応が後を絶ちません。
 誘拐事案も増加しており、多くは、強盗、性的犯罪、カージャックを目的としたものです。
 地方部においては、幹線道路であってもサービスエリアやガソリンスタンドが不足しています。また、夜間は交通量や人通りも少なくなり、街灯もない地域もあることから犯罪被害リスクが高まります。特に、道路上に突起物を置き、車をパンクさせてから強盗を行う手口が増加しています。

(4)2016年6月、米国及び英国は、南アフリカ国内のショッピングモールなどでテロ行為が行われる可能性があるとして注意喚起し、同年7月には、米国大使館等への攻撃を計画していた(イラク・レバントのイスラム国(ISIL)とつながりがあるとみられる)4人が逮捕されています。その後も、2018年にISILへの資金提供を目的とした園芸家夫妻の誘拐殺人事件やISIL信奉グループによるシーア派モスク襲撃事件が発生し、2020年には身代金目的実業家誘拐事件の犯人アジトから、ISILの旗などが発見され、押収された武器からは他の銃撃事件との関連が示唆されるなど、爆弾テロのような重大なテロ事案は発生していないものの、イスラム過激派組織のロジ拠点として利用されているとされています。
 また、2020年6月、ISILは、南アがモザンビーク北部問題に軍事介入した場合、南ア国内においてISIL戦士に戦端を開かせると警告し、翌年7月に南ア国防軍が南部アフリカ開発共同体(SADC)ミッションに参加する形で派遣されていることから、今後の動向に注意が必要です。
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
 
2 地域別情勢
(1)ヨハネスブルグ、プレトリア、ケープタウン及びダーバン
レベル1:十分注意してください。(継続)
 基本的にどの地域においても移動は車で行い、徒歩での移動(特に夕方や早朝を含む夜間)は避けてください。多数の人が集まる場所でデモや暴力事件を見かけた場合は、直ちに目立たないようにしてその場を離れてください。また、下記に記載のない場所でも犯罪被害は発生していますので油断は禁物です。
ア ヨハネスブルグ
 ヨハネスブルグの市街中心地(CBD地区)、カールトンセンター付近からヨハネスブルグパーク駅及びヒルブローに至る地区(エリスパークスタジアムを含む)及び同市中央東部のアレクサンドラ地区では殺人、強盗、性犯罪、恐喝、暴行、ひったくり、車上ねらい、麻薬売買等の犯罪が昼夜を問わず発生しています。CBD地区に位置するヨハネスブルグ中央駅付近や長距離バスターミナル等においては、日本人旅行者が付近を徒歩で通行中に首絞め強盗(複数の犯人が突然背後から首を絞めて所持品を奪う強盗)に襲われる事件がコロナ禍前は相次いで発生していました。白昼の人通りが多い場所でも発生していますので、CBD地区へは立ち入らないようにしてください。CBD地区へのバスツアーなどもありますが、同地区内の路上でバスが信号や渋滞で停止している間に複数名の暴漢に襲われて貴重品を強奪される事件が発生し、日本人旅行者が被害に遭っています。
 タウンシップ内においても同様に、一般犯罪の発生率が高いことから、ソウェトなどの観光地化された有名なタウンシップであっても、信頼できる案内人の同伴なしに立ち入ることは避けてください。 
 同市北部郊外のサントン、ローズバンク、ハイドパーク、ブライアンストン、フォーウェイズやその周辺地区はヨハネスブルグ市街中心部に比べれば比較的安全と言えますが、ショッピングセンター内での武装強盗や車上ねらい、カージャック、高速道路出口で停車中の車の窓ガラスを割って車内のバッグをひったくる事件(スマッシュ・アンド・グラブ)等が発生しています。 

イ プレトリア
 プレトリアのCBD地区において強盗や窃盗等の犯罪が昼夜を問わず発生しており、ロフタス・スタジアムがあるサニーサイド地区やプレトリア・ウエスト地区でも武装強盗や殺人・性犯罪といった凶悪事件、スマッシュ・アンド・グラブ、自動車・バイク盗、車上ねらいが頻発しています。マメロディなどの近隣のタウンシップにおいても一般犯罪の発生率が高いので、立ち入ることは極力避けてください。
 また、在南アフリカ共和国日本国大使館付近のフルンクルーフ地区やブルックリン地区などでも、白昼、一般住宅への武装強盗や路上強盗事件が発生しており、安全に見えるモールや大使館付近のショッピングセンターでも武装強盗事件が発生しています。
 さらに、プレトリア駅周辺やバスターミナル付近では、日中でも日本人旅行者が路上強盗(首絞め強盗)に遭う事件も過去に報告されていますので、高速鉄道やバスを利用する方は、あらかじめ宿泊先又は旅行業者等に送迎車を依頼するようにしてください。

