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04月の渡航関連情報
(2024年04月1日~30日の発出情報)


I.「海外安全情報(危険情報)」
4月2日 タイ 【危険レベル】 ●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡) レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア県との国境地域) レベル1:十分注意してください(継続) ●首都バンコク 危険レベル解除 【ポイント】 ●タイ南端のマレーシアとの国境付近の地域では、分離独立を標榜するイスラム武装勢力による襲撃・爆発事件が頻発しているため、危険レベル3またはレベル2を継続します。 ●プレアビヒア寺院周辺地域では、隣国カンボジアとの間で同地域の帰属をめぐり、過去に軍事衝突が発生しました。現在は沈静化していますが、不測の事態が発生する可能性が排除されないことから、危険レベル1を継続します。 ●首都バンコクでは、2023年5月の総選挙を経て新連立政権が平和裏に発足し、その後も治安面で懸念すべき政治デモや抗議活動等は行われていないことから、首都バンコク全域に対して発出されていた危険情報(レベル1)を解除することとします。 ●タイで好条件の仕事があるとして勧誘された日本人が監禁状態に置かれ不法行為に強制的に従事させられる事案が発生しています。就労のための渡航に際しては就労先の情報などを十分に確認してください。

4月2日 ミャンマー 【危険レベル】 ●ラカイン州マウンドー県(マウンドー地区、ブディタウン地区)、シットウェ県(シットウェ地区(除く市街地)、パウトー地区、ポンナチュン地区、ラテダウン地区)、ミャウー県(ミャウー地区、チャウトー地区、ミンビャ地区、ミェボン地区)、チン州パレワ地区、シャン州コーカン自治地帯及びカチン州ライザー周辺  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●戒厳令発令地区(ヤンゴン地域の6地区除く)※シャン州5地区は新規 ○チン州8地区(ティディム地区、トンザン地区、ファラム地区、カンペレッ地区、マトゥピ地区、タンタラン地区、ハーカー地区、ミンダ地区) ○ザガイン地域14地区(インドー地区、バンマウ地区、コーリン地区、ピンレーブー地区、ミャウン地区、サーリンジー地区、パレー地区、インマービン地区、キンウー地区、タゼー地区、イェーウー地区、シュエボー地区、ウェッレッ地区、アヤードー地区) ○マグウェ地域5地区(ガンゴー地区、ティーリン地区、ソー地区、パウッ地区、ミャイン地区) ○カヤー州4地区(デモーソー地区、プルーソー地区、シャードー地区、ボーラケー地区) ○バゴー地域5地区(タンタビン地区、オウッポー地区、ナッタリン地区、パウンデー地区、パウッカウン地区) ○タニンダーリ地域2地区(タニンダーリ地区、パロー地区) ○カレン州2地区(チャインセイッジー地区、コーカレイ地区) ○モン州1地区(イェー地区) ○シャン州13地区(継続8地区:クッカイ地区、クンロン地区、ナムカン地区、ムセ地区、ラショー地区、テインニー地区、コンジャン地区、ラウカイ地区/新規5地区:モーメイッ地区、マベイン地区、マントン地区、ナムサン(Namhsan)地区、ナムトゥ地区)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(シャン州5地区は新規;その他は継続) 上記地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は不測の事態に巻き込まれないよう退避を含め危険回避を常に心がけてください。 ●上記以外の地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●2021年2月1日のクーデター以降、各地で国軍と国軍に反対する民主派勢力との衝突が断続的に発生しています。こうした状況下、武器や爆弾を用いた事案は地方部だけでなく、ヤンゴン市内を含む都市部でも発生しており、治安情勢は非常に不安定ですので、不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在する場合には、集会やデモが行われている場所や軍関係施設、警察署、行政施設などには近づかず、移動する場合も徒歩を避け車両を利用するなど安全には十分注意して行動してください。 ●国境地帯の治安情勢は非常に不安定であるため、陸路でのミャンマーへの入国は危険です。ミャンマーでは従来から多くの武装勢力が国境地帯を中心に武力闘争を継続しており、特に、タイとの国境を接するシャン州南東部、カヤー州、カレン州、モン州、タニンダーリ地域、インドとの国境を接するチン州、中国と国境を接するカチン州、シャン州北部では少数民族武装組織が現在に至るまで国軍との武力闘争を継続しています。また、2021年2月のクーデター以降、一部の少数民族武装組織と国民防衛軍(PDF)が協力して国軍と戦闘を繰り広げており、国軍は空爆や迫撃砲を用いた大規模な攻撃を行う等、局地的に激しい戦闘が発生しています。 ●2024年3月現在、国軍により設置された国家統治評議会(SAC)は、全国330地区のうち計60地区に対し戒厳令を発令し、民主派勢力や少数民族武装組織による抵抗活動の取締りや弾圧を強化しています。こうした戒厳令の対象地区(ヤンゴン地域6地区を除く)の治安状況は非常に不安定であり、不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないため、これら地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

