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08月の渡航関連情報
(2025年08月1日~31日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
8月4日 カメルーン 【危険レベル】 ●極北州  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●中央アフリカ国境地帯、北部州のナイジェリア国境地帯及びチャド国境地帯、英語圏(北西州及び南西州)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●北部州(ナイジェリア国境地帯及びチャド国境地帯を除く)、アダマワ州のナイジェリア国境地帯、西部州の北西州との州境地帯  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記を除く地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●極北州では、ナイジェリア北東部を中心に活動しているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」がカメルーンに越境し、自爆テロ、襲撃、誘拐、金品・家畜の強盗等を断続的に行っており、治安部隊との衝突も断続的に発生していますので、同州への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は、直ちに退避してください。 ●中央アフリカ国境地帯、北部州のナイジェリア及びチャドとの国境地帯では、武装集団が襲撃、誘拐、金品・家畜等の強盗を行っており、治安部隊との衝突による死傷者も発生していますので、渡航は止めてください。  また、カメルーンから陸路でこれら諸国へ移動することは非常に危険ですので、止めてください。 ●英語圏(北西州及び南西州)では、2017年10月以降、英語圏独立を掲げる分離独立派と治安部隊との衝突が多発し、民間人を含め多数の死傷者が発生しているほか誘拐事件も発生していますので、引き続き英語圏への渡航は止めてください。 ●西部州の英語圏北西州との州境地帯においても、分離独立派による襲撃事件が断続的に発生していることから、不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合は、最新情報の入手に努め、必要な安全対策を講じてください。 ●ヤウンデやドゥアラでは、2020年以降、手製爆発物(IED)の爆発事件や同未遂事件が複数回発生しています。スーパーマーケットやベーカリー、市場、バー等が標的とされた事例もありますので、外出の際は周囲の状況に十分注意を払い、人が密集する場所は避ける等の安全対策を講じてください。

8月4日 中央アフリカ 【危険レベル】 ●全土  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) 【ポイント】 ●全土に「レベル4:退避勧告」を発出しています。国内全域で襲撃・衝突事件等が断続的に発生しており、多数の死者が発生するなど、極めて不安定で混乱した状況が続いています。中央アフリカへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。

8月13日 アフガニスタン 【危険レベル】 ●アフガニスタン全土 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) 【ポイント】 ●アフガニスタンでは、タリバーン「暫定政権」による事実上の統治が継続しています。この間、「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)ホラサーン州(IS-KP)」等によるテロが継続して発生しています。また、殺人、強盗、誘拐などの犯罪は漸増傾向となっており、情勢及び治安は極めて不安定かつ危険です。 ●アフガニスタンへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は直ちに退避してください。

8月18日 ウガンダ 【危険レベル】 ●コンゴ民主共和国との国境地帯(ホイマ県以南)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●ントロコ県、ブンディブジョ県、ブニャンカブ県、カセセ県、ルビリズィ県、ルクンジリ県、カヌング県、キソロ県(いずれも国境地帯を除く)、及びカバロレ県、カムェンジェ県  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●コンゴ民主共和国との国境地帯(ブリーサ県以北)、南スーダンとの国境地帯、カボング県のケニアとの国境地帯及びカラモジャ地域(モロト県の一部及びアムダティ県)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●首都カンパラを含むその他の地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ウガンダ西部のコンゴ民主共和国との国境地帯では、反政府組織「民主同盟軍」(ADF)が、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)の影響下でテロ活動を活発化させており、治安が非常に悪く、予断を許さない状況にあります。同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。 ●西部地域の治安悪化を受け、2023年6月以降国内でテロが多発し、同年末までに60人以上の民間人が犠牲になりました。これを受けて翌2024年に治安当局が大規模な掃討作戦を実行したことで、多くのテロを未遂に抑え込むことに成功しましたが、2025年6月には首都カンパラ近郊で自爆テロ未遂が発生し、今後もテロの脅威は高いレベルで継続すると見られます。 ●地域を問わず、日常的に住居侵入、車上強盗、殺人、営利目的の誘拐などの凶悪犯罪が発生していますので、注意が必要です。犯人に抵抗したために死傷する事例もありますので、このような被害に遭った場合には、身体・生命の安全を第一に抵抗しないことが重要です。

8月20日 ソロモン諸島 【危険度】 ●全土:レベル1「十分注意してください。」(継続) 【ポイント】 ●首都ホニアラ市内を中心に置き引きやひったくり、強盗、殺傷事件、日中でも性犯罪や暴行事件等が発生しています。日本人を含む外国人は、犯罪のターゲットとなりやすい傾向があるため、十分注意が必要です。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(6件)
8月5日 中華人民共和国(中国) 中国:「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念にあたっての各種行事やイベント等に関する注意喚起
8月15日 アンゴラ、ガーナ、ガボン、カメルーン、ギニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、シエラレオネ、セネガル、トーゴ、ナイジェリア、ベナン、リベリア、ギニアビサウ、カーボベルデ、赤道ギニア、ガンビア、サントメ・プリンシペ ギニア湾における海賊等事案に関する注意喚起
8月15日 イエメン、オマーン、サウジアラビア、エジプト、ケニア、スーダン、マダガスカル、エリトリア、ジブチ ソマリア・イエメン周辺海域における脅威に関する注意喚起
8月15日 インド、インドネシア、シンガポール、タイ、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー アジア海域における海賊等事案に関する注意喚起
8月15日 エクアドル、コロンビア、トリニダード・トバゴ、ハイチ、パナマ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、メキシコ、ガイアナ 中南米海域における海賊等事案に関する注意喚起
8月31日 インドネシア インドネシアにおける抗議デモに関する注意喚起