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コンゴ共和国
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

コンゴ共和国の危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】(更新)

2016年11月2日

【危険度】
●プール地方南部及びブエンザ地方東部
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●中央アフリカ国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域(ブラザビル市周辺を含む)
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●プール地方南部及びブエンザ地方東部では,武装集団と治安当局による衝突が繰り返し発生し,治安情勢が悪化していることから,これら地域の危険度をレベル3に引き上げます。これら地域への渡航は止めてください。
●中央アフリカ国境地帯では,中央アフリカの政情不安や劣悪な治安状況を受け,1.8万人以上の難民がコンゴ共和国に流入しているほか,反政府勢力や犯罪集団等が侵入し,国境周辺の治安が悪化するおそれがあるため,国境地帯への渡航は止めてください。

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

1 概況
(1)コンゴ共和国では,2016年3月20日に大統領選挙が行われ,サス・ンゲソ現職大統領が60%以上の票を得て再選しましたが,4月4日未明,ブラザビル市南部において,この結果に不満を有しているとみられる武装集団と治安当局との間で,銃撃戦が発生しました。9月以降も,プール地方南部及びブエンザ地方東部にて,同じ武装集団による治安部隊への襲撃が繰り返し発生しています。このため,コンゴ共和国政府は武装組織の指導者とみられる者等に逮捕状を発布するとともに,同地域に治安部隊を派遣の上,捜索活動を開始しました。また,プール地方では,武装組織と治安当局の衝突により,国内避難民約4000名の発生,混乱に便乗した強盗事件等も報告されており,これら地域の治安が悪化している傾向にあります。

(2)中央アフリカにおける政情不安や治安状況の悪化から,1.8万人以上の難民がコンゴ共和国に流入しているほか,反政府勢力や犯罪集団等が侵入し,国境周辺の治安が悪化するおそれがあるため,不測の事態を避けるよう,注意する必要があります。

(3)これまでに,コンゴ共和国において日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)プール地方南部及びブエンザ地方東部
「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。」(引き上げ)

 過去に,プール地方を拠点として活動していた反政府勢力のレジスタンス国民会議(CNR)とその武装組織民兵であるニンジャは,2007年,武装解除の上,合法政党へと転換し,その後の政府と反政府勢力との間の和平の進展に伴い,その活動はほぼ停止状態でした。しかしながら,2016年3月に実施された大統領選挙の暫定結果が発表されると,4月4日未明,首都ブラザビル市南部において,その結果に不満を有しているニンジャ残党とみられる武装集団と治安当局との間で,死傷者を伴う銃撃戦が発生しました。
 その後,ニンジャ残党と政府当局との武力衝突はブラザビル市からニンジャ残党の本拠地のプール地方に移り,2016年9月以降,ニンジャ残党はプール地方南部及びブエンザ地方東部において,国軍兵士を襲撃し殺害する事件,貨物列車を襲撃し憲兵隊等16名を殺害する事件等を引き起こしており,死傷者を伴う襲撃を繰り返している状況にあります。
 これに対し,コンゴ共和国政府は,レジスタンス国民会議及び旧ニンジャの指導者とされる通称ントゥミ牧師との政治対話を拒否する姿勢を示すとともに,同牧師及びニンジャ残党に逮捕状を発布の上,捜索活動を開始しています。今後,政府治安当局とニンジャ残党による衝突が再発する可能性が高く,同地域における治安情勢は非常に流動的になっています。
 また,ニンジャ残党と治安当局の衝突の結果,現在,プール地方では国内避難民約4,000名が発生しているほか,学校閉鎖,混乱に便乗した武装強盗,路上強盗,略奪等といった一般犯罪が多数報告されており,治安が悪化している傾向にあります。

 つきましては,これらの地域に渡航・滞在を予定されている方は,どのような目的であれ渡航は止めてください。

(2)中央アフリカ国境地帯
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)

 2012年12月,コンゴ共和国北部と国境を接する中央アフリカで,複数の反政府勢力の連合体である「セレカ」が武装蜂起し,2013年3月には首都バンギを制圧して以降,国内が不安定化し,1.8万人以上の難民がコンゴ共和国に流入しました。その後,中央アフリカでは,2015年12月30日に大統領選挙等第1回投票が,2016年2月14日に第2回投票が行われ,3月30日にトゥアデラ大統領が率いる民主政権が発足するに至りました。しかしながら,治安状況は,中央アフリカ全土で,極めて劣悪な状況であることから,今後,反政府勢力,犯罪集団等がコンゴ共和国に侵入し,国境周辺の治安を悪化させるおそれがあります。

つきましては,同地域の渡航・滞在はどのような目的であれ止めてください。

(3)その他の地域(ブラザビル市周辺を含む)
「レベル1:十分注意してください。」(継続)

