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ウルグアイ
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。
ウルグアイの危険情報【一部地域の危険レベル新規発出】
2025年3月25日
【危険レベル】
● モンテビデオ県ラ・テハ地区、パソ・デ・ラ・アレナ地区、ベルベデレ地区、カサボ地区、ヌエボ・パリス地区、プラド地区、セロ・ノルテ地区、セロ地区、ラ・パロマ地区、トレス・オンブエス地区、マンガ地区、ピエドラス・ブランカス地区、プラシド・エジャウリ地区、カサバジェ地区、ラス・アカシアス地区、ペレス・カステジャーノス地区、ビジャ・エスパニョーラ地区、ウニオ地区、メルカド・モデロ地区、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区、アイレス・プーロス地区、マルビン・ノルテ地区、クルス・デ・カラスコ地区、カラスコ・ノルテ地区、カラスコ地区、プンタ・ゴルダ地区、マルビン地区、ラ・ブランケアダ地区、ビジャ・ガルシア地区、バニャードス・デ・カラスコ地区、ラス・カンテラス地区、マローニャス地区、フロール・デ・マローニャス地区、イツサインゴ地区、ハルディネス・デル・イポドロモ地区及びブンタ・デ・リエーレス地区
レベル1:十分注意してください。(新規)
【ポイント】
● モンテビデオ県内の上記地区では、麻薬組織間の抗争に伴う、殺人や銃撃などの凶悪犯罪が多数報告されています。
● 現在までに、麻薬組織間の抗争において日本人を含めた外国人の被害報告はありませんが、一般市民が犠牲となる事案も発生しており、これらの地区を訪れる際には細心の注意が必要であることから、危険レベル1を新たに発出します。
1 概況
(1)ウルグアイでは、民主政治が安定し、内乱、クーデター、暴動等が発生する可能性は低い一方、首都圏に該当するモンテビデオ県やカネロネス県の特定地域では、殺人、強盗及び窃盗事件等の一般犯罪が昼夜を問わず発生しています。
(2)首都モンテビデオ県内においては、麻薬組織間の抗争などによる、銃撃事件や殺人事件等が頻繁に発生しており、特に、危険レベル1を新たに発出する地区の多くは、麻薬組織間の縄張り争いが発生していることから、これらの地区に立ち入った場合、銃撃等の抗争に巻き込まれる危険があります。
2 地域別情勢
モンテビデオ県ラ・テハ地区、パソ・デ・ラ・アレナ地区、ベルベデレ地区、カサボ地区、ヌエボ・パリス地区、プラド地区、セロ・ノルテ地区、セロ地区、ラ・パロマ地区、トレス・オンブエス地区、マンガ地区、ピエドラス・ブランカス地区、プラシド・エジャウリ地区、カサバジェ地区、ラス・アカシアス地区、ペレス・カステジャーノス地区、ビジャ・エスパニョーラ地区、ウニオ地区、メルカド・モデロ地区、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区、アイレス・プーロス地区、マルビン・ノルテ地区、クルス・デ・カラスコ地区、カラスコ・ノルテ地区、カラスコ地区、プンタ・ゴルダ地区、マルビン地区、ラ・ブランケアダ地区、ビジャ・ガルシア地区、バニャードス・デ・カラスコ地区、ラス・カンテラス地区、マローニャス地区、フロール・デ・マローニャス地区、イツサインゴ地区、ハルディネス・デル・イポドロモ地区及びブンタ・デ・リエーレス地区
レベル1:十分注意してください。(新規)
(1)モンテビデオ県ラ・テハ地区、パソ・デ・ラ・アレナ地区、ベルベデレ地区、カサボ地区、ヌエボ・パリス地区、プラド地区、セロ・ノルテ地区、セロ地区、ラ・パロマ地区及びトレス・オンブエス地区
上記地区は、殺人、強盗、窃盗、暴力事件が日常的に発生する危険地帯です。特に、セロ地区、セロ・ノルテ地区、ラ・パロマ地区、ラ・テハ地区等では麻薬組織間抗争が激化しており、社会問題となっています。セロ・ノルテ地区では、麻薬組織であるロス・コロラドス、ロス・スアレス、ロス・フェルナンデス・アルビンの間で、縄張り争いに起因する三つ巴の抗争が発生しており、2024年には銃撃戦で乳児が死亡しています。また、セロ地区には、観光地であるモンテビデオの丘とセロ要塞がありますが、昼夜を問わず銃器を使用した強盗事件等が多発しており、外国人の被害も発生しています。
(2)モンテビデオ県マンガ地区、ピエドラス・ブランカス地区、プラシド・エジャウリ地区、カサバジェ地区、ラス・アカシアス地区、ペレス・カステジャーノス地区、ビジャ・エスパニョーラ地区、ウニオ地区、メルカド・モデロ地区、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区及びアイレス・プーロス地区
ビジャ・エスパニョーラ地区、カサバジェ地区、ラス・アカシアス地区、プラシド・エジャウリ地区、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区等では麻薬組織間抗争が激化しており、社会問題となっています。特に、ラス・アカシアス地区内のマルコーニやコッポラ等のエリアや、隣接するプラシド・エジャウリ地区では、ロス・ファグアガ、ロス・カルベイラ、タト・バルトロ等の麻薬組織の間で、縄張り争いに起因する抗争が発生しています。2025年2月には、マルコーニで警察官が銃撃を受けて殺害される事件が発生しているほか、隣接するプラシド・エジャウリ地区において、銃撃により未成年1人が死亡、未成年5人を含む6人が負傷する事件が発生しました。
また、セリート・デ・ラ・ビクトリア地区は、昼夜を問わず銃器を使用した殺人や強盗事件等が発生しています。
(3)モンテビデオ県マルビン・ノルテ地区、クルス・デ・カラスコ地区、カラスコ・ノルテ地区、カラスコ地区、プンタ・ゴルダ地区、マルビン地区及びラ・ブランケアダ地区
