7月1日 |
ギニア |
【危険度】
●マリとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●首都コナクリ市を含むその他の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●マリとの国境地帯では、金の採掘をめぐる衝突等が発生しています。また、テロ組織構成員の可能性があるマリ人が逮捕されるなど、マリからのテロ組織構成員の流入が懸念されています。
●2025年中には大統領選挙が予定されていますが、2023年には元暫定大統領の脱獄を企図した武装集団による刑務所襲撃が発生し銃撃戦に発展するなど、ギニア全土で政治・治安情勢は流動的です。
●ギニア各地で市民団体によるデモが度々発生しています。今後、民衆の不満が急速に高まり、大規模なデモや騒乱等に発展する可能性も否定できません。
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7月2日 |
ニューカレドニア |
【危険レベル】
●グランテール(Grand Terre)島の北部、東側沿岸部、同島内陸部とリフー島を除くその他の島嶼
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●グランテール島の西側沿岸部の一部(ヌメアからコネまでの沿岸部)及びリフー島
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
【ポイント】
● 2024年5月13日、独立派による抗議活動が激化し、その後の期間を含めて、道路の封鎖、略奪、建物・車両等への放火等が発生しました。同日から1年が経過し治安情勢は回復傾向にあります。しかしながら、グランテール島の北部、東側沿岸部、同島内陸部とリフー島を除くその他島嶼においては、依然として政治的な緊張が高く、暴力的な行為を伴う抗議活動の発生など、社会的混乱が生じるおそれがありますので、不要不急の渡航は止めてください。
● グランテール島の西側沿岸部の一部(ヌメアからコネまでの沿岸部)及びリフー島においては、治安状況の一定の改善が認められるので、危険レベル1(十分注意してください)に引き下げます。
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7月4日 |
タジキスタン |
【危険レベル】
●レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
アフガニスタンとの国境付近(ハトロン州の一部、ゴルノ・バダフシャン自治州の一部)、ソグド州イスファラ市ボルフ地区(キルギス領に囲まれた飛び地)
●レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
共和国直轄地のうちログーン市以東、キルギスとの国境付近(ソグド州の一部)、ウズベキスタン(フェルガナ州及びナマンガン州)との国境付近(ソグド州の一部)、アフガニスタンとの国境付近(ハトロン州のうちアフガニスタンとの国境を有する郡(レベル3地域を除く))、ソグド州クヒストニ・マスチョ郡(ザラフシャン川のアイニ郡より上流部分)、ゴルノ・バダフシャン自治州全土(レベル3地域を除く))
●レベル1:十分注意してください。(継続)
上記を除くタジキスタン全土
【ポイント】
●アフガニスタンとの国境付近の治安情勢は、イスラム過激派組織や麻薬密輸グループの勢力が強い隣国アフガニスタンからの影響を受けて非常に緊迫しており、治安上の大きな懸念となっています。どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。
●ソグド州イスファラ市ボルフ地区(キルギス領に囲まれた飛び地)は、イスラム過激派組織の侵入ルートとされ、治安上の問題が払拭できていません。どのような目的であれ同地域への渡航は止めてください。
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7月4日 |
アルメニア |
【危険レベル】
●アゼルバイジャンとの国境周辺地域(ナヒチェバン自治共和国との国境地域を含む。)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)(継続)
●シュニク州全域及びアララト州、ゲガルクニク州、ヴァヨツ・ゾル州、タヴシュ州のレベル4地域と接する地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●アララト州、ゲガルクニク州、ヴァヨツ・ゾル州、タヴシュ州のレベル4、レベル2以外の地域
レベル1:十分注意してください。(引下げ)
●上記以外の地域(首都エレバンを含む。)
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●アルメニアとアゼルバイジャンとの間で長年続いていた紛争は、2025年3月13日に両国政府間で和平条約の草案が合意されるなど、紛争解決と和平に向けて一定の成果が見られています。しかしながら、両国間の国境周辺地域では、依然として発砲事案が断続的に発生していますので、目的を問わず、アゼルバイジャンとの国境周辺地域(ナヒチェバン自治共和国との国境周辺地域を含む。)への渡航は止めてください。また、同地域に滞在している方は直ちに退避してください。
●また、上記レベル4地域に接する地域については、国境周辺で発生した事案が波及し不測の事態が発生する可能性が排除されないことから、危険レベル2を継続します。同地域への不要不急の渡航は止めてください。
●治安に一定の安定が見られるため、アゼルバイジャン及びナヒチェバン共和国と国境を接する州(アララト州、ゲガルクニク州、ヴァヨツ・ゾル州、タヴシュ州) のうち、国境周辺以外の地域をレベル2からレベル1に引き下げます。同地域においても、状況に応じて十分な安全対策を講じるように心掛けてください。
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7月4日 |
モザンビーク |
【危険レベル】
●カーボデルガード州(ペンバ市を除く)及びナンプラ州メンバ郡及びエラーティ郡
