南アフリカ共和国 | Republic of South Africa

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2012年10月16日(日本時間)に失効しました。

南アフリカに対する渡航情報(危険情報)の発出

2012年03月01日

関係国地図

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●ヨハネスブルク,プレトリア,ケープタウン及びダーバン
  :「十分注意してください。」(継続)

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

1.概況
 南アフリカは,観光資源等に恵まれたアフリカの経済大国であり,政情は基本的に安定していますが,治安面では,銃器を用いた犯罪が多発しています。同国滞在中に集団武装強盗等に遭遇する可能性がありますので,十分に注意してください。日本人被害者の中では,特に長期滞在する在留邦人や出張者,個人旅行客の強盗や窃盗被害が複数報告されています。また,団体旅行客の置き引き被害も発生していますので注意が必要です。詳しくは下記を参照してください。

(1)南アフリカでは,2009年4月の総選挙を経て,翌5月に与党のアフリカ民族会議(ANC)のズマ総裁が大統領に就任し,失業対策等の経済政策を発表しました。しかしましたが,南アフリカにおける所得格差は依然として高く,政府による住宅供給や電気・水道・下水等の行政サービスが改善されないことへの反発から,一部のタウンシップ(Township,旧黒人居住区)において住民による焼き討ちや公道封鎖事件が年に数回程度発生しています。さらに,2010年6月から7月に開催されたサッカーワールドカップの期間中においても,試合会場の警備員による賃上げストライキやデモが行われ,警察が厳しく対応しました。
 2011年も2月以降,ヨハネスブルグ周辺のタウンシップで抗議デモ隊が暴徒化し,その都度,警察が鎮圧する事件が発生しています。
 南アフリカの政情は基本的に安定していますが、同様の事件は引き続き発生する可能性があります。

(2)南アフリカの犯罪発生率は高く,ズマ政権は,治安関連予算の増額を発表し,治安当局による取り締まりを強化するとともに,警察官の増員や施設の充実を図っていますが,周辺諸国からの不法移民を含む貧困層の流入,外国人を含む組織化された犯罪シンジケートの活動,大量の銃器の不正流通などは現在も続いています。


2.地域情勢
 以下の情報は犯罪に遭遇する可能性の高い地域について説明するものですが,これら地域において大規模な催し物などが行われる場合があります。そうした行事の会場に行かれる際には,可能な限り会場の近くまで車で移動してください。一般に,これらの会場の警備は厳重ですが,会場から駐車場までの間は警備が手薄になりますので,徒歩で移動する際には周囲に十分注意してください。また,下記に記載のない場所でも犯罪被害は発生していますので油断は禁物です。犯罪手口の詳細については「安全対策基礎データ」を参照してください。
(1)ヨハネスブルグ:「十分注意してください。」
 ヨハネスブルグの市街中心地(Central Business District(CBD),カールトンセンター付近からヨハネスブルグ中央駅及びヒルブローに至る地区)は,サッカーワールドカップ会場であったエリスパーク・スタジアムも含めて,殺人,強盗,強姦,恐喝,暴行,ひったくり,車上狙い,麻薬売買等の犯罪が,時刻,場所を問わず発生しています。CBDに位置するヨハネスブルグ中央駅付近や長距離バスターミナル等においては,邦人旅行者が付近を通行中に首絞め強盗(旅行者を複数で襲い,突然背後から首を絞めて所持品を奪う強盗)に襲われる事件が発生しています。これらの事件は白昼,人通りが多い所でも発生しており,中には長距離バスから下車した直後に襲われた例もありますので,可能な限り市中の公共輸送機関の利用は避け,CBDには立ち入らないようお勧めします。やむなく長距離バスを使う場合には,宿泊先や訪問先に出迎えを依頼し,出迎えが来るまでターミナルビル内に留まるようにしてください。また,タクシーを利用する場合には宿泊先等を通じて信頼できる業者を手配し,利用してください。
 タウンシップ内においては,他のアフリカ諸国からの不法移民を狙った襲撃事件が発生していること,行政サービスが不十分であるとする不満からデモや暴動が度々発生していること,一般犯罪の発生率も高いことから,ソウェトなどの有名なタウンシップであっても信頼できる案内人の同伴なしに立ち入ることは避けてください。ソウェト付近には,サッカーワールドカップの決勝戦会場となったサッカーシティー・スタジアムがありますが,試合観戦目的以外では近寄らない方が賢明です。
 同市北部郊外のサントン,ローズバンク,ハイドパーク,ブライアンストン,フォーウェイズ,デンファンやその周辺地区は一般的には比較的安全と言えますが,ショッピングセンター内の銀行や宝石店,ファストフード店に武装強盗団が押し入り,警備員や駆けつけた警官との間で銃撃戦となった事件や,在留邦人がよく利用するレストランの営業時間中に拳銃強盗が押し入り,店からだけでなく客からも金品を強奪する事件も発生しています。また,車を尾行して住居前で停まったところを襲撃する尾行強盗や,犯罪捜査を口実に通行する車を停めて身分証明書や財布等の提示を求め,財布から高額紙幣を抜き取る偽警官による被害も報告されています。同市東部のブルマ地区にある中国人街は,在留邦人も利用する地域ですが,必ずしも安全ではありませんので,常に周囲への注意を怠らないなど十分注意することが大切です。
 ヨハネスブルグ空港(O.R.Tambo国際空港)には,最近,メーターを備えたタクシーが客待ちをするようになりました。利用にあたっては空港ロビー内のタクシースタンドで事前に料金額(市内までの一律料金,又はメーターによる課金)を確かめてから乗車してください。可能であれば,空港到着前に宿泊先や旅行会社を通して送迎車(タクシー含む)をあらかじめ依頼しておくことをお勧めします。
 同空港とプレトリアを結ぶ高速鉄道(Gautrain,ハウトレイン)は安全に利用できます。但し,各駅から安全に利用できる交通手段が限られていますので,宿泊先や訪問先に駅への出迎えを依頼することをお勧めします。

