シエラレオネ | Sierra Leone

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2018年07月12日(日本時間)に失効しました。

シエラレオネについての海外安全情報(危険情報)の発出【危険情報を「レベル2」から「レベル1」へ引き下げ】(更新)

2016年10月20日

関係国地図

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【危険度】
●全土:レベル1:十分注意してください。(引き下げ)

【ポイント】
●2014年に流行したエボラ出血熱について,世界保健機構(WHO)は,2016年3月29日,「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」の宣言を解除しました。しかしながら,今後も生存者等からの再発の可能性があるとして,引き続き警戒を呼びかけています。これを踏まえ,エボラ出血熱の拡大時に発出されたシエラレオネ政府による非常事態宣言は未だ解除されていない状況ですが,もはや,感染の不安に起因する暴動は発生していないことから,危険度を「レベル2不要不急の渡航は止めてください。」から「レベル1:十分注意してください。」に引き下げます。
●アフリカ西部の近隣諸国において,イスラム過激派によるテロ事件が発生しているほか,シエラレオネの地方では,一部地域で突発的な衝突や暴動が発生することがあるため,十分な安全対策を行い,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,注意を払うことが必要です。

☆詳細は,下記の内容をよくお読みください。




1 概況
(1)シエラレオネでは2002年の内戦終結以来,国連や国際社会の協力を得ながら平和定着のための取り組みが行われてきました。内戦からの復興が着実に進み,治安も内戦時に比べて大幅に改善されましたが,他方で若年層の失業や脆弱なインフラ,首都と地方の格差拡大等多くの課題を抱えています。また,医療事情も悪く,熱帯特有の感染症の危険性もあることから,渡航には細心の注意が必要です。

(2)2014年3月,隣国のギニアで発生したエボラ出血熱は,その後,シエラレオネ国内でも流行し,感染者が拡大しましたが,政府や国際機関等の活動により,シエラレオネを含む流行国が新たな感染に対応する能力を備えたとして,2016年3月29日,WHOは,2014年8月8日に発出した「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」の宣言を解除しました。なお,エボラ出血熱流行に伴い,2014年7月にシエラレオネ政府により発出された非常事態宣言は解除されていませんが,もはや,感染の不安に起因する暴動は発生していません。

(3)シエラレオネでは反政府組織や国際テロ組織の細胞組織の活動は確認されていませんが,アフリカ西部の近隣諸国では,2015年11月にはマリの首都バマコにおいて,2016年1月にはブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて,同3月にはコートジボワールの観光地グラン・バッサムにおいてテロ事件が発生し,いずれもイスラム・マグレブ諸国のアルカイーダ(AQIM)等のイスラム過激派組織が犯行声明を発出しています。

(4)これまでに,シエラレオネにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
 全土 :「レベル1:十分注意してください。」(引き下げ)

(1)シエラレオネ国内全域において,政府軍・警察の治安維持活動の下で治安は改善されつつありますが,首都フリータウン市内では,若年層を中心として失業率が極めて高くなっています。窃盗や武装強盗等の犯罪,特に外国人を狙ったひったくり等も発生しています。

(2)2014年3月にギニアで発生したエボラ出血熱のシエラレオネでの蔓延に伴い,同年7月30日,同国のコロマ大統領は非常事態宣言を発出しました。その後も感染が拡大しましたが,政府や国際機関の活動により沈静化したことから,2016年3月29日,WHOは,シエラレオネを含む流行国が新たな感染に対応する能力を備えたとして,国際的な公衆衛生上の緊急事態ではなくなった旨宣言しました。エボラ出血熱の拡大時に発出されたシエラレオネ政府による非常事態宣言は未だ解除されておりませんが,もはや,感染の不安に起因する暴動は発生していません。
 一方,WHOは今後も生存者等からの再発の可能性はあるとして,シエラレオネ,リベリア及びギニアに対し引き続き警戒を呼びかけています。 

(3)北東部コイナドゥグ(Koinadugu)地区では若者と警察間での衝突により,死傷者が発生しており,また,南西部のボンティ(Bonthe)地区でも度々暴動が起こり,死傷者が発生しています。これら地方においては,突発的に暴動が起きることが想定されますので,渡航に当たっては最新の情報を入手し,危険を避けていただくために特別な注意が必要です。


3 滞在に当たっての注意事項
 シエラレオネにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=105 )も併せてご参照ください。)
 シエラレオネに滞在予定の方は,上記情勢を十分考慮し,下記の事項に十分留意して行動してください。また,日本国外務省,在ガーナ日本国大使館(シエラレオネには日本国大使館はなく,在ガーナ日本国大使館が兼轄しています。)及び現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。

(1)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ガーナ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はシエラレオネを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )による登録をお勧めします。また,郵送,FAXによっても届出を行うことができますので,在ガーナ日本国大使館まで在留届を送付してください。

(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者など)について,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日から,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,是非ご活用ください。

(3)2014年3月に隣国のギニアで発生したエボラ出血熱は,上記1(3),2(2)のとおり,WHOは,国際的な公衆衛生上の緊急事態ではなくなった旨宣言しましたが,今後も生存者等からの再発の可能性があるとして,シエラレオネ,リベリア及びギニアに対し引き続き警戒を呼びかけています。エボラ出血熱は,特定の予防薬などはなく,発症すると致死率が高いため,感染を予防することが大切です。エボラウイルスの感染力は強く,症状が出ている患者の体液(血液,分泌物,吐物,排泄物)や,患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際,ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで幹線します。こまめに手を洗う,病人や動物との接触を避けるなど,基本的な衛生対策を確実に行ってください。万が一,感染が疑われる場合は,すぐに地域の病院に相談し,不要な外出を控える等,病院からの指示に従ってください。また,エボラ出血熱流行により,同国内の病院体制は弱体化しており,現地で十分な医療が受けられない可能性もあります。コレラ,マラリア,麻疹などの従来の感染症への予防対策にも注意が必要です。

(4)集会やデモに遭遇した場合は,すぐにその場を離れてください。

(5)シエラレオネには,日本国大使館が設置されていないこともあり,事件・事故が発生した場合の迅速な対応が非常に困難ですので留意してください。万一,事件事故等に巻き込まれた場合には,在ガーナ日本国大使館に連絡してください。


4 隣国のリベリア及びギニアにもそれぞれに危険情報が発出されていますので,併せて留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガーナ日本国大使館(シエラレオネを管轄)
  住所:Fifth Avenue, West Cantonments Accra, Ghana
  電話:(市外局番030)2765060,2765061
   国外からは(国番号233)30-2765060,2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
   国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:http://www.gh.emb-japan.go.jp/j/