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●カーボデルガード州ペンバ市及びニアッサ州メクーラ郡
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●首都マプトを含むその他の地域
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)
【ポイント】
●モザンビーク北部のカーボデルガード州(ペンバ市を除く)及びナンプラ州の一部地域では、依然として武装勢力による襲撃事件が発生しているので、危険レベル3を継続します。
●カーボデルガード州ペンバ市及びニアッサ州メクーラ郡では、武装勢力による襲撃事件が発生する恐れがありますので、危険レベル2を継続します。
●一方、2024年10月の総選挙後の抗議活動が沈静化したとみられることから、マプト州、ガザ州、イニャンバネ州、ソファラ州、マニカ州、テテ州、ザンベジア州、ナンプラ州の一部、ニアッサ州の一部を危険レベル1に引き下げます。
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7月7日 |
チャド |
【危険レベル】
●リビア、中央アフリカ、ニジェール、スーダン及びカメルーン極北州との国境地帯(首都ウンジャメナを除く)、ラク州並びにチャド湖周辺
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●上記を除く地域(首都ウンジャメナを含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続)
【ポイント】
●カメルーン極北州との国境地帯及びチャド湖周辺では、依然として「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」等のイスラム過激派組織が活発に活動しています。多国籍軍による掃討作戦により武力衝突がたびたび発生しているほか、テロ攻撃、拉致・誘拐等が発生する可能性があり、治安上の大きな脅威があります。
●チャド全土で多数の地雷や不発弾が残存しており、特に北部地域(リビア及びニジェールとの国境地帯)及び東部地域(スーダンとの国境地帯)には多数の地雷が残存しています。
●スーダンとの国境地帯では、2023年4月から発生しているスーダン国内における武力衝突が、チャド側においても治安上の大きな脅威となっています。
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7月24日 |
イラン |
【危険レベル】
●パキスタンとの国境地帯、ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●首都テヘラン含む、上記地域を除く全地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き下げ)
【ポイント】
●6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、同14日以降、イランとイスラエルの双方が攻撃を続け、双方に死傷者が発生しましたが、6月24日に米国により停戦合意が発表され、25日以降は双方の間で攻撃の応酬は発生していないことから、パキスタン、イラク及びアフガニスタン国境地帯等を除き、首都テヘランを含む全地域を「レベル3:渡航中止勧告」に引き下げます。
●イラン・イスラエル間では、引き続き一定の緊張状態は継続するとみられ、不測の事態が発生するおそれは否定できず、そうした状況においては直ちに出国できなくなる可能性もあることから、イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、やむを得ず滞在する特段の事情がない場合は、速やかに国外に退避してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じ、今後不測の事態が生じた際は、出国することを含めた速やかな安全な地域・場所への退避等、自らの安全確保に努めてください。
●パキスタン、イラク及びアフガニスタン国境地帯等では、治安部隊と反政府組織との衝突等がみられます。どのような目的であっても同地域への渡航は止めてください(一部地域には退避勧告が発出されています)。
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7月24日 |
アラブ首長国連邦 |
【危険レベル】
●アラブ首長国連邦全土
危険レベル解除(引き下げ)
【ポイント】
●6月22日に米軍がイランの核施設を攻撃し、これに対し、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明し、中東地域の米軍基地への攻撃の可能性を仄めかしました。
●上記を受け、アラブ首長国連邦を含む中東地域において事態がさらに急速に悪化する可能性を踏まえ、アラブ首長国連邦全土に危険レベル1を発出しました。
●その後、イランがカタールに所在する米軍基地を攻撃しましたが、イラン側は都市部から離れた米軍基地のみを標的とするとともに、米軍及びカタール当局に事前に攻撃を通知するなど、限定的な攻撃に留まりました。また、24日にイスラエル・イラン間の停戦合意が発表され、25日以降はイスラエル・イラン間で攻撃の応酬は発生しておらず、事態の一定の沈静化が見られます。こうした中東情勢の変化を受け、アラブ首長国連邦全土に発出されていた危険レベル1を解除します。
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7月24日 |
イスラエル |
【危険レベル】
●ガザ地区及び同地区との境界周辺
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●レバノンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
【ポイント】
●6月13日以降、イスラエル・イラン間で攻撃の応酬が行われ、これにより多数の死傷者が発生しましたが、同24日、米国のトランプ大統領が提案した停戦案にイスラエル、イランの両政府が同意しました。同25日以降、イスラエル・イラン双方による攻撃は確認されておらず、現在、情勢は比較的落ち着いています。つきましては、一部地域を除き、現在危険レベル3を発出している地域の危険レベルを2に引き下げます。
