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トリニダード・トバゴの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2021年06月28日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
凡例表示

危険レベル・ポイント

【危険レベル】
●全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●トリニダード・トバゴでは、凶悪犯罪発生率が高く、銃器等を使用した強盗などの凶悪犯罪が頻発しています。
●アジア系(中国人)住民を狙った殺人、強盗事件の発生もあり、日本人が犯罪に巻き込まれる可能性も排除されません。
●毎年2月頃に行われるカーニバルなど、人出が予想される催し物がある時期に凶悪犯罪の発生が集中する傾向にあります。

詳細

1 概況
(1)2020年の殺人事件件数は396件となり、警察は組織改革や積極的な取締りにより治安回復に取り組んでいますが、依然として安心できる状況にはありません。また、トリニダード島に比べて犯罪が少ないとされてきたトバゴ島など、従来は比較的安全とされていた地域でも凶悪犯罪が発生しており、場所を問わず十分に注意してください。
 また、違法銃器が密輸入され、凶悪犯罪の約8割で銃器が使用されていることから、滞在には特別の注意を払う必要があります。特に首都東部地域(イーストドライリバー、ラベンティル、モーバー、ベルモント、ビーサム、シーロッツ等)を中心に、ギャング同士の抗争が頻発しており、地元の住民でさえ立ち入りを躊躇する地域になっていますので、近寄らないように注意してください。
 日本人の犯罪被害としては、2016年2月にカーニバル(毎年2月~3月頃に開催)に参加した女性が殺害されたほか、旅行者が宿泊先で貴重品などの盗難被害に遭ったり、10人ほどのグループに囲まれて所持品を強奪されたりする事件等が発生しています。

(2)トリニダード・トバゴを含むカリブ海沿岸地域は、中南米地域から北米、欧州等への密輸ルートとして知られており、トリニダード・トバゴでも違法薬物のまん延は大きな社会問題となっています。治安当局も厳しく取り締まっており、摘発されるケースは相当数に上っています。興味本位で違法薬物に手を出さないで下さい。また、知らない間に運び屋として利用されるおそれがありますので、他人から容易に荷物を預かることのないようにしてください。
 なお、大麻については非犯罪化(30グラム以下の所持等)されましたが、厳しい条件が課されている他、日本で罪に問われることがありますので、大麻には決して手を出さないようにしてください。

(3)トリニダード・トバゴでは、2005年に首都において爆破事件が発生するなどしていましたが、ここ最近、テロ事件は発生していません。しかし、2019年11月には、首都ポート・オブ・スペイン市内の政府関連施設内駐車場において、小規模の爆破事案が発生しています(負傷者、建物破損等なし)。
 また、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の戦闘に参加するために中東地域に渡航したトリニダード・トバゴ国籍者が複数名おり、その一部は既に同国に帰国したと言われています。2016年には、ISILが英語版オンライン機関誌において、トリニダード・トバゴでのテロを呼びかけました。実際に、2018年2月には、カーニバルを狙ったテロ攻撃を計画していたとして複数名の者が逮捕されるなど、今後もテロの可能性を否定できません。

(4)これまでに、トリニダード・トバゴにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロが世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等において日本人の被害が確認されていることに留意が必要です。
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 テロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
 全土
  レベル1:十分注意して下さい。(継続)
(1)トリニダード島
ア 犯罪別注意事項
(ア)殺人
 2020年の殺人事件は396件(人口10万人あたり約28件)となり、コロナ禍の外出制限の影響もあり、前年から減少しましたが、依然高い数字となっています。そのほか、殺人に至らないまでも、銃器や刃物を使用した事件が多く発生しています。その背景にはギャング同士の抗争事件の激化と、密輸による銃器のまん延が考えられます。更に、若い女性を狙った殺人が相次ぎ、社会問題となっています。人通りの多い白昼の繁華街でも銃乱射事件が発生し、流れ弾で負傷したり、人違いで殺害される事件もあり、十分注意が必要です。近年、トリニダード島においては、外国人の殺害事件が複数発生しており、2016年2月には日本人が殺害されました。