4月3日 カメルーン 【危険レベル】 ●極北州  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●中央アフリカ国境地帯、北部州のナイジェリア国境地帯及びチャド国境地帯、英語圏(北西州及び南西州)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●北部州(ナイジェリア国境地帯及びチャド国境地帯を除く)、アダマワ州のナイジェリア国境地帯  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●西部州の北西州との州境地帯  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ) ●上記を除く地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●極北州では、ナイジェリア北東部を中心に活動しているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」がカメルーンに越境し、自爆テロ、襲撃、誘拐、金品・家畜の強盗等を断続的に行っており、治安部隊との衝突も断続的に発生していますので、同州への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は、直ちに退避してください。 ●中央アフリカ国境地帯、北部州のナイジェリア及びチャドとの国境地帯では、武装集団が襲撃、誘拐、金品・家畜等の強盗を行っており、治安部隊との衝突による死傷者も発生していますので、渡航は止めてください。  また、カメルーンから陸路でこれら諸国へ移動することは非常に危険ですので、止めてください。 ●2017年10月以降、英語圏(北西州及び南西州)では、英語圏独立を掲げる分離独立派と治安部隊との衝突が多発し、民間人を含め多数の死傷者が発生しているほか誘拐事件も発生していますので、引き続き英語圏への渡航は止めてください。 ●西部州の英語圏との州境地帯においても、分離独立派による襲撃事件が断続的に発生していることから、不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合は、最新情報の入手に努め、必要な安全対策を講じてください。 ●2020年以降、ヤウンデやドゥアラにおいて手製爆発物の爆発事件や同未遂事件が複数回発生しています。スーパーマーケットやベーカリー、市場、バー等が標的とされた事例もありますので、外出の際は周囲の状況に十分注意を払い、人が密集する場所は避ける等の安全対策を講じてください。

4月4日 エリトリア 【危険レベル】 ●エリトリア南部(ガシュ・バルカ州、デブブ州、北紅海州及び南紅海州)のエチオピアとの国境付近  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●南紅海州のジブチとの国境付近  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●首都アスマラ及び上記以外の地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●2020年11月、隣国エチオピア北部のティグライ州において、ティグライ人民解放戦線(TPLF)とエチオピア連邦政府軍との間で軍事衝突が発生しました。同紛争にはエリトリア軍が関与していることが指摘されており、現在も国境付近においてエリトリア兵とTPLF勢力が対峙している可能性があります。エチオピアとの国境付近では衝突に巻き込まれるおそれがありますので、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在されている方は直ちに退避してください。

4月4日 チャド 【危険レベル】 ●リビア、中央アフリカ、ニジェール及びカメルーン極北州との国境地帯(首都ウンジャメナを除く)、ラク州並びにチャド湖周辺  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●スーダンとの国境地帯  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ) ●上記を除く地域(首都ウンジャメナを含む)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(退避の可能性も検討してください。)(継続) 【ポイント】 ●カメルーン極北州との国境地帯及びチャド湖周辺では、依然として「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」等のイスラム過激派組織が活発に活動しています。多国籍軍による掃討作戦により武力衝突がたびたび発生しているほか、テロ攻撃、拉致・誘拐等が発生する可能性があり、治安上の大きな脅威があります。 ●チャド全土で多数の地雷や不発弾が放置されており、特に北部地域(リビア及びニジェールとの国境地帯)及び東部地域(スーダンとの国境地帯)には多数の地雷が残存しています。 ●スーダンとの国境地帯では、2023年4月に発生したスーダン国内における武力衝突が、チャド側においても治安上の大きな脅威となっています。

