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キルギスの危険情報【危険レベルの継続】(内容の更新)

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更新日 2021年02月26日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●バトケン州内のウズベキスタンとタジキスタンの飛び地及び同州のウズベキスタンとタジキスタンとの国境地帯、オシュ州とジャララバード州のウズベキスタンとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記を除くバトケン州、オシュ州及びジャララバード州(ウズベキスタンとの国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除くキルギス全土(首都ビシュケク市を含む)
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●バトケン州内に存在するウズベキスタンとタジキスタンの飛び地及び同州のウズベキスタンとタジキスタンとの国境地帯、オシュ州とジャララバード州のウズベキスタンとの国境地帯は、イスラム過激派組織及び麻薬密輸グループの移動ルートであり、ウズベキスタン及びタジキスタン当局との衝突が発生していますので、渡航は止めてください。
●上記を除くバトケン州、オシュ州及びジャララバード州(ウズベキスタンとの国境地帯を除く)では、民族衝突や野党勢力による抗議活動、治安当局とイスラム過激派組織等の間での銃撃戦が発生するおそれがありますので、不要不急の渡航は止めてください。
●首都ビシュケク市を含む上記を除くキルギス全土において、選挙等を契機にした反体制グループや市民によるデモ、イスラム過激派組織によるテロ行為が発生するおそれがありますので、今後も十分注意してください。

詳細

1 概況
(1)キルギスは、以前からイスラム過激派組織の移動経路、麻薬密輸の運搬経路とされており、特に南部地域では、治安当局の取締りにより、多くの関係者が拘束されるとともに、武器等も押収され、現在もテロ企図事案・宗教過激主義団体による犯罪が摘発されています。また、南部山岳地帯では、1999年にイスラム過激派組織による日本人技術者等4名の誘拐事件が発生しています。

(2)オシュ州及びジャララバード州では、2010年6月、キルギス系住民とウズベク系住民の間で銃撃戦を伴う衝突が発生し、多数の死傷者が出ました。また、西部・南部地域は、ウズベキスタン、タジキスタンと国境を接しており、これらの国境付近では国境警備隊同士の衝突等、死傷者が出る事案が発生しています。

(3)2010年4月に首都ビシュケク市や北西部タラス市を中心に発生した政変により、バキーエフ政権が崩壊するとともに、治安当局と民衆との衝突で多数の死傷者が発生しました。2011年10月30日には、政変後の大統領選挙が民主的かつ平和裡に実施されましたが、各地で各種抗議デモや集会が散見されました。また、2020年10月、共和国議会選挙が実施され、その結果に反対するキルギス国民らによる集会に端を発した騒乱が首都ビシュケク市を中心に発生し、連日抗議集会やデモ等がキルギス全土にわたり行われました。それにより、大統領や首相の交代を伴う内政の混乱が生じましたが、基本的に治安は保たれており、一般市民の生活への影響は限定的です。しかし、今後も同様な騒乱等が繰り返される可能性があります。

(4)国内の政治・治安情勢は落ち着きを取り戻しつつありますが、依然としてテロの脅威も存在していることから、滞在中は常に安全面に気を配るとともに、テロの標的となる可能性のある政府機関、軍・警察等治安当局やその関連施設には不必要に近づかず、デモや集会等に遭遇した際には、すぐにその場所を離れてください。人が多く集まる公共交通機関・観光施設・ショッピングセンター・市場等を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、自らの安全確保に努めてください。また、キルギスに渡航・滞在を予定される方は、上記情勢や渡航情報に留意の上、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、外務省、在キルギス日本国大使館、現地関係機関等よりキルギスの最新の情報を入手するよう努めてください。

2 地域情勢
(1)バトケン州内のウズベキスタンとタジキスタンの飛び地及び同州のウズベキスタンとタジキスタンとの国境地帯オシュ州とジャララバード州のウズベキスタンとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア キルギス南部、特にバトケン州は、ウズベキスタン及びタジキスタンとの国境線が複雑に入り組んでいることに加え、両国の飛び地が存在すること、イスラム過激派組織の活動が活発なフェルガナ盆地に隣接していること、さらには山岳地帯のため国境警備も困難なこと等から、イスラム過激派組織や麻薬密輸グループの往来ルートとされています。1999年夏には、国境を越えて侵入してきたイスラム過激派組織による邦人誘拐事件が発生しています。

イ タジキスタンとの国境付近及びバトケン州内のタジキスタンの飛び地付近では、土地や水資源をめぐる住民対立が衝突に発展する可能性があるほか、タジキスタンとの国境付近の一部地域では、過去に埋設された地雷で住民が死亡する事件も発生しています。

