=-=-=-=-=-=-=-=
マラウイ
=-=-=-=-=-=-=-=
情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

マラウイの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2024年1月16日

【危険度】
●全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●日本人被害の大半は首都リロングウェや南部商業都市ブランタイヤで発生しています。被害内容はスリ、ひったくり、強盗、建造物侵入、空き巣等です。外国人の存在は非常に目立つため、滞在時は十分注意が必要です。
●マラウイでは、2025年9月に大統領選挙を含む総選挙が予定されています。公式な選挙キャンペーンは2024年9月から開始するため、当該期間には多人数の集会に端を発した暴動事案等の発生が予想されます。報道等から最新の情報を入手する等、十分注意してください。

1 概況
(1)マラウイ国内における犯罪の大半は、窃盗、ひったくり、建造物侵入等の軽犯罪であり、件数は増加傾向にあります。また、近年、国内の収入格差が広がり、貧困層に加えて近隣諸国からの不法移民が銃器と共に流入しており、犯罪の手口が凶悪化かつ組織化し、殺人及び13歳以下が被害者となる強姦も増加傾向にあります。建造物侵入に関しては、複数の強盗団による侵入事案が主流であり、電気業者や警察官に変装したり、警備員や使用人が犯罪者を手引し集団で住居に侵入したりするケースが報告されています。また、慢性的な電力不足から道路の外灯は常に消灯しているため、道路に置き石をして停車車両を襲撃したり、通行人を襲撃したりするなど夜間の犯行が頻発しています。

(2)政府に対する抗議デモが行われると、一部の参加者が暴徒化し、道路封鎖、投石、放火、略奪等の暴力行為を伴う事件が発生します。マラウイでは、2025年9月に大統領選挙を含む総選挙が予定されています。公式な選挙キャンペーンは2024年9月から開始するため、当該期間には多人数の集会に端を発した暴動事案等の発生が予想されます。デモが行われるルートは当局による規制等も行われますので、報道等により最新情報の入手に努めると共に、多数の人が集まる場所には近づかない等、ご自身の安全確保に努めてください。

(3)これまでのところマラウイ国内でイスラム過激派によるテロは発生しておらず、マラウイにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、マラウイ政府はモザンビークから国境を越えてくるテロリストを警戒しています。近年は、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが世界各地で頻発しています。これらは組織性が低い単独犯によるテロが多く、事前の取り締まりが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
 特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は警備や監視が手薄で不特定多数の人が多く集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。詳細は、マラウイ「テロ・誘拐情勢」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_120.html )もあわせてご参照ください。

2 地域別情勢

全土レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)首都リロングウェや南部商業都市ブランタイヤ、旧首都ゾンバ等都市部における犯罪は、複数の強盗団による建物侵入事案が主流です。電気会社や警察を装ったり、警備員が犯罪者を手引きし、集団で住居に侵入したりする事案等が報告されています。また、慢性的な電力不足から街灯は消灯していることが多く、道路に置き石をして停車させ、車両を襲撃するなど、夜間の外出には十分注意が必要です。

(2)2017年にはHuman Bloodsuckers(吸血鬼)にまつわる噂話が引き金となって、ムランジェ、チョロ、チラズル、ンサンジェ、パロンベ、マンゴチ、ゾンバの農村部、ブランタイヤの農村部及びその周辺地域において、自警団による暴行事件が発生し、9人の犠牲者が出ています。

 つきましては、マラウイに渡航・滞在される方は夜間の外出を避け、周囲の状況に注意し犯罪に巻き込まれないように十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 日本人も犯罪被害に遭っています。マラウイでは外国人は非常に目立つうえに裕福と認識されているため、常に犯罪被害に遭う可能性があることを意識して行動してください。安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_120.html )もご参照ください。
 マラウイに3か月以上滞在される方は、在マラウイ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張など等の際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在マラウイ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 隣国のタンザニア、モザンビーク及びザンビアの危険情報にも留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)9850
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在マラウイ日本国大使館
 住所:Plot No.14/191 Petroda Glass House
    P.O.Box 30780 Lilongwe3、 Malawi
 代表電話:+265-885-302-222
 緊急番号:+265-999-985-360
 ホームページ:https://www.mw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html



−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−