ウ ケープタウン
 ケープタウンにおける犯罪件数は、南アフリカ国内の他の都市と比べても高水準です。市街中心地では、時間帯を問わず複数名での行動を心がけ、人通りの少ない路地には立ち入らないことが賢明です。また、週末は日中であっても閑散としたエリアが多く注意が必要です。特にロングストリート、ケープタウン駅、ボカープエリアとその周辺は武装強盗やひったくり、車上狙いが多発しているので十分注意してください。
 ケープタウンの代表的なタウンシップであるニャンガ地区やカエリチャ地区の殺人事件発生率は南アフリカの中でも高く、不十分な行政サービスに対するデモや暴動等が度々発生しているほか、通行車両に対する投石も頻発しています。また、タウンシップに加えデルフト、ググレツ、ミッチェルズプレイン地区等の一部のエリアでは、ギャング組織による銃撃や無差別なドライブバイシューティングの被害も絶えません。不必要な立ち入りは避けてください。

エ ダーバン
 市中心部のセントラル地区などの治安状況は悪く、殺人、住居侵入強盗、路上強盗が頻発しており、散策中の日本人旅行者が強盗やひったくりに遭う被害がコロナ禍前は報告されていました。昼夜を問わず市中心部では一人歩きは避け、慎重に行動してください。信号や渋滞で停車中の車の窓ガラスを割って車内のバッグをひったくるスマッシュ・アンド・グラブ事件の邦人被害の報告もあり、車での移動中であっても周辺への警戒や車内の見える場所に荷物を置かないなどの注意が必要です。
 また、ダーバン市の郊外の高速道路でアジア系を標的とした思われるカージャック事件が発生しています。夜間はサービスエリアの利用を避け、昼間であっても目立たないようにし、手短に利用してください。
 2021年7月にダーバンにおいて収監されたズマ前大統領の支援者と思われる者による抗議行動から端を発し、大型ショッピングモール等で便乗した大勢の者らにより、略奪が同時多発的に発生し、治安情勢が悪化したことがあります。

(2)その他の都市
 ポートエリザベス、ブルームフォンテイン、ネルスプリット、ポロクワネ、ラステンバーグ等その他の地方都市(特に中心部のダウンタウン)でも同様の手口の犯罪が発生していますので、十分注意して行動してください。
 都市間を結ぶ幹線道路では、サービスエリアやガソリンスタンドが不足しています。また、夜間は交通量や人通りも少なく、街灯もない地域もあることから犯罪リスクが高まりますので、車両での長距離移動の際には休憩時間を含めて余裕のある旅行行程を計画するとともに、夜間移動は極力避けてください。

3 滞在に当たっての注意
 旅行者及び滞在者は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在南アフリカ共和国日本国大使館、在ケープタウン領事事務所、現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。滞在に当たっては、「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_122.html )
を参照し、十分注意してください。

 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 南アフリカ共和国に3か月以上滞在される方は、在南アフリカ共和国日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在南アフリカ共和国日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 隣国のナミビア、モザンビーク及びジンバブエについても別途危険情報が発出されておりますので留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館等連絡先)
○在南アフリカ共和国日本国大使館
  住所:259 Baines Street, corner Frans Oerder Street, Groenkloof,
Pretoria 0181, Republic of South Africa.
  電話:(市外局番012)452-1500
国外からは(国番号27)12-452-1500
FAX :(市外局番012)460-3800
国外からは(国番号27)12-460-3800
ホームページ  
http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在ケープタウン領事事務所
  住所: 21st Floor Office, The Towers, 2 Heerengracht Corner,
      Hertzog Boulevard, Cape Town 8001, Republic of South Africa
  電話:(市外局番021)425-1695
    国外からは(国番号27)21-425-1695
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