情報種別:海外安全情報(スポット情報)
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トルコ:ISIL(イラクとレバントのイスラム国)関係者摘発に伴う注意喚起

2017年2月10日

【ポイント】
●各地でISIL関係者の摘発が続いています。引き続き全土においてISILによるテロの脅威が存在します。テロに対する警戒を強化し,以下の事項に努めてください。
(1)最新の関連情報を入手する。
(2)テロの標的となりやすい場所(※)にはできるだけ近づかないようにする。
(3)特に,軍,警察,治安関係施設には近づかない。 
(4)外出の際には周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。
※ナイトクラブを始めとする娯楽施設,観光施設,リゾート地,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット等人が多く集まる施設,公共交通機関,政府関連施設,欧米関連施設や欧米人が多く集まる場所等。

☆詳細については,下記の内容をよくお読み下さい。

1 トルコ当局は,特に2月5日−6日にかけて国内29県において対ISIL(イラクとレバントのイスラム国)同時捜査を集中的に行うなど,これまでに800名以上を拘束しています(下記4「2月5日−6日の捜査における各県の拘束者の内訳」参照)。拘束者の中には,国内でのテロを準備していた者が含まれる旨報じられています。
 また,2月9日付報道によれば,シリア国境に近いガジアンテップにおいて,新たにISIL容疑者4人が拘束され,約150キロの爆発物を使用して作製された自爆ベルト24点,自動小銃2丁などが押収されています。

2 ISILは,これまでその指導者や広報担当者による声明,及びその広報誌などでトルコをテロの標的として名指ししています。2017年1月1日には,イスタンブール市内のナイトクラブで銃撃テロ事件が発生し,ISILが犯行声明を発出しました。今回の捜査により,多くのISIL関係者が拘束されていますが,これに対する報復テロの可能性を含め,トルコ国内では全土において引き続きISILによるテロの脅威が存在することに注意してください。
  また,イスラム過激派組織ではありませんが,特にトルコ南東部においてPKK(クルド労働者党),都市部ではその関連組織である「クルディスタン解放の鷹(TAK)」等によるテロも発生しています。

3 上記を踏まえ,トルコではテロに対する警戒を強化し,以下の事項に努めてください。
(1)最新の関連情報を入手する。
(2)テロの標的となりやすい場所(※)にはできるだけ近づかないようにする。
(3)特に,軍,警察,治安関係施設には近づかない。 
(4)外出の際には周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。
※ナイトクラブを始めとする娯楽施設,観光施設,リゾート地,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット等人が多く集まる施設,公共交通機関,政府関連施設,欧米関連施設や欧米人が多く集まる場所等。

4 2月5日−6日の捜査における各県の拘束者の内訳(報道により判明しているもの)
−イスタンブール及びコジャエリ:18名
−アンカラ:60名
−イズミール:8名
−ブルサ:105名
−コンヤ:37名
−アドゥヤマン:10名
−アダナ:53名
−シャンルウルファ:150名
−カイセリ:20名
−チョルム:19名
−ヴァン:8名
−ディヤルバクル:4名
−マラティヤ:2名
−ムーラ:3名
−ビンギョル:10名
−エラズー:12名

参考:トルコ「海外安全情報」:
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_052.html#ad-image-0

参考:「広域情報・スポット情報」
・「トルコ:アンカラ県庁の集会・デモ行進の一時的な禁止に伴う注意喚起」(2017年01月11日)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C008.html
・「トルコ:イスタンブール市内ナイトクラブにおける銃撃テロ事件発生に伴う注意喚起」(2017年01月01日)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C002.html
・「トルコ: 駐トルコ・ロシア大使殺害事件に伴う注意喚起」(2016年12月20日)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2016C343.html
・「トルコ:イスタンブールにおけるテロ事件発生に伴う注意喚起」(2016年12月12日)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2016C337.html
・「イスラム過激派組織「ISIL(イラクとレバントのイスラム国)」指導者の声明発出に伴う注意喚起」(2016年11月04日)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C295.html


3 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

4 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室
  電話:(代表)03-3580-3311(内線3407)
○外務省領事局海外邦人安全課
  電話:(代表)03-3580-3311(内線2306)
○外務省海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)
(現地公館連絡先)
○在トルコ日本国大使館
 住所:Resit Galip Caddesi No. 81,06692,G.O.P., Ankara, Turkey
 電話:(国番号90)-312-446-0500
 ホームページ:http://www.tr.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在イスタンブール日本国総領事館
 住所:Tekfen Tower 10th Floor, Buyukdere Caddesi No. 209, 4.Levent, 34394, Istanbul, Turkey
 電話:(国番号90)-212-317-4600
 ホームページ:http://www.istanbul.tr.emb-japan.go.jp/index_j.html






○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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