(イ)誘拐
 2020年の誘拐事件は90件発生しています(身代金目的(6件)の他、性的な目的による監禁、誘拐してすぐにキャッシュカードでATMから現金を引き出させた後に解放するという短時間誘拐など)。また、比較的安全とされていた首都ポート・オブ・スペインの日本国大使館付近でも、2017年7月に現地中国大使館職員が誘拐されています。
 知らない人から声をかけられたり、人通りの少ないところで同じ車がついてきたりする場合には、注意してその場を離れるようにしてください。また、銀行利用時等は特に周囲を警戒し、他の場所への立ち寄りを控えて帰宅する等して狙われないように注意してください。
 このほか、年齢を問わず行方不明事案が相当数発生していると言われ、犯罪に巻き込まれている場合もあると考えられます。特に幼児や学童生徒は常時保護者や学校職員などが近くにいるようにするとともに、女性の単独行動は十分注意してください。

(ウ)強盗、窃盗
 2020年の強盗事件は2,041件、窃盗事件は1,568件発生しており、強盗事件では銃器使用の割合が高く、昼夜を問わず、海水浴場、路上、公園、一般住宅、酒場、スーパー、ショッピングモール、ガソリンスタンド、乗合タクシー内等とさまざまな場所で、けん銃等で武装した者が犯行に及んでいます。警備員が常駐する集合住宅での空き巣やスーパーの駐車場などで車上荒らし、自動車窃盗などの犯罪が発生しています。また、自動車強盗が数年前から急増しており、乗降時に限らず無理に停車させられて襲われる危険もあるので、常に用心してください。
 従来は平穏であった地域での被害が増加しており、アジア系住民(特に中国人)を狙ったけん銃使用の強盗、殺人等の凶悪犯罪が頻発しています。

(エ)性犯罪
 2020年の強制性交等の性犯罪は563件報告されています。各地で強制わいせつ事件等が発生しており、時には殺人に至るケースも報告されています。夜間の一人歩きは絶対に避けてください。また、一人で車を運転している女性を狙った犯罪も多発傾向にあり、車で移動する際は、出来るだけ目的地の直近に駐車し、乗降は周囲に注意しながら素早く行ってください。

イ ポート・オブ・スペインでの注意事項
 ダウンタウン地区(中心街)では、薬物密売や、日中においても発砲事件や強盗事件が発生する恐れがあります。
 特に危険な地域として、ダウンタウン地区のシャーロット・ストリートより東側の地域や、更に東側のイーストドライリバー、ラベンティル、モーバー、ベルモント、ビーサム及びシーロッツの各地区が挙げられます。同地域は大小のギャング組織が支配する危険地域であり、殺人、強盗及び銃器発砲事件などが頻発していますので、絶対に近づかないでください。
 同地域は現地の行政機関の職員でさえ立ち入りを敬遠する場所であり、十分な行政サービスも行き届いておらず、不満を持った住民がたびたび隣接する主要道路を封鎖するなどの抗議行動に出ています。ポート・オブ・スペイン市内から空港へ行く高速道路が同地域に隣接していますが、走行する際には事前にガソリンの残量や自動車の整備状況を確認し、脇道に逸れないようにしてください。

(2)トバゴ島
 従来、トバゴ島はトリニダード島に比べて安全とされてきましたが、取り締まりの厳しいトリニダード島を逃れた犯罪者の流入により、近年は凶悪犯罪の増加が目立っています。
 2020年の統計によれば、島の人口は約6万人で、殺人事件が11件、誘拐事件が7件、強盗事件等が63件、窃盗事件が134件、性犯罪が123件発生しており、過去には、外国人観光客を狙ったビーチにおける凶器を用いた強盗事件が連続発生しており、常時警戒が必要です。
 
 上記のとおり、トリニダード・トバゴへの渡航・滞在に当たっては危険を避けていただくため十分注意してください。

3 渡航及び滞在に当たっての注意
 滞在中は、上記情勢及び下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。万一犯罪被害に遭ったり、危険を察知した場合は、警察(電話番号:999)に通報してください。また、日本国外務省、在トリニダード・トバゴ日本国大使館、現地関係機関等から最新情報を入手するように努めてください。

(1)最近の犯罪傾向から、銃器を使用する事件が広範囲で発生しており、国内のどの地区においても、昼夜を問わず注意が必要です。日中に首都ポート・オブ・スペインのダウンタウン地区で銃乱射により、一般人が犠牲となる事件も発生するなど、いつ、どこで何が起こるかわからない治安情勢となっています。

(2)流しのタクシー(ナンバーが「H」で始まる)は乗り合いのため、犯罪被害に遭う可能性が高く、また、マキシタクシー(マイクロバスを使用した路線バス)でも度々犯罪被害が報告されていますので利用は避けてください。更に、白タク(ナンバーが「P」で始まる)は違法営業であり、運転手やその仲間が強盗や誘拐、性犯罪などを働くケースが報告されているので、絶対に利用しないでください。タクシーを利用する際は、ホテルや空港等からの紹介により信頼できるタクシー会社を予約して利用してください。

