海外安全情報の検索
I.「海外安全情報(危険情報)」
6月10日 |
レバノン |
【危険レベル】
●南レバノン県、ナバティーエ県、バールベック・ヘルメル県、ベカー県東部、アッカール県及びベイルート南部郊外(ダーヒエ地区(パレスチナ難民キャンプ(シャティーラ及びブルジュ・バラジュネ)を含む。ラフィーク・ハリーリ国際空港の敷地内、同空港からベイルートを結ぶ幹線道路を除く。))
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●北レバノン県北部、山岳レバノン県南部、ドゥバイエ・パレスチナ難民キャンプ及びマール・エリアス・パレスチナ難民キャンプ
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ベカー県西部
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(一部引き下げ)
●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(一部引き下げ)
【ポイント】
●イスラエルとレバノンとの間の停戦が発効した2024年11月27日以降も南レバノン県、ナバティーエ県、バールベック・ヘルメル県、ベカー県東部及びアッカール県では、局所的にイスラエルからの攻撃が発生しています。また、2025年3月28日及び4月1日にはベイルート南部郊外(ダーヒエ地区)への攻撃が発生しています。地域情勢は依然として流動的であり、再度攻撃が発生する可能性は排除できないため、上記4県、ベカー県東部及びベイルート南部郊外(ダーヒエ地区)の「レベル4:退避勧告」は継続します。どのような目的であれ、同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在されている方は安全を確保した上で直ちに退避してください。
●ベカー県西部では、停戦発効以降にイスラエルによる攻撃は発生しておらず、情勢に一定の落ち着きが見られることから、「レベル3:渡航中止勧告」に引き下げます。同地域、北レバノン県北部及び山岳レバノン県南部は、停戦発効以前にイスラエルからの攻撃が近傍で発生しています。どのような目的であれ、同地域への渡航は止めてください。既に滞在されている方は、細心の注意を払いつつ、今後不測の事態が生じた際は、出国することを含めた速やかな安全な地域・場所への退避等、自らの安全確保に努めてください。
●パレスチナ難民キャンプは、同キャンプが「レベル2」地域内にある場合も「レベル3:渡航中止勧告」とします。どのような目的であれ、同地域への渡航は止めてください。
●上記以外の地域では、停戦発効以降にイスラエルによる攻撃は発生しておらず、今後も攻撃される可能性が低いことから、「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」に引き下げます。一方で、地域情勢の影響を受けて急激に情勢が緊迫化し、商用便の運航が停止する危険性があるため、渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
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6月11日 |
アンゴラ |
【危険レベル】
●ルンダ・ノルテ州、ルンダ・スル州、モシコ州、モシコ・レステ州、クアンド州、クバンゴ州及びカビンダ州の全域、ウアンボ州(州都ウアンボ及び幹線道路近郊を除く)、ビエ州(州都クイト及び幹線道路近郊を除く)、マランジェ州(州都マランジェ及び幹線道路近郊を除く)、クネネ州(州都オンジヴァ及び幹線道路近郊を除く)、ウイラ州(州都ルバンゴを除く)及びクアンザ・ノルテ州の北部
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●その他の地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●危険レベル2の地域では、州都や主要幹線道路近郊を除き、地雷が未撤去で残っている可能性があります。また、反政府勢力による暴動、武力行為などの事案が発生しており、不測の事態に巻き込まれるおそれがありますので、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。
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6月13日 |
イスラエル |
【危険レベル】
●ガザ地区及び同地区との境界周辺
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●レバノンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●上記以外の地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
【ポイント】
●6月13日、イスラエルは、イランに対し攻撃を行い、イラン側によるイスラエルに対するミサイル攻撃とドローン攻撃が予想されるとして、イスラエル全土に特別非常事態を発令しました。同日、ネタニヤフ・イスラエル首相は、イランに対する軍事作戦について、脅威を排除するまで同作戦を継続する旨表明しました。今回の攻撃を受けてイランはイスラエルに対し報復する等、事態は緊迫しています。
●このような状況を受け、現在危険レベル2となっている地域の危険レベルを3に引き上げます。
●これにより、イスラエル全土の危険情報がレベル3(渡航中止勧告)またはレベル4(退避勧告)となりますので、イスラエルへの渡航は止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、商用便の運航状況を確認の上、出国することを検討してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。
●ガザ地区は、イスラエル軍による軍事行動が行われています。ガザ地区及び同地区と境界周辺への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。
●イスラエル北部地域におけるイスラエル国防軍とレバノンのヒズボッラー等との間での攻撃の応酬に関し、イスラエル政府とレバノン政府は停戦に合意したものの、引き続き先行きは不透明です。レバノンとの国境地帯への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。
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6月13日 |
イラン |
【危険レベル】
●パキスタンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●イラク(上記を除く)及びアフガニスタンとの国境地帯
●シスタン・バルチスタン州(チャーバハール市及び同市周辺の自由貿易地域並びにアフガニスタン及びパキスタンとの国境地帯を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●首都テヘラン含む、上記地域を除く全地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
【ポイント】
●6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、首都テヘラン含む国内の複数箇所で爆発がありました。イスラエル政府関係者は脅威が取り除かれるまでイランへの攻撃を継続すると述べた旨報じられている他、今回の攻撃を受けてイランがイスラエルに対する攻撃を実施したと報じられている等、事態は緊迫しています。