●しかしながら、イスラエルを含む中東地域の緊張が完全に緩和したとまでは認められないため、渡航に際してはその要否を十分に検討の上、最新情報の収集に努めるなど、十分に注意してください。
●ガザ地区は、イスラエル軍による軍事行動が行われています。ガザ地区及び同地区と境界周辺への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。
●イスラエル北部のレバノンとの境界地帯で発生していたイスラエル国防軍とレバノンのヒズボッラー等との間での攻撃の応酬に関し、イスラエル政府とレバノン政府は停戦に合意したものの、引き続き先行きは不透明です。レバノンとの境界地帯への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。
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7月24日 |
オマーン |
【危険レベル】
●オマーン全土
危険レベル解除(引き下げ)
【ポイント】
●6月22日に米軍がイランの核施設を攻撃し、これに対し、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明し、中東地域の米軍基地への攻撃の可能性を仄めかしました。
●上記を受け、オマーンを含む中東地域において事態がさらに急速に悪化する可能性を踏まえ、オマーン全土に危険レベル1を発出しました。
●その後、イランがカタールに所在する米軍基地を攻撃しましたが、イラン側は都市部から離れた米軍基地のみを標的とするとともに、米軍及びカタール当局に事前に攻撃を通知するなど、限定的な攻撃に留まりました。また、24日にイスラエル・イラン間の停戦合意が発表され、25日以降はイスラエル・イラン間で攻撃の応酬は発生しておらず、事態の一定の沈静化が見られます。こうした中東情勢の変化を受け、オマーン全土に発出されていた危険レベル1を解除します。
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7月24日 |
カタール |
【危険レベル】
●カタール全土
危険レベル解除(引き下げ)
【ポイント】
●6月22日に米軍がイランの核施設を攻撃し、これに対し、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明し、中東地域の米軍基地への攻撃の可能性を仄めかしました。
●上記を受け、カタールを含む中東地域において事態がさらに急速に悪化する可能性を踏まえ、カタール全土に危険レベル1を発出しました。
●その後、イランがカタールに所在する米軍基地を攻撃しましたが、イラン側は都市部から離れた米軍基地のみを標的とするとともに、米軍及びカタール当局に事前に攻撃を通知するなど、限定的な攻撃に留まりました。また、24日にイスラエル・イラン間の停戦合意が発表され、25日以降はイスラエル・イラン間で攻撃の応酬は発生しておらず、事態の一定の沈静化が見られます。こうした中東情勢の変化を受け、カタール全土に発出されていた危険レベル1を解除します。
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7月25日 |
カンボジア |
【危険レベル】
●タイとの国境付近(ウドーミエンチェイ州全域、プレアビヒア州チョアム・クサーン郡)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告) (引上げ)
●上記以外の全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●7月24日、タイとの国境付近(ウドーミエンチェイ州、プレアビヒア州)において、タイ・カンボジア両国軍による軍事衝突が発生し、その後も攻撃が続いています。これらの国境に近い地域では、今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、ウドーミエンチェイ州全域、プレアビヒア州チョアム・クサーン郡の危険レベルをレベル3に引上げます。どのような目的であってもこれら地域への渡航は止めてください。
●過去の内戦の時期等に国内に持ち込まれ、いまだ残存する一部の銃火器を使用した強盗事件が度々発生するなど、日本や他の東南アジア諸国と比較して、治安は決して良くありません。
●プノンペンやシェムリアップなどの観光地においては、日本人を含め、外国人が被害者となる犯罪事案が多く発生しています。犯罪の標的とされないよう、十分な対策を講じてください。加えて、交通事故も多発しておりますので、御注意ください。
●カンボジアで好条件の仕事があるとして勧誘された外国人が監禁状態に置かれ不法行為に強制的に従事させられる事案が発生しています。就労のための渡航に際しては就労先の情報などを十分に確認してください。
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7月25日 |
タイ |
【危険レベル】
●カンボジアとの国境付近(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県のカンボジア国境から40km以内)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告) (引上げ)
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●7月24日、カンボジアとの国境付近(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県)において、タイ・カンボジア両国軍による軍事衝突が発生し、その後も攻撃が続いています。これらの国境に近い地域(カンボジア国境から少なくとも40km以内)では、今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、危険レベルをレベル3に引上げます。どのような目的であってもこれら地域への渡航は止めてください。