(2)プレトリア:「十分注意してください。」
 首都プレトリアは,ヨハネスブルグの北方約70kmに位置しており,犯罪発生傾向もヨハネスブルグと似ています。セントラル地区において強盗や窃盗等の犯罪が日常的に発生しており,サッカーワールドカップ会場であったロフタス・スタジアムがあるサニーサイド地区やプレトリア・ウエスト地区でも武装強盗や殺人・強姦といった凶悪事件,スマッシュ・アンド・グラブ(下記3.(4)(イ)参照),カージャック,自動車・バイク盗,車上狙いが多発しています。マメロディなどの近隣のタウンシップにおいても一般犯罪の発生率が高いので,立ち入ることは極力避けてください。
 日本国大使館付近のブルックリン地区など,以前は比較的安全であった同市南部郊外においても一般住宅への武装強盗の襲撃事件が増加しています。また,プレトリア駅周辺やバスターミナル付近では,日中でも邦人旅行者が路上強盗(首絞め強盗)に遭う事件が報告されていますので,高速鉄道やバスを利用する方は,あらかじめ宿泊先又は旅行業者等に送迎車を依頼するようにしてください。また,市内滞在中は,周囲に対する警戒を怠らず,身の安全を第一に考えて慎重に行動してください。

(3)ケープタウン:「十分注意してください。」
 観光地として有名なケープタウンにおいても犯罪件数は高水準で推移しており,他都市と同様に十分な注意が必要です。市街中心地(Central Business District (CBD))は,日中の人通りが多い時間帯は比較的安全であり,徒歩による観光を楽しむことができます。但し,単独で散策していた邦人旅行者が中央駅前で路上強盗に遭う事件等が過去に報告されていますので,時間帯を問わず複数名での行動を心がけ,訪問先は観光名所や人通りの多い場所に限定することが賢明です(中央駅やグランド・パレード周辺は観光客も少なく一人歩きはお勧めできません)。また,週末は日中であっても閑散とするエリアが多く注意が必要です。
 夜間のオフィス街(アデレー・ストリート等の商業ビルが立ち並ぶエリア)は日中の賑やかさとは対照的に,人通りが絶えて寂しい場所になりますので,歩くことは避け,移動には必ず車を利用するようにしてください。夜間はロング・ストリートやその周辺エリアが現地の若者や各国旅行者で賑わいますが,邦人旅行者が被害に遭う暴行事件も報告されていますので,同エリアを訪問する際には不用意に行動するのではなく,事前にガイドブックや現地事情に詳しい人から情報を得て,目的地まで宿泊先などで手配したタクシー等で直行することが賢明です。
 V&Aウォーターフロント(Victoria & Alfred Waterfront)地区は,警備員が多数配置されていることもあり,夜遅くまで観光客や現地人で賑わっています。夜間は複数名での行動が賢明ですが,周囲に対する警戒を怠らない等の基本的事項を厳守すれば,路上強盗等の犯罪被害に遭うリスクは低いと言えます。なお,同地区に隣接し,サッカーワールドカップの試合会場となったケープタウン・スタジアムがあるグリーンポイント地区は,夜間は人通りが少ない場所ですので近寄らないよう注意が必要です。
 タウンシップには,ギャングや麻薬密売者,売春婦等が多く,例えば,ケープタウンの代表的なタウンシップであるニャンガやカエリチャ地区の殺人事件発生率は南アフリカ最高水準です。タウンシップへの訪問を希望する場合には,レンタカー等での単独訪問はせず,必ず現地事情に詳しい案内人を同伴させてください(観光案内所にてタウンシップ・ツアーの情報があります)。
 市街地や海岸線を一望できるテーブルマウンテンは年間を通し観光客で賑わっています。最近は警備が強化されていますが,犯罪被害は増加傾向にあり,常に周囲への注意を怠らないなど基本的注意事項を厳守する必要があります。テーブルマウンテン頂上へはケーブルカーを利用する他に徒歩による登山も可能ですが,特に登山客に対する強盗被害が発生していますので,登山は,当日の天気やルートを事前に確認し,複数名での行動を心がけてください。
 ケープ半島には喜望峰やボルダーズ・ビーチ(同ビーチに生息するペンギンが有名)等の観光名所があり,多くのツアーが組まれていますが,信頼のおける旅行会社のツアーに参加すれば犯罪被害に遭うリスクは低いと言えます。レンタカー等で自ら運転する場合には,タウンシップ等の地域に迷い込むと危険ですので,事前にルートをよく確認するようにしてください。
 最近ケープタウンでは,乗り合いタクシーに扮した車両(運転手と乗客が結託)に客をおびき寄せ車内で金品を強奪するという事件が発生しています。人の少ない不慣れな場所からの乗合いタクシー利用は極力避け,特に夜間は短距離であっても信頼のおけるタクシー会社を利用するようにしてください。
 また,邦人旅行者や在留邦人からのクレジットカードの被害(スキミング被害)報告も増加傾向にあります。高級ホテルやレストランであっても油断は禁物です。