●このような状況を受け、首都テヘラン、シスタン・バルチスタン州チャーバハール市及び同市周辺の自由貿易地域、及びケルマーン州他の地域の危険レベルを3(渡航中止勧告)に引き上げます。これにより、イラン全土の危険情報がレベル3(渡航中止勧告)またはレベル4(退避勧告)となりますので、イランへの渡航は止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、商用便の運航状況を確認の上、出国することを検討してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。
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6月17日 |
イラン |
【危険レベル】
●パキスタンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●首都テヘラン含む、上記地域を除く全地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)
【ポイント】
●6月13日(現地時間)、イスラエルによるイランに対する攻撃が行われ、同14日以降、イランとイスラエルの双方が攻撃を続け、双方に死傷者が発生しています。
●このような状況を受け、イラン全土の危険情報がレベル4(退避勧告)となりますので、イランへの渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、自らの安全確保に努めつつ、安全に出国可能と判断される場合は速やかに国外に退避してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。
●出国については、在イラン日本国大使館と緊密に連絡を取るようにしてください。
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6月22日 |
アラブ首長国連邦 |
【危険レベル】
● アラブ首長国連邦全土
レベル1:十分注意してください。(新規)
【ポイント】
●日本時間6月22日、トランプ米国大統領は、米軍がイランの三つの核施設を攻撃したと明らかにしました。
●6月13日以降、イスラエルとイランの間の攻撃の応酬により、双方に民間人を含む多数の死傷者が発生しているほか、両国以外でも空域や空港の閉鎖が発生している場合があります。
●アラブ首長国連邦を含む中東地域においては事態がさらに急速に悪化する可能性が排除されません。既にイラン外相は、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明しています。
●アラブ首長国連邦滞在中は、複数の情報源から米軍施設をめぐる状況を含めた最新情報を確認し、自らの安全確保に努めてください。
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6月22日 |
オマーン |
【危険レベル】
● オマーン全土
レベル1:十分注意してください。(新規)
【ポイント】
●日本時間6月22日、トランプ米国大統領は、米軍がイランの三つの核施設を攻撃したと明らかにしました。
●6月13日以降、イスラエルとイランの間の攻撃の応酬により、双方に民間人を含む多数の死傷者が発生しているほか、両国以外でも空域や空港の閉鎖が発生している場合があります。
●オマーンを含む中東地域においては事態がさらに急速に悪化する可能性が排除されません。既にイラン外相は、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明しています。
●オマーン滞在中は、複数の情報源から米軍施設をめぐる状況を含めた最新情報を確認し、自らの安全確保に努めてください。
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6月22日 |
カタール |
【危険レベル】
● カタール全土
レベル1:十分注意してください。(新規)
【ポイント】
●日本時間6月22日、トランプ米国大統領は、米軍がイランの三つの核施設を攻撃したと明らかにしました。
●6月13日以降、イスラエルとイランの間の攻撃の応酬により、双方に民間人を含む多数の死傷者が発生しているほか、両国以外でも空域や空港の閉鎖が発生している場合があります。
●カタールを含む中東地域においては事態がさらに急速に悪化する可能性が排除されません。既にイラン外相は、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明しています。
●カタール滞在中は、複数の情報源から米軍施設をめぐる状況を含めた最新情報を確認し、自らの安全確保に努めてください。
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6月27日 |
ベネズエラ |
【危険レベル】
●スクレ州の一部地域(パリア半島全域)
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)(引き上げ)
●スリア州のマラカイボ市及び同州東部地域を除く地域、タチラ州、ボリバル州の一部地域(州北東部の「アルコ・ミネロ」鉱業地帯及びブラジルとの国境地帯)、アプレ州の一部地域(コロンビアとの国境地帯)及びアマゾナス州の一部地域(コロンビアとの国境地帯及びブラジルとの国境地帯)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●スリア州の一部地域(マラカイボ市及び同州東部地域)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●スクレ州の一部地域(パリア半島)は、犯罪組織の活動地域になっていると考えられており、犯罪に巻き込まれる危険性が高いため、危険レベルをレベル3に引き上げます。
●スリア州の一部地域(マラカイボ市及び同州東部地域)は、警察や軍の大量投入により治安リスクが低減し、犯罪発生件数が減少傾向にあります。また、デモの発生件数も減少しており、この約1年間、多数の死者を伴う激しいデモは発生していません。こうした状況から、危険レベルをレベル2に引き下げます。
●2024年7月、大統領選挙の結果をめぐって、首都をはじめ国内各地で抗議デモや暴動が発生し、多数の死傷者と逮捕者が出ました。多くの野党指導者が逮捕・亡命等となったため、その後、与野党対立は再び膠着状態となりましたが、政治的緊張は継続しています。
●政治対立、経済社会インフラの悪化、国内各地での深刻な燃料不足のほか、こうした状況を背景とする難民問題など、治安情勢に改善は見られませんので、引き続き情勢を注視する必要があります。
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II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(4件)
6月10日 |
アメリカ合衆国(米国)、ハワイ |
移民関税執行局(ICE)に対する抗議活動に関連する注意喚起 |
6月13日 |
アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、エジプト、スーダン、エリトリア、ジブチ |
中東情勢に関する注意喚起 |
6月13日 |
アメリカ合衆国(米国)、北マリアナ諸島、グアム、ハワイ |
抗議集会「No Kings」(6月14日)に関連する注意喚起 |
6月22日 |
アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、エジプト、スーダン、エリトリア、ジブチ |
中東情勢に関する注意喚起(その2) |