ウ バトケン州内のウズベキスタンの飛び地では、2013年1月に国境を巡る衝突が発生し、一時、キルギス人住民数十名が、ウズベキスタン領内の住民らに人質に取られる事件が発生したほか、ウズベキスタンとの国境付近では、2015年6月に両国国境警備隊間での銃撃戦、2016年には同国との国境未確定地域におけるトラブルが発生しています。
 
 上記のようにウズベキスタン及びタジキスタンの飛び地を含む国境付近で紛争が発生すると、治安当局により予告無く国境が封鎖されるなどの事態も発生しています。つきましては、これら地域への渡航は、どのような目的でも止めてください。

(2)バトケン州、オシュ州及びジャララバード州の上記(1)を除く地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア バトケン州
 2016年12月にミルジヨーエフ・ウズベキスタン大統領が就任して以来、同国とキルギスの関係が改善のプロセスに乗り、国境について未確定部分につき合意が達成されるなど、両国間の緊張緩和が進んでいます。また、2018年2月、ジェエンベコフ大統領がタジキスタンを訪問し、国境未確定問題等を含めて首脳会談を実施したことにより、両国関係が改善されつつあり,近年イスラム過激派等による大きな事件は発生していません。しかし、イスラム過激派組織や麻薬密輸組織の動向には引き続き警戒が必要です。

イ オシュ州及びジャララバード州
 オシュ州及びジャララバード州では、2010年6月、キルギス系住民とウズベク系住民の間で発生した衝突が銃撃戦にまで発展しました。両州では、暴徒による商業施設、民家等への略奪・破壊・放火が行われ、435名(キルギス法医学鑑定所発表)の死者と多数の負傷者を出しました。
 ジャララバード州では、2013年5月に一部の野党勢力による抗議活動が行われ、同州政府庁舎を占拠するとともに、数日間にわたり、ビシュケク・オシュ間の道路が封鎖される事態が発生しました。
 オシュ州では、2013年8月、「イスラム・ジハード団」の構成員を名乗る数名(キルギス人2名を含む)が、ビシュケク市やオシュ市でのテロを計画していたとして治安当局に検挙され、2015年1月にもオシュ市において「ウズベキスタン・イスラム運動」(IMU)関係者が、キルギスやウズベキスタンでのテロを計画していたとして治安当局に検挙される等、イスラム過激派組織の潜伏が確認されています。これらの地域では、依然として局地的に住民間の衝突や治安当局とイスラム過激派組織等の間での銃撃戦が発生するおそれがあります。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。やむを得ない理由で渡航・滞在する場合には、報道等により最新の情報を入手するよう努めるとともに、必要に応じて現地事情に精通したガイドを同行させるなどの十分な安全対策を講じてください。

(3)首都ビシュケク市、チュイ州、タラス州、ナリン州及びイシク・クル州
レベル1:十分注意してください。(継続)

ア ビシュケク市
 ビシュケク市では、2010年4月に、野党支持者らによる数千名規模の反政府集会が開催された後、市中心部の大統領府庁舎前において、デモ隊と治安当局との間で大規模な衝突が生じ、多数の死傷者を出す結果となりました。また、同年11月から12月にかけては、内務省や憲法裁判所等の政府施設を標的とした爆弾テロ事件(未遂事件等を含む。)が連続的に発生しました。2011年1月4日には、テロ事件を計画したとみられるグループの検挙に際し、治安当局と武装グループとの間で銃撃戦となり警察官3名が射殺されたほか、翌日には、治安当局が容疑者2名を射殺、1名を拘束しています。2015年7月16日、治安当局がテロリストの拠点を摘発した際、テロリストとの間で銃撃戦が発生し、テロリスト6名が死亡、治安当局側は4名が負傷しました。同テロリストは、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)との関係が疑われており、ラマダン(断食月)明けの祝祭に合わせたビシュケク市内でのテロや、同市郊外に所在するロシア軍の空軍基地に対する攻撃を計画していたものとみられ、拠点からは多数の武器や爆薬が押収されました。また、2016年8月30日には、当地中国大使館前で自爆テロが発生しています。
 その他にもビシュケク市でのテロを計画していたとして検挙され、多くの武器が押収される事案は複数発生しており、依然としてテロの脅威は排除できません。2020年10月には、共和国議会選挙の結果に反対する集会・デモ等に端を発した騒乱が、ビシュケク市を中心に発生し、一時、大統領による非常事態令が発令されるに至り内政の混乱も生じましたが、それ以降治安は保たれており、一般市民の生活への影響は限定的です。しかし、今後も騒乱等の事態が繰り返される可能性が十分にあります。
 また、ビシュケク市南部では銃器を使用した殺人事件が発生しているほか、市内中心部でも殺人事件が複数発生しており、強盗事件や強姦事件など凶悪犯罪が少なからず発生しています。

