南アフリカ共和国 | Republic of South Africa

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2018年01月04日(日本時間)に失効しました。

南アフリカの危険情報【危険レベルの継続】(内容の更新)

2017年01月18日

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【危険度】
●ヨハネスブルグ,プレトリア,ケープタウン及びダーバン
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●一部暴徒化した大学生による抗議行動は,政治情勢によって再燃する恐れがありますので注意してください。
●殺人,強盗,傷害等の凶悪犯罪の件数が増加傾向にありますので,特に注意してください。



☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

1 概況
(1)2014年に実施された総選挙において再任され発足した第2期ズマ政権は,依然として失業,貧困,社会格差,腐敗・汚職といった数多くの問題を抱え,多難な政権運営を強いられています。2016年8月の統一地方選挙前の6月にプレトリア市内での選挙に関連した抗議行動の一部が暴動化しました。さらに,9月にヨハネスブルグの大学で大学教育の無償化を求める学生による抗議行動が学校内で一部暴動化して治安当局と衝突し,以後11月までこれらの抗議行動が南アフリカ各地の大学に及びました。
 また,銃器等を用いた犯罪が相変わらず多発しているため,常に高い安全・防犯意識を持つことが大切です。

(2)南アフリカにおける所得格差は依然として大きく,政府による行政サービスが改善されないことへの反発から,一部のタウンシップ(旧黒人居住区)において住民による焼き討ちや公道封鎖,行政サービス等への不満に対するデモが時々行われています。

(3)最新の犯罪統計(2015年4月~2016年3月)によれば,殺人,強盗,傷害等の凶悪犯罪の発生件数が依然として増加傾向にあります。南アフリカは世界的に見て,殺人・誘拐率は高くないものの,暴行や強盗等の一般犯罪が最も多い国の一つとされています。
 特に,ショッピングモールや一般住宅をターゲットとした侵入強盗を含む強盗事件,車上荒らし,カージャックが頻発しています。また,周辺諸国からの不法移民を含む貧困層の流入,外国人を含む組織化された犯罪シンジケートによる活動,大量の銃器の不正流通などが依然として続いており,さらに,犯罪を取り締まるべき警察官による犯罪,汚職事件が後を絶ちません。

(4)南アフリカにおいて,日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。
 2016年6月,米,英は南アフリカ国内のショッピングモールなどでテロ行為が行われる可能性があるとして注意喚起し,7月には,米国大使館等への攻撃を計画していた(ISILとつながりがあると見られる)4人が逮捕されています。
 このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
(1)ヨハネスブルグ,プレトリア,ケープタウン及びダーバン
レベル1:十分注意してください。(継続)
 基本的にどの地域においても車で移動し,徒歩での移動(特に夕方や早朝を含む夜間)は避けてください。また,下記に記載のない場所でも犯罪被害は発生していますので油断は禁物です。犯罪手口の詳細については「安全対策基礎データ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=122 )を参照してください。

ア ヨハネスブルグ
 ヨハネスブルグの市街中心地(CENTRAL BUSINESS DISTRICT(CBD),カールトンセンター付近からヨハネスブルグ中央駅及びヒルブローに至る地区)は,エリスパーク・スタジアムも含めて,殺人,強盗,強姦,恐喝,暴行,ひったくり,車上荒し,麻薬売買等の犯罪が昼夜を問わず発生しています。CBDに位置するヨハネスブルグ中央駅付近や長距離バスターミナル等においては,日本人旅行者が付近を通行中に首絞め強盗(複数の犯人が突然背後から首を絞めて所持品を奪う強盗)に襲われる事件が毎年発生しています。白昼,人通りが多い場所でも発生していますので,CBDへは立ち入らないようにしてください。
 タウンシップ(アパルトヘイト政策時代の旧隔離居住区)内においては,一般犯罪の発生率も高いことから,ソウェトなどの有名なタウンシップであっても信頼できる案内人の同伴なしに立ち入ることは避けてください。 同市北部郊外のサントン,ローズバンク,ハイドパーク,ブライアンストン,フォーウェイズ,デンファンやその周辺地区はヨハネスブルグ市街中心部に比べれば比較的安全と言えますが,ショッピングセンター内での武装強盗や車上荒らし,路上でのカージャック事案,高速道路出口で乗車中の窓ガラスを割って助手席のバックをひったくりする事案等が発生しています。

イ プレトリア
 セントラル地区において強盗や窃盗等の犯罪が昼夜を問わず発生しており,ロフタス・スタジアムがあるサニーサイド地区やプレトリア・ウエスト地区でも武装強盗や殺人・強姦といった凶悪事件,スマッシュ・アンド・グラブ,自動車・バイク盗,車上荒しが多発しています。マメロディなどの近隣のタウンシップにおいても一般犯罪の発生率が高いので,立ち入ることは極力避けてください。
 また,日本国大使館付近のフルンクルーフ地区やブルックリン地区などでも,白昼,一般住宅への武装強盗や路上強盗事件が時々発生し,本年7月には,ブルックリンモールで3人の武装強盗による発砲事件,11月には大使館付近のフルンクルーフプラザ・モールのスーパーに武装強盗事件も発生しています。
 さらに,プレトリア駅周辺やバスターミナル付近では,日中でも日本人旅行者が路上強盗(首絞め強盗)に遭う事件も報告されていますので,高速鉄道やバスを利用する方は,あらかじめ宿泊先又は旅行業者等に送迎車を依頼するようにしてください。