(4)ダーバン:「十分注意してください。」
 市中心部のセントラル地区などの治安状況は悪く,殺人,住居侵入強盗,路上強盗の犯罪が多発していますので,昼夜を問わず市中心部では一人歩きは避け,慎重に行動してください。同地区では人通りが多くにぎやかな通りに,荒れて閑散とした通りが隣接しているところがあります。危険だと思ったら,直ぐに引き返してください。通り抜けようとすると更に危険な地域に立ち入ってしまうことがあります。セントラル地区のダーバン国際会議場と隣接の高級ホテル周辺,海岸沿いのマリーンパレード通りにある高級ホテル街でも,散策中の邦人旅行者が強盗やひったくりに遭う被害が発生しています。これらのホテルに投宿する際には,周辺事情についてホテル側に尋ねるようお勧めします。特にサウスビーチに近いポイント地区及び同地区に面したエリアでは,路上強盗が多く発生しているとの警察からの報告があります。
 セントラル地区北側にあり,サッカーワールドカップの試合会場となったモーゼス・マヒダ・スタジアムとその周辺の公園や,同地区南隣のポイント地区にあるシーワールド付近は,日中は安全と言えますが,夜間は人通りが絶えて寂しい場所ですので,行動には注意してください。
 ダーバン空港と市内及び郊外のホテルを結ぶシャトルバスやダーバン市内の観光ポイントを結ぶ巡回バスの使用は,乗車前に料金を確認するなど十分注意してください。移動手段としては,宿泊先や旅行会社が斡旋するタクシーか,運転手付きレンタカーの方が信頼できます。同市郊外は比較的安全と言えますが,ホテルロビー等での置き引き事件が発生していますので,手荷物などに十分注意を払うなどの用心が必要です。

(5)他の都市
 南アフリカでの犯罪は,都市部で多く発生しており,手口等も似通っています。上記4都市ほどではありませんが,サッカーワールドカップの試合開催都市となったポートエリザベス,ブルームフォンテイン,ネルスプリット,ポロクワネ,ラステンバーグやその他の都市においても拳銃強盗などに遭遇する可能性がありますので,十分注意してください。また,宿泊先等から防犯情報を入手することをお勧めします。

(6)上記以外の観光地
 ガーデンルート(ケープタウンとポートエリザベスを結ぶ海岸線の観光ルート)は都市中心部に比べると比較的安全といえますが,日本人観光客が置き引きの被害にあった例がありますので,携行品については上記都市と同様に注意を払ってください。
 クルーガー国立公園やその周辺についても同様ですが,それに加えて大型野生動物に対する注意が必要です。公園のレンジャーなどから説明される注意事項を良く守ってください。