イ チュイ州、タラス州、ナリン州及びイシク・クル州
 チュイ州、タラス州、ナリン州及びイシク・クル州などの北部地域では、2010年4月の政変において、これら北部の州を中心に野党勢力による反政府集会が開催され、各州の行政府庁舎が占拠される事態に発展しました。
タラス州の州都タラス市では、暴徒により商業施設等の略奪や破壊が行われたほか、州内務局から多量の武器が持ち出されるなどの事件が発生し、現在もその多くが回収されないままとなっています。
 イシク・クル州ジュティ・オグズ地区では、2013年5月に、同州の鉱山運営を巡るデモ隊と警官隊との衝突が発生し、デモ隊によりバスが放火される等、一部が暴徒化したため、治安当局が一部の道路を封鎖し、催涙ガス等を使用してデモ隊の鎮圧に乗り出し、多数の逮捕者と負傷者を出しました。また、この事態を重く見たアタムバエフ大統領(当時)は、一時、同州の一部地域に対して、夜間の外出を禁止する内容の非常事態宣言を発出しました。この衝突は数日後には落ち着きを取り戻しましたが、上記鉱山運営を巡っては、再びデモ等が発生する可能性は排除できません。このほか、2014年1月には、同州の中国との国境付近の山中で中国側から不法に越境してきたテロ組織との関連が疑われるウイグル人と思われる11名の集団に、狩猟中であったキルギス住民1名が刃物で殺害される事件も発生しています。

 つきましては、これらの地域に渡航、滞在される方は、報道等により最新情報の入手に努めるなど十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 キルギスへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、「安全対策基礎データ」も併せて参照してください(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_265.html )。
 滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、あらかじめ危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省,在キルギス日本国大使館、現地関係機関、報道等により最新情報を入手するよう努めてください。

(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 キルギスに3か月以上滞在する方は、在キルギス日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在キルギス日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

(2)短期渡航者向けの注意事項
ア 日本語及び英語はほとんど通じず、ロシア語及びキルギス語が一般的です。言葉が通じないことに起因するトラブルが頻発していますので、現地語を理解し、かつ、信頼の置ける方と行動を共にするようお勧めします。
イ 夜間の外出を避けるとともに、昼間であっても複数で行動し、身の周りの安全に十分注意してください。
ウ ビシュケク市では、警察官をかたる者がパスポートの確認を口実に外国人を引き留め、所持品内から現金を抜き取るなどの被害やトラブルが発生しています。そのため、制服・私服を問わず、警察官らしい人物から声をかけられた場合は、必ず相手の身分証明書を確認すると共に、場合によっては記載されているIDナンバー等を控えるようにしてください。また、所持品検査を受ける場合には、相手の行動から目を離さないようにし、強引な行為が行われた場合には、大声で助けを求めることも大切です。
エ ホテルに宿泊する場合は、安全なホテルを選んでください。また、ナイトクラブやバーなど深夜営業の店では、料金等をめぐるトラブルが発生していますので、極力立ち寄らないようにしてください。
オ 中国との国境が、年に数回、中国の祝日の前後に閉鎖されます。また、ウズベキスタンやタジキスタンとの国境についても治安情勢等により閉鎖される場合があります。実際に、カザフスタンの大統領選挙が行われた際や、2010年4月の政変の際に、カザフスタンとの国境が閉鎖されました。つきましては、陸路で周辺国に渡航する場合には、当該国を含めて情報収集に努めてください。

(3)長期滞在者向けの注意事項
ア キルギスでの滞在期間が60日を超える場合には、あらかじめ、駐日キルギス大使館等にてキルギス入国査証を取得する必要があります。また、入国後は5労働日以内に、上記入国査証に加え、滞在地を管轄するキルギス共和国政府付属国家登録庁付属人口及び戸籍簿登録局にて、滞在登録を行う必要があります。
イ 住居は二重ドアが設置されている等、警備の観点を考慮して選定し、常に身の周りの安全に十分注意してください。
ウ 特に女性は、通勤・通学や買い物の際の時間帯、経路、交通手段等を適宜変更し、行動パターンを特定されないように配慮するとともに、外出時や帰宅時は周囲の状況に十分注意する習慣を身につけてください。
オ 水道水は石灰分を多く含むため、飲料水にはよく煮沸したものか、ミネラルウォーターの利用をお勧めします。また、夏場は食品がいたみやすいので、食中毒に対する注意が必要です。炭疽症の発生がまれに報告されているので、特に肉類は十分加熱してください。

4 近隣諸国アフガニスタン、中央アジア、南アジア等についても別途危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
〇在キルギス日本国大使館
  住所:Razzakov Street 16, Bishkek, 720040, Kyrgyz Republic
  電話:(市外局番0312)-30-00-50
   国外からは(国番号996)-312-30-00-50
  ファックス:(市外局番0312)-30-00-52
   国外からは(国番号996)-312-30-00-52
  ホームページ:https://www.kg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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