「スポット情報」とは?

その1:概要

「スポット情報」とは、特定の国や地域において日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際、あるいは生じる可能性がある場合に速報的に出される情報です。その内容は、テロや紛争に関する情報のように日本人の生命に深刻な影響を及ぼすものから、感染症など深刻な病気となる恐れのあるものまで多種多様ですが、いずれも渡航・滞在時の安全対策やトラブル回避の観点から、知っておく必要があると思われる事案について、個々に情報提供することを目的としています。
また、情報自体は速報的な性質であっても、対象とする事案は一過性のものは少なく、中には危険情報の内容更新(場合によっては、危険情報のレベルの引き上げ)に繋がるものもあります。

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どんな場合に「スポット情報」が出されるか
分類例 事例
治安の急激な悪化
  • A国における過激デモの発生
  • B国における全国規模のストライキ
突発的な事件
  • C国(D州)における武装強盗事件
  • E国(F市)における連続爆弾事件
自然災害の発生
  • G国(H地方)での大雨被害
  • I島の台風被害
感染症の発生
  • SARSの集団発生(J、K、L、M国)
  • N国での西ナイル脳炎の流行
テロの可能性の高まり
  • S国におけるテロ攻撃の脅威
  • T国政府によるテロ攻撃の警告レベルの引き上げ
凶悪・重大犯罪の増加
  • U国における外国人をねらった強盗事件の多発
  • Y国における連続睡眠薬強盗事件の発生
  • W国におけるスキンヘッドグループによる外国人暴行事件の多発

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その2:「スポット情報」と「危険情報」との関係

「スポット情報」の中でも特に日本人の生命や身体に悪影響を及ぼす事案については、「危険情報」と密接な関係があります。「危険情報」は危険を及ぼす事案がある程度継続していることを一つの基準としています。 そのため、例えば、突発的な事件が生じた際は、(1)まず「スポット情報」により速報として事実を発信するとともに注意を喚起し、(2)その後、情勢を見ながら必要な場合には「危険情報」の内容更新(場合によっては、危険情報のレベルの引き上げ)という手順をとります。 また、「危険情報」を出している国・地域にも、危険情報の要因となっている事件が生じる毎に、改めて注意を促す意味から「スポット情報」を発出する場合があります。 このように「スポット情報」は、「危険情報」と同様、あるいはそれ以上の危険な状況を伝える手段としても、用いることがあります。

(1)「スポット情報」から「危険情報」の更新(引き上げ)に発展する場合

例1:バリ島におけるディスコ爆発テロ事件
バリ島での爆発テロ事件の際には、まず速報として事件の概況を説明し、同種の事案の発生の可能性に対する注意を呼びかける「スポット情報」を発出しましたが、その後も同様のテロ事件再発の可能性が排除できないという判断から、後日、バリ島の「危険情報」を引き上げ、その翌日にはインドネシア全域の「危険情報」も引き上げました。
例2:重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生
重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生に際しては、まず発生が確認された地域に対し、「スポット情報」を発出し、渡航に関する注意を喚起しました。その後、感染拡大の状況や感染地域に関するWHO等の警告等を勘案し、それぞれの地域の状況に応じた「危険情報」を発出しました。

(2)「危険情報」を出している地域に対し、改めて「スポット情報」で注意喚起する場合

例:フィリピンにおける反政府勢力によるテロ事件
フィリピンに対しては、反政府イスラム武装勢力や反政府共産勢力の活動をはじめとする治安情勢を踏まえ、全域に「レベル1:十分注意してください。」またはそれ以上のレベルの危険情報が出されていますが、各武装勢力の動向(活動の激化に伴う治安情勢の緊張、武装勢力側によるテロ攻撃を示唆する声明の発出等)に応じ、「スポット情報」を発出して、改めて注意を呼びかけています。

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