 つきましては,上記の各地域に渡航・滞在される方は,犯罪や事件に巻き込まれないよう,それぞれの情勢を踏まえ,十分注意してください。


3.滞在に当たっての注意
 旅行者及び滞在者は,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在南アフリカ日本国大使館,在ケープタウン出張駐在官事務所,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。滞在に当たっては,「安全対策基礎データ」を参照するとともに,下記の各事項についても十分注意してください。
 
(1)渡航者全般向けの注意事項
(イ)南アフリカの大都市では,強盗事件が非常に多く発生しています。上記2.に列記した地区以外でも,滞在中に強盗に遭遇する可能性があります。このため,次の点に注意してください。
(a)銃器やナイフなどの武器を持った強盗に遭遇した時は,生命に危険が及ぶ可能性がありますので,抵抗したり相手を刺激するような行為や言動は避けてください。また多額の現金は持ち歩かないでください。
(b)クレジットカードや国際キャッシュカードは,盗難時に直ちに失効手続がとれるよう,番号や連絡先を別途記録しておいてください。また,クレジットカードを複数お持ちの方は,万一に備えてホテルの金庫に1枚保管するなどして,盗難に遭ってもその後の行動,滞在などが続けられるように工夫してください。
(c)銀行やATM等から現金を引き出した直後に強盗に襲われる事件や,カード情報の読み取り機を仕掛けられたATMを介して,現金が不正に引き出される事件が発生しています。人通りの多いショッピングセンター内であっても安心できません。ATMから現金を引き出す際は周囲の状況に注意を払うようにしてください。

(ロ)クレジットカードのデータを不正に読み取って多額の引き落としを謀るスキミングの被害も非常に多く報告されています。クレジットカードを使用する際にはカードから目を離さないようにしてください。多くのレストランでは清算用のカード読み取り機を客のテーブルまで持ってきますが,そうでない店の場合には自分でレジまで赴いてください。高級ホテルやレストランにおいても,従業員が買収されている可能性がありますので,油断は禁物です。

(ハ)タウンシップに信頼できる案内人の同伴なしに立ち入ることは避けてください。また,タウンシップに限らず,多数の人が集まる場所でデモや暴力事件を見かけた場合は,当事者だけでなく,見物人も含めて暴徒化し,略奪行為に発展する可能性がありますので,直ちにその場を離れてください。

(ニ)南アフリカへの渡航に当たっては,日本のパスポート所持者が観光や業務で90日以内の滞在を目的とする場合には査証(ビザ)は不要ですが,事前に,パスポートの残存有効期間が滞在予定期間に加え30日以上あること,及び南アフリカ入国時に未使用の査証ページが2ページ以上あることを確認してください。足りない場合には,南アフリカ入国を拒否される可能性があります(海外の南アフリカ大使館の案内では「1ページ以上」とされていますが,2ページ以上ないとして南アフリカへの航空機搭乗を拒否されたケースも出ています)。また,第三国を経由して南アフリカに入国する際にも同様に必要ですので,少なくとも訪問国数分以上の未使用のページが必要となります。

(ホ)外出時にパスポートを所持していなかった在留邦人が警察に拘束されるという事件も発生していますので,滞在中は常にパスポートを携行するようにしてください。

(ヘ)南アフリカからその周辺国に陸路で移動する場合には,国境の検問所において必ず双方の国の出入国手続きと税関手続きを受けてください。南アフリカから隣国に入国する際に,国境ゲートを開閉する係官のあいまいな指示のために入国印を得ないまま隣国に入国してしまった日本人旅行者が,出国時に入国印が無いという理由で逮捕拘束されたケースがありますので,十分注意してください。

(ト)ヨハネスブルグ空港での乗り換えの際に,機内預け入れの荷物のカギが壊されて貴重品を盗まれたり,荷物そのものが紛失する例が目立ちます。貴重品,カメラやビデオなどのほか,若干の着替えなども機内持ち込み手荷物にするなどの用心が必要です。また,最近では,各航空会社とも機内持ち込み手荷物の規定(サイズ,重量)が相当厳しくなっていることにも留意が必要です。

(チ)十分な医療を受けられる医療機関は,私立病院にほぼ限られており,その医療費は高額ですので,事前に十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。なお,クレジットカード付帯の保険だけでは補償金額が十分でないため,自己負担額が極めて高額になることがあります。

(2)団体観光旅行者向けの注意事項
(イ)添乗員や現地ガイドが同行する団体観光旅行者もホテルロビーやレストランにて置き引きの被害に遭う事件が過去に数件発生しています。

(ロ)体調不良となっても日程を変えることができずに無理を重ねて入院に至るケースが起こっています。南アフリカは日本から遠く,時差も大きい上に南半球にあるため季節は日本と逆であり,また一部の都市や観光地は高地にあります。疲労が蓄積しやすいことに留意して,旅程に余裕のあるツアーを選ぶよう心がけてください。健康上の注意については「安全対策基礎データ」を参照してください。