(3)外出時は、華美な服装を控え(金のネックレスがよく狙われます)、金目のものを持ち歩かない、歩きスマホ(強盗や窃盗被害の約8割でスマートフォンが奪われています)をしないなど注意して行動し、人通りの少ない裏道には立ち入らないようにしてください。強盗等に巻き込まれないために買物はショッピングモールを利用し、小型独立店舗の利用は避けることをお勧めします。気温の高い国ですので軽装になりがちですが、強制わいせつ等の性犯罪事件が増加傾向にあり、特に女性を狙った犯罪が増加傾向にあるので、露出度の低いあまり目立たない服装をお勧めします。

(4)運転マナーは良くありません。ハイウェイや幹線道路において、飲酒運転や速度超過、歩行者の無理な横断などによる死亡事故が頻発しています。特に週末の夜間や早朝は、著しく速度を超過するなど無謀な運転者が増え、重大な交通事故が発生する確率が高くなりますので注意してください。運転する場合は、車間距離を十分保って安全な速度で運転するように心がけてください(交通事故死者数は、2020年に89人)。
 車が故障して路肩に駐車中に強盗に襲われるケースも報告されていることから、日常点検を励行してください。
 また、運転中にギャングの縄張りに迷い込んだ一般人を狙った殺人事件も発生しており、出発前にルートを確認し、道を間違えた場合はそのまま走行することなく、すぐに引き返してください。

(5)これまでは比較的安全と言われていた地域(大型ショッピングモールや高級住宅街など)や時間帯においても、殺人や強盗などの凶悪犯罪が発生しています。住居侵入や車上荒らし、強盗、窃盗などは、地域や時間帯を問わず発生し、人通りが多い場所や警備員が配置されているような場所でも発生しているので注意してください。特に、大型施設の駐車場での強盗事件も多く発生しているので、施設入り口や警備員のいる場所に駐車し、車の乗降時には特に周辺を警戒する等、細心の注意が必要です。滞在にあたっては、住居の防犯対策にも留意し、戸締まり等基本的な安全対策を十分行ってください。

(6)外出や帰宅の際には、付近に不審者がいないかどうか確認した上で出入りしてください。ホテルに宿泊する際は、部屋の周辺に不審者がいないか注意するとともに、在室中はドアを常時施錠した上で補助錠も必ず掛け、訪問者があっても誰かを確認するまでは安易にドアを開けないようにしてください。また、観光シーズンは宿泊料金が高額になりますが、安価な宿で日本人旅行者が侵入窃盗の被害に遭った例がありますので、セキュリティーのしっかりした信頼のおけるホテルを利用するようお勧めします。
 また、滞在先ホテルでは、避難経路等を自ら確認し、不安な場合には責任者等に確認するなど事前対策をしてください。
 海水浴場や景勝地等の観光スポットでも、置き引きや窃盗等の犯罪が発生しており、注意が必要です。特に人が少ない場所には、長時間滞在しないでください。

(7)大麻について
 2019年12月23日より、危険薬物法の改正により大麻の所持(30グラム以下)や、公共の場以外での使用が非犯罪化されました。しかし、大麻が合法化されている国でも、年齢や所持数量の制限が設けられていたり、免許を受けた販売業者から購入することが義務づけられていたり、国外への持ち出しが厳しく規制されていたりする場合があります。そのような規制に違反した場合には、その国の法律に基づき罰せられるおそれがあります。また、当地では合法的に大麻を入手することはできず、路上等の売人からの購入は違法行為となりますので、大麻に手を出さないことが肝要です。
 日本の大麻取締法は、国外において大麻をみだりに栽培したり、所持したり、譲り受けたりした場合などに罰する規定があり、罪に問われる場合があります。なお、大麻取締法の詳細な解釈や運用については、厚生労働省にお問い合わせください。

(8)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 トリニダード・トバゴに3か月以上滞在される方は、在トリニダード・トバゴ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
オンライン在留届はこちら(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )からダウンロードしてください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在トリニダード・トバゴ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html )に登録してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在トリニダード・トバゴ日本国大使館
 住所:5 Hayes Street, St. Clair, Port of Spain,
    Trinidad and Tobago, W. I. (P.O.Box1039)
 電話:628-5991
   国外からは(国番号1-868)628-5991
 FAX:622-0858
   国外からは(国番号1-868)622-0858
 ホームページ:https://www.tt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryouji.html
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