●タイ南端のマレーシアとの国境付近の地域では、分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆発事件が頻発しているため、危険レベル3またはレベル2を継続します。
●タイで好条件の仕事があるとして勧誘された日本人が監禁状態に置かれ不法行為に強制的に従事させられる事案が発生しています。就労のための渡航に際しては就労先の情報などを十分に確認してください。
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7月25日 |
タイ |
【危険レベル】
●カンボジアとの国境付近(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県のカンボジア国境から40km以内)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告) (引上げ)
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●7月24日、カンボジアとの国境付近(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県)において、タイ・カンボジア両国軍による軍事衝突が発生し、その後も攻撃が続いています。これらの国境に近い地域(カンボジア国境から少なくとも40km以内)では、今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、危険レベルをレベル3に引上げます。どのような目的であってもこれら地域への渡航は止めてください。
●タイ南端のマレーシアとの国境付近の地域では、分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆発事件が頻発しているため、危険レベル3またはレベル2を継続します。
●タイで好条件の仕事があるとして勧誘された日本人が監禁状態に置かれ不法行為に強制的に従事させられる事案が発生しています。就労のための渡航に際しては就労先の情報などを十分に確認してください。
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7月26日 |
タイ |
【危険レベル】
●カンボジアとの国境付近(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県サケーオ県、チャンタブリ県、トラート県のカンボジア国境から50km以内)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告) (引上げ)
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●7月24日、カンボジアとの国境の北部(シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県)において、タイ・カンボジア両国軍による軍事衝突が発生し、その後も攻撃が続きました。26日、軍事衝突は、カンボジアとの国境の南部(トラート県等)でも発生しました。これらの国境に近い地域(カンボジア国境から50km以内)では、今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、危険レベルをレベル3に引上げます。どのような目的であってもこれら地域への渡航は止めてください。
●タイ南端のマレーシアとの国境付近の地域では、分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆発事件が頻発しているため、危険レベル3またはレベル2を継続します。
●タイで好条件の仕事があるとして勧誘された日本人が監禁状態に置かれ不法行為に強制的に従事させられる事案が発生しています。就労のための渡航に際しては就労先の情報などを十分に確認してください。
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7月26日 |
カンボジア |
【危険レベル】
●タイとの国境付近(ウドーミエンチェイ州全域、プレアビヒア州チョアム・クサーン郡)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●タイとの国境付近(バンテアイミエンチェイ州、バッタンバン州、パイリン州、ポーサット州及びコッコン州のタイ国境から30km以内)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引上げ)
●上記以外の全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●7月24日、タイとの国境付近(ウドーミエンチェイ州、プレアビヒア州)において、タイ・カンボジア両国軍による軍事衝突が発生し、その後も攻撃が続きました。また、26日、軍事衝突はポーサット州でも発生したほか、バンテアイミエンチェイ州やコッコン州の国境付近にタイ軍が部隊を展開し、極めて緊張が高まっています。これらの国境に近い地域(タイ・カンボジア国境から30km以内)では、今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、これらの地域の危険レベルをレベル3に引上げます。どのような目的であってもこれら地域への渡航は止めてください。
●過去の内戦の時期等に国内に持ち込まれ、いまだ残存する一部の銃火器を使用した強盗事件が度々発生するなど、日本や他の東南アジア諸国と比較して、治安は決して良くありません。
●プノンペンやシェムリアップなどの観光地においては、日本人を含め、外国人が被害者となる犯罪事案が多く発生しています。犯罪の標的とされないよう、十分な対策を講じてください。加えて、交通事故も多発しておりますので、御注意ください。
●カンボジアで好条件の仕事があるとして勧誘された外国人が監禁状態に置かれ不法行為に強制的に従事させられる事案が発生しています。就労のための渡航に際しては就労先の情報などを十分に確認してください。
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