(3)個人観光旅行者向けの注意事項
(イ)南アフリカには近距離鉄道や市中バスなどの公共輸送機関はありますが,観光客用に整備されていないため観光に便利ではありません。また,車内や駅・バスターミナル内外での犯罪発生率は高いので利用することはお勧めしません。市内観光などは,宿泊先や旅行会社が手配するツアーを利用してください。移動には,宿泊先を通してタクシーを依頼するか,レンタカー(運転手付きのサービスあり)を依頼してください。

(ロ)ブルートレインなどの長距離観光列車は比較的安全ですが,2010年4月には脱線事故が発生しました。今後も類似の事故の発生や途中駅に停車した際に犯罪に遭う可能性は否定できませんので,乗務員の安全に関する説明には注意を払ってください。グレイハウンドなどの長距離バスも比較的安全ですが,乗降時には十分注意してください。特に,大都市のバスターミナル周辺では強盗被害が多いので,利用される際には宿泊ホテルや旅行社を通して送迎車を利用してください。

(ハ)ケープタウンのある西ケープ州等では,これまでにも邦人旅行者が希少動植物の違法採取の容疑で逮捕される事件が発生しています。貴重な動植物が生息する南アフリカでは,自然保護の観点から近年取締りが強化されていますので,不用意に昆虫その他の動植物等の採取等はしないでください。

(4)長期滞在者,出張者向けの注意事項
(イ)交差点で停車中に助手席側窓ガラスを割り,座席上においてあるバッグ等を強奪する「スマッシュ・アンド・グラブ」が多発していますので,車のドアは必ずロックし,助手席等外部から見える場所にバッグやウエストポーチ,貴重品等を置かないでください。ちなみに,女性一人での運転は被害に遭いやすい傾向にあります。また,ヒッチハイクしている者は乗せない,暗い道を通行中は停車しない等の注意も必要です。

(ロ)住居や勤務先への侵入強盗が増えています。また帰宅時に不審車両に追尾され,自宅前で止まったところを武装強盗に襲われるといった被害例もあります。住居や勤務先の防犯対策に万全を期すとともに,外出の際には犯罪に巻き込まれないよう身の周りの安全に十分注意してください。

(ハ)過去に,正規の労働許可(労働査証)を取得するよう南アフリカ内務省より警告を受けたにもかかわらず,業務のためとして,労働査証を取得せずに90日以内の南アフリカ滞在を繰り返した例が報告されています。この場合は,たとえ所属会社内では長期出張の扱い(現地への転勤扱いではない)であっても,あらかじめ在日南アフリカ大使館から労働査証を取得するようにしてください。

(ニ)ナイジェリアを主な舞台として頻発してきた国際的詐欺事件(通称419事件)が南アフリカにおいても頻繁に発生しており,邦人の被害も度々報告されていますので十分注意してください。この事件は詐欺だけに止まらず,武装した犯人による監禁,身代金要求といった犯罪手口も出てきています。2008年9月には偽の商取引におびき寄せられた日本人出張者が誘拐され,身代金を要求されましたが,南アフリカ警察により救出されました。しかし,外国人被害者の中には殺害された例がありますので,十分な注意が必要です(詳細については,「安全対策基礎データ」及び広域情報を参照してください。)。

(ホ)現地に3か月以上滞在する方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの在南アフリカ日本国大使館又は在ケープタウン出張駐在官事務所に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は南アフリカを去る(一時的な旅行を除く)ときは,その旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット, http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また,郵送,FAXによっても行うことができますので,在南アフリカ日本国大使館まで送付してください。


4.隣国のナミビア,モザンビーク及びジンバブエの危険情報にも留意してください。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3680
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/  
              http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
○在南アフリカ共和国日本国大使館
  住所:259 Baines Street, corner Frans Oerder Street, Groenkloof,
     Pretoria 0181, Republic of South Africa.
  電話:(市外局番012)452-1500
   国外からは(国番号27)12-452-1500
  FAX :(市外局番012)460-3800
   国外からは(国番号27)12-460-3800
  ホームページ: http://www.za.emb-japan.go.jp/index_jp.html
○在ケープタウン出張駐在官事務所
  住所:2100 Main Tower, Standard Bank Centre, Heerengracht,
     Cape Town 8001, Republic of South Africa
  電話:(市外局番021)425-1695
   国外からは(国番号27)21-425-1695
  FAX :(市外局番021)418-2116
   国外からは(国番号27)21-418-2116