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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況等
(1)現地NGOベネズエラ暴力監視団によれば、2022年に発生した暴力行為に起因する死者数は、10,737人(10万人あたり40.4人)であり、前年の11,081人(10万人あたり40.9人)から若干減少しているものの依然として中南米でも高い水準となっています。

(2)治安当局によれば、犯罪認知総件数は、2016年をピークとして減少傾向にありましたが、2022年は、前年比で増加に転じました。
 これまで、経済の崩壊等による国外への人口流出や新型コロナウイルスの流行に伴う外出制限等により、犯罪が減少したと分析されていますが、ベネズエラ経済のドル化が進み、市場にドル現金が流通し始めたことから、海外に脱出していた犯罪者が国内に戻ってきていると言われています。また、当地NGOの報告では、誘拐事件が前年比で倍増したと発表されています。

(3)テロ・誘拐についてはテロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_260.html )をご確認ください。

(4)デモ発生状況
 現地NGOベネズエラ社会紛争監視団によれば、2022年に国内で発生したデモの件数は、7,032件で、前年の6,560件より7パーセント増加しています。デモの主な理由は、電気・ガス・水道等公共サービスの向上、労働条件改善等です。

(5)国境地帯
 コロンビアとの国境に接するスリア州、タチラ州、アプレ州、アマソナス州の一部、およびブラジルとの国境に接するボリバル州に対しては、危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が発出されています。これらの国境地帯では、武装ゲリラ勢力、ベネズエラの過激派組織であるボリバル解放戦線(FBL)およびこれらの組織から離脱した者を含む不特定多数の一般凶悪犯罪者グループの存在が確認されており、身代金目的の誘拐事件や麻薬関連犯罪が発生しています。また、ボリバル州では金の違法採掘を目的とした犯罪集団も確認されています。ゲリラや犯罪集団とベネズエラ国軍との戦闘も頻繁に発生していますので、どのような目的であっても、これらの州および地域への渡航は止めてください。
※ 危険情報の詳細は以下のリンクをご参照ください。
 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_260.html#ad-image-0

2 防犯対策
 具体的な防犯対策については、在ベネズエラ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」の該当箇所 (防犯の手引き)をご参照ください。

※在留邦人向け安全の手引き
 https://www.ve.emb-japan.go.jp/files/100465161.pdf


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