4月5日 バングラデシュ 【危険度】 ●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県、ランガマティ県、バンドルボン県)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記を除くバングラデシュ全土  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●バングラデシュでは、2019年から2020年にかけて治安当局を標的とする爆弾テロが散発的に発生したほか、2023年にはバングラデシュを拠点とする新たな過激派組織が確認されるなど、依然としてテロの脅威が排除されていません。 ●政権与党に対するデモ・抗議活動も多く確認され、2022年12月にはダッカ市内で警察と最大野党であるバングラデシュ民族主義党(BNP)の活動家らが衝突し、複数の死傷者が発生しました。また、2024年1月に実施された総選挙に至る過程においても、野党による抗議活動が行われ、死傷者を伴う暴力が発生しました。総選挙後の情勢は概ね落ちついているものの、野党による抗議活動などの可能性もあり、引き続き治安情勢には十分注意が必要です。 ●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯では、仏教系少数民族が多数居住していますが、民族対立等が依然として未解決です。バングラデシュ治安部隊によるチッタゴン丘陵地帯でのテロ掃討作戦のため、ミャンマー国境の一部で渡航制限が継続されるなど、治安情勢が不安な状態が続いており、引き続き警戒する必要がありますので、同地帯への不要不急の渡航は止めてください。

4月8日 トーゴ 【危険レベル】 ●ブルキナファソとの国境地帯  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●サバヌ州全域(ブルキナファソとの国境地帯を除く)及びカラ州北部  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●上記以外の全土  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●ブルキナファソとの国境地帯では、ブルキナファソのテロ組織が活動領域を拡大しつつあり、日本人・日本権益がテロ・誘拐の標的となる、あるいは巻き添えとなる可能性があることから、渡航は止めてください。 ●サバヌ州全域(ブルキナファソとの国境地帯を除く。)及びカラ州北部では、ブルキナファソとの国境地帯の治安悪化を受けてテロの脅威が広がりつつあるとみられることから、不要不急の渡航は止めてください。 ●上記以外の地域においても、窃盗事件や凶器を用いた強盗事件等が発生していますので、十分注意してください。

4月10日 ハイチ 【危険レベル】 ●全土  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) 【ポイント】 ●ハイチでは、長引く政情不安に加えて、主に首都圏において、武装集団(ギャング)による暴力行為や政府機関及び主要インフラに対する攻撃が頻発しています。 ●また、武装集団(ギャング)が首都圏にある国際空港を襲撃し商用便が欠航しているほか、主要幹線道路や港湾施設を占拠し国内流通を妨害しており、生活インフラの麻痺や機能停止が懸念されています。 ●ハイチ全土に危険レベル4(退避勧告)を発出しています。既に滞在されている方は、直ちに同国から退避してください。直ちに退避が困難な場合は、安全に十分注意してください。ハイチへの渡航はどのような目的であれ止めてください。

4月14日 イラン 【危険度】 ●パキスタンとの国境地帯 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●イラク(上記を除く)及びアフガニスタンとの国境地帯 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●シスタン・バルチスタン州(チャーバハール市及び同市周辺の自由貿易地域並びにアフガニスタン及びパキスタン国境地帯を除く) レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●シスタン・バルチスタン州チャーバハール市、同市周辺の自由貿易地域及びケルマーン州 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ) ●首都テヘラン他、上記地域を除く全地域 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ) 【ポイント】 ●2023年10月に発生したハマスによる対イスラエル攻撃を受けて、イランとイスラエルによる対立激化が懸念される中、イランの軍高官が殺害される事案が相次いでいます。特に2024年4月1日にザーヘディ革命ガード・コッヅ部隊准将が殺害された事案は、シリアにおけるイラン外交関連施設にいたザーヘディ准将を含む革命ガード高官等複数名を狙って同施設に対する空爆が行われたもので、イスラエルの関与が指摘されています。この攻撃を受け、イランがイスラエルに対する報復を宣言する中、4月14日には、イランによるドローンやミサイルを用いたイスラエルへの攻撃が発生するなど、イラン・イスラエル双方による軍事的措置の応酬による対立の更なる激化が強く懸念されています。 以上の状況から、今後当面の間、イラン国内でも不測の事態が発生するおそれがあるため、シスタン・バルチスタン州チャーバハール市、同市周辺の自由貿易地域、ケルマーン州、及び首都テヘラン他の地域の危険レベルを3(渡航中止勧告)に引き上げます。これにより、イラン全土の危険情報がレベル3(渡航中止勧告)またはレベル4(退避勧告)となりますので、イランへの渡航は止めてください。 既に滞在中の方は、今後、事態が急変し商用便での移動が困難となる可能性も否定できないため、商用便の利用が可能である間に出国することを検討してください。やむを得ず滞在する場合には、複数の情報源から最新の情報を入手するなど特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。