ウ ケープタウン
 ケープタウンにおける犯罪件数は,南アフリカ国内の他の都市と比べて高水準となっています。市街中心地では,時間帯を問わず複数名での行動を心がけることが賢明です。また,週末は日中であっても閑散としたエリアが多く,注意が必要です。
 ケープタウンの代表的なタウンシップであるニャンガやカエリチャ地区の殺人事件発生率は南アフリカ最高水準であり,不十分な行政サービスに対するデモや暴動等が度々発生しています。どうしてもタウンシップを訪問する場合には,必ず現地事情に詳しい案内人を同伴させてください。

エ ダーバン
 市中心部のセントラル地区などの治安状況は悪く,殺人,住居侵入強盗,路上強盗の犯罪が多発しており,散策中の日本人旅行者が強盗やひったくりに遭う被害が報告されています。昼夜を問わず市中心部では一人歩きは避け,慎重に行動してください。
 また,ダーバン市の郊外の高速道路でアジア系を標的としたカージャック事件が発生しています。サービスエリアの利用は夜間を避けて,昼間であっても目立たないようにし,手短に利用してください。

(2)その他の都市
 ポートエリザベス,ブルームフォンテイン,ネルスプリット,ポロクワネ,ラステンバーグ等その他の地方都市(特に中心部のダウンタウン)でも同様の手口の犯罪が発生していますので,十分注意して行動してください。
 
3 滞在に当たっての注意
 旅行者及び滞在者は,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,日本国外務省,在南アフリカ日本国大使館,在ケープタウン領事事務所,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。滞在に当たっては,「安全対策基礎データ」
(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=122 )
を参照するとともに,下記の各事項についても十分注意してください。

(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 南アフリカの大都市では,強盗事件が非常に多く発生していますので,次の点に注意してください。
 (ア)銃器やナイフなどの武器を持った強盗に遭遇した時は,抵抗したり相手を刺激したりしない。
 (イ)銀行やATM等から現金を引き出した直後に強盗(追尾強盗を含む)に襲われる事件,ATMで現金を引き落とす時に注意をそらされ,その隙に現金を抜き取られる事件,その場にいた人間に特定のATM機を勧められ,使用したところカードが返却されずに取引を中断したが,引き出し最高額が引き出された事件等が発生しているため,周囲の状況に注意を払う。
イ クレジットカードやデビットカードのデータを不正に読み取るスキミングの被害も非常に多く報告されています。カードを使用する際にはカードから目を離さないようにしてください。
ウ タウンシップへの立ち入りはお勧めしません。
エ 多数の人が集まる場所でデモや暴力事件を見かけた場合は,直ちに目立たないようにしてその場を離れてください。
オ ヨハネスブルグやプレトリア周辺において偽警察官による強盗事件が散発的に発生しています。
 なお,本物の警察官による検問から逃走したりや抵抗したりすることは,逮捕事案及び被発砲事案にもなりえますが,南アフリカ国際関係・協力省(外務省)は,警察官に不審を感じた場合には,下記の事項を参考にして真偽を確認できるとしています。
 (ア)パトカー(覆面車両を除く)の登録ナンバーの最後の一文字は“B” となっている。
 (イ)パトカーのマグネットで車両の屋根上に固定する簡易式の青色灯は古いものであり,すでに使用されていない。
 (ウ)覆面車両で青色灯が装着されている場合には,車両前面のグリル部内や車両内ダッシュボード上に備え付けられている。万一,偽警察車両と疑われる車両に停車を求められた場合には,ハザードランプを点灯させ,通常のスピードで最寄りの警察署,人や車の往来のある明るい場所へ移動して,本物であるか否かを確認し,対決姿勢での言動を控え,冷静に対処する。
 (エ)違反したことが間違いない場合でも警察官や税関職員から現場で不法に現金を請求されることがありますので,正規の手続きに従って罰金支払の書類等を受け取った上で罰金を支払うようにしてください。
カ 添乗員や現地ガイドが同行する団体観光旅行者もホテルロビーやレストランにて置き引き等の盗難被害に遭う事件が相変わらず発生しています。また,観光地において短時間車両から降りて記念撮影等をする際に,車内に残置した貴重品を入れたバッグ等を盗まれる事件が発生しています。例え短時間であっても,車中に貴重品等を残置しないようにご注意ください。
キ ナイジェリアを主な舞台として頻発してきた国際的詐欺事件(通称419事件)が南アフリカにおいても頻繁に発生しており,日本人の被害も度々報告されていますので十分注意してください。この事件では詐欺だけに止まらず,武装した犯人による監禁,身代金要求なども行われています。うまいもうけ話には安易に乗らないようにしてください
(詳細については,「安全対策基礎データ」http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=122 を参照してください)。

(4)その他注意事項
海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3ヶ月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )
 3ヶ月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )

4 隣国のスワジランド,ナミビア,ボツワナ,レソト,モザンビーク及びジンバブエについての危険情報にも留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
 https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/ (スマートフォン版)
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館等連絡先)
○在南アフリカ共和国日本国大使館
  住所:259 BAINES STREET, CORNER FRANS OERDER STREET, GROENKLOOF, PRETORIA 0181, REPUBLIC OF SOUTH AFRICA.
  電話:(市外局番012)452-1500
   国外からは(国番号27)12-452-1500
  FAX :(市外局番012)460-3800
   国外からは(国番号27)12-460-3800
 ホームページ:  http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在ケープタウン領事事務所
  住所: 21ST FLOOR OFFICE, THE TOWERS, 2 HEERENGRACHT CORNER,HERTZOG BOULEVARD ,CAPE TOWN 8001, REPUBLIC OF SOUTH AFRICA
  電話:(市外局番021)425-1695
   国外からは(国番号27)21-425-1695
  FAX :(市外局番021)418-2116
   国外からは(国番号27)21-418-2116