上記地区のうち、市内を東西に走るイタリア通りより北側に位置する各区は、殺人、強盗、窃盗及び暴力事件が日常的に発生しています。特にカラスコ・ノルテ地区、クルス・デ・カラスコ地区、マルビン・ノルテ地区等では麻薬組織間抗争が激化しており、2023年11月に銃撃戦が発生し2人が死亡したほか、2024年1月には麻薬組織のロス・アルビンの構成員が対立する組織であるロス・スアレスの構成員を襲撃し、未成年を含む2人が殺害されています。
また、マルビン・ノルテ地区内に所在するボイス・イ・メリノ通りやホセ・デ・エスプロンセダ通りは、ピラニア強盗(路上強盗の一種で、集団で襲い金品を強奪する手口)の多発地帯となっており、ウルグアイ内務省によって「重点警戒区域」に指定されています。
(4)モンテビデオ県ビジャ・ガルシア地区、バニャードス・デ・カラスコ地区、ラス・カンテラス地区、マローニャス地区、フロール・デ・マローニャス地区、イツサインゴ地区、ハルディネス・デル・イポドロモ地区及びブンタ・デ・リエーレス地区
上記地区では、殺人、強盗、窃盗及び暴力事件が日常的に発生しているほか、フロール・デ・マローニャス地区、ハルディネス・デル・イポドロモ地区、イツサインゴ地区等では、麻薬組織間で様々な衝突が発生しています。2024年4月に警察官が襲撃を受けたほか、同年6月には一般女性が麻薬組織間の銃撃に巻き込まれて負傷するなど、一般市民にも被害が発生しています。また、違法薬物の販売所が多く存在していると言われています。
つきましては、これらの地域を訪れる場合は、最新の治安関連情報の収集に努めるなど、十分注意してください。
3 渡航・滞在に当たっての注意
(1)報道等から治安情勢に関する最新情報を入手し、不測の事態に巻き込まれないよう、デモ等には決して不用意に近づかず、仮にこれらの場所に通りかかった場合には、極力、直ちにその場から離れ、安全な場所へ避難してください。
(2)麻薬組織等の活動地域は、観光地や主要道路に近く、多くの渡航・滞在者が近傍を通過する可能性があるエリアと接しています。警察の取締りは強化されていますが、十分な抑制が出来ていない状況にあります。最新の情報収集に努め、GPSを用いたナビゲーションの自動ルート検索に頼り切ることなく、必要に応じて一層安全な経路を選択するようにしてください。
(3)日本国外務省、在ウルグアイ日本国大使館、現地関係機関、報道等から最新の情報を入手するよう努めてください。
ウルグアイにおける主要な犯罪の詳細は、
・安全対策基礎データ
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_242.html )
・在ウルグアイ日本国大使館のホームページ
(https://www.uy.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )
に掲載していますので、こちらも御参照ください。
(4)現在のところ、ウルグアイにおいてテロ・誘拐による日本人の被害は確認されていません。他方、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、短時間誘拐を含め、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。誘拐の被害を未然に防ぐため、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の安全のための三原則を念頭に、日常における予防を忘れないでください。通勤時間や経路を常に変更する、外出や帰宅時に、周囲に不審者や不審車両が見当たらないかチェックする等の対策が必要です。万一拘束された場合には、犯人の指示に従い、むやみに抵抗しないことが肝要です(誘拐対策の詳細は「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」( https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )をご参照ください。)。テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人もテロ・誘拐の標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
ウルグアイの「テロ・誘拐情勢」も、併せてご確認ください。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_242.html )
(5)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
(6)ウルグアイに3か月以上滞在される方は、在ウルグアイ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。また、3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ウルグアイ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html )
(7)なお、近隣国には、別途それぞれ危険情報が発出されていますので留意して下さい。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地大使館連絡先)
○在ウルグアイ日本国大使館
住所:Bulevar General Artigas 953, Montevideo, Uruguay
電話:2418-7645(24時間対応)
国外からは(国番号598)-2418-7645(24時間対応)
FAX: 2418-7980
国外からは(国番号598)-2418-7980
ホームページ:http://www.uy.emb-japan.go.jp/index_japones.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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