ア 2016年3月24日,大統領選挙の暫定結果が発表されたことに伴い,4月4日未明,首都ブラザビル市南部においてニンジャの残党とみられる武装集団と政府当局との間で,死傷者を伴う銃撃戦が発生しました。その後,事態は沈静化しつつあるものの,情勢の変化等に十分注意する必要があります。
イ ブラザビル市は他の地域に比べ,政府軍や警察の取り締まりが強化されており,治安は比較的安定していますが,一般犯罪には十分注意して下さい。
ウ クイルー地方は州都ポワント・ノワール市を中心とした石油生産基地で外国人も多数働いていることから,他の地域に比べて,社会基盤も比較的整備されています。同地域の治安は比較的安定していますが,外国人に対するひったくり事件等も報告されておりますので,ブラザビル市同様に一般犯罪には十分注意してください。
エ リクアラ地方のウバンギ川周辺では,2009年からコンゴ民主共和国赤道州の部族抗争に端を発した治安悪化の影響を受けて同州から大量の難民が流入しており,現在も約1.3万人の難民がいます。国連が難民の本国送還支援を実施中ですが,未だ不安定な状態にありますので,注意が必要です。
オ キュベット地方及びサンガ地方はエボラ出血熱の発生地域です。2010年にサンガ地方において5人の急性出血熱が発生し,うち3人の死亡が報告されています。エボラ出血熱の人への感染源であるとして特定されたチンパンジー,ゴリラ等の野生サル類及び小型レイヨウ,コウモリなどの野生動物は,熱帯雨林の奥地に生息するため通常の旅行者が接触・感染する機会はありませんが,現地住民が捕獲して路上等で販売している野生動物の肉(BUSH MEAT)に触れることは絶対に避けてください。

 つきましては,上記地域への渡航・滞在に当たっては危険を避けるため,特別な注意が必要です。現地の最新情報の入手につとめ,常に周囲に警戒を払って行動するなど不測の事態に遭遇することのないよう十分注意してください。


3 滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記の事項に十分注意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国に日本の大使館はなく,在コンゴ民主共和国日本国大使館が兼轄しています。)に滞在先や連絡先を通報するなど連絡を密にし,さらに,外務省,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
 また,コンゴ共和国における渡航・滞在に当たっての一般犯罪等の注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=102 )も併せてご参照ください。)
なお,コンゴ共和国は国際電話回線事情が悪いため,事件・事故等が発生した場合の迅速な対応が困難となる場合もあります。万一,事件・事故に巻き込まれた場合には,あらゆる手段を利用し,在コンゴ民主共和国日本国大使館に連絡してください。

(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 日本人渡航者が少ないこともあり,日本人を被害者とする事件は報告されていません。しかし,事件に巻き込まれる可能性は十分考えられますので,外出の際には身の周りの安全に十分気を付けてください。

イ 多額の現金や大きなカバン,目立つ装飾品を身に着ける等華美な服装での外出は控えてください。

ウ 自動車に乗車中は,ドアを必ずロックし,窓は開けないようにしてください。

エ 首都ブラザビル市は比較的平穏ですが,夜間の外出は,徒歩はもちろんタクシーを利用する場合であっても危険を伴う場合があるので控えてください。

オ 昼間も地元市場等の不特定多数が集まる場所への立ち寄りは十分注意してください。

カ 陸路でコンゴ共和国へ入国する場合には,事件・事故に巻き込まれても緊急連絡のための通信手段が確保できず,迅速な対応が非常に困難ですので,陸路での入国はできる限り避けてください。

キ 治安当局による検問には素直に応じるとともに,身分を証明するものを常時携行してください。

ク 降雨など気象条件の変化等により,各種感染症の発生・流行が懸念されます。渡航に当たっては各種予防接種を受けるほか,生活環境全般における衛生管理を徹底してください。特に上下水道が整備されていない地域に渡航される場合には十分な疾病,衛生対策をとることをお勧めします。

ケ コンゴ共和国ではマラリア,コレラ,ポリオなどの感染症や疾患への注意も必要です。詳しくは上述に記載した安全対策基礎データをご参照ください。

コ 現地に3か月以上滞在される方は,「在留届」の提出が義務づけられており,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国を兼轄)に在留届を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は現地から転出するときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/ )による登録をお勧めします。また,郵送,FAXによっても届出を行うことができますので,在コンゴ民主共和国日本国大使館まで送付してください。

サ 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

(2)長期滞在者向けの全般的注意事項
ア 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国を兼轄)「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在コンゴ民主共和国日本国大使館まで送付してください。

イ 不測の事態に備え,食料,飲料水,必要な医薬品を備蓄しておくとともに,パスポート,貴重品,衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておいてください。また,自家用車はガソリンを満タンに保ち,常に良好な状態にしておいてください。


4 隣国のガボン,カメルーン,中央アフリカ,アンゴラ及びコンゴ民主共和国に対しても,それぞれ危険情報が発出されていますので留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在コンゴ民主共和国日本国大使館(コンゴ共和国を兼轄)
  住所:372, Avenue Colonel Mondjiba, Conxession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, Republique Democratique du CONGO
  大使館代表電話: (国番号243)-81-555-4731~4
  大使館緊急用電話:(国番号243)-81-880-5059
  ホームページ:http://www.rdc.emb-japan.go.jp/


○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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