4月15日 コソボ 【危険レベル】 コソボ北部(レポサヴィッチ、ズヴェチャン、ズビン・ポトク及びミトロヴィツァ北) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●コソボでは、北部セルビア国境の一部地域でコソボの独立を認めないセルビア民族主義者との対立があることに注意が必要です。2023年9月にはセルビア系住民が大多数を占める北部地域において治安当局が武装集団に襲撃される事件も発生しています。このため、コソボ北部への不要不急の渡航は止めてください。

4月18日 モザンビーク 【危険レベル】 ●カーボデルガード州メクーフィ郡  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ) ●カーボデルガード州(ペンバ市を除く)及びナンプラ州メンバ郡及びエラーティ郡  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●カーボデルガード州ペンバ市及びニアッサ州メクーラ郡  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●ナンプラ州ナカラアヴェーリャ郡、ナカローア郡、ムエカテ郡、メクンブーリ郡及びララウーア郡、ソファラ州、ニアッサ州(メクーラ郡を除く)、マニカ州及びマプト州  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●カーボデルガード州メクーフィ郡において、2024年1月以降、武装集団による襲撃事件が複数発生し、多数の死傷者が出る等、治安が不安定になっているため、危険レベルを3(渡航中止勧告)に引き上げます。 ●カーボデルガード州のペンバ市を除く全域、ナンプラ州メンバ郡及びエラーティ郡においても、引き続き武装集団による襲撃事件が頻繁に発生しているため危険レベル3(渡航中止勧告)を継続します。これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

4月22日 ナイジェリア 【危険レベル】 ●北東部(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)  レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続) ●北東部(バウチ州及びゴンベ州)、北西部(ケビ州、ソコト州、ザムファラ州、カツィナ州、ジガワ州、カノ州、ナイジャー州及びカドゥナ州)、北中央部(コギ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む))、南東部(イモ州及びアナンブラ州)並びに南南部(デルタ州、リバース州、バイエルサ州及びアクワ・イボム州沿岸部)  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●アブジャ市を含む連邦首都圏区及びその他の地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) 【ポイント】 ●通貨(ナイラ)の急激な下落、物価高騰、食糧不足、治安上の課題など、様々な状況が重なり、国内の広範囲において市民による抗議行動が増加傾向にあります。平穏に推移するものもありますが、過激なものもあり、依然として国内全域がレベル2以上に相当する状況に変わりはありません。 ●北東部3州(ボルノ州、ヨベ州及びアダマワ州)では、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」及び「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)西アフリカ州」がテロ事件等を繰り返しており、治安情勢が極めて劣悪な状態が続いています。同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。既に滞在されている方は、直ちにこれらの地域の外(安全な場所)に退避してください。 ●北東部(バウチ州及びゴンベ州)、北西部8州、北中央部(コギ州及びプラトー州ジョス市(周辺地域を含む))、南東部(イモ州及びアナンブラ州)並びに南南部(デルタ州、リバース州、バイエルサ州及びアクワ・イボム州沿岸部)では、イスラム過激派組織の活動が見られるほか、武装集団による村落の襲撃・誘拐事件等が頻発しているので、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

4月22日 ジブチ 【危険レベル】 ●エリトリアとの国境地帯  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●オボック州北部及びタジュラ州北部(エリトリアとの国境地帯を除く)  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●その他の地域  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●エリトリアとの国境地帯では、両国間の武力衝突が再燃するおそれがあります。同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。 ●オボック州北部及びタジュラ州北部では、ジブチ軍と反政府武装勢力との衝突や、武装勢力による襲撃等が散発しています。また、過去に埋設された地雷が残っている可能性がありますので、これら地域への不要不急の渡航は止めてください。 ●ジブチを含む東アフリカ地域では、イスラム過激派によるテロの脅威が存在します。

4月22日 トルクメニスタン 【危険レベル】 ●アフガニスタンとの国境付近 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●その他の地域 レベル1:十分注意してください(継続) 【ポイント】 ●隣国アフガニスタン国内では、2021年8月にタリバーンが首都カブールを制圧し、それ以降も「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)ホラサーン州(ISKP)」によるテロが多発する等、極めて厳しい治安情勢が続いています。アフガニスタンとの国境付近では、過去に国境警備隊と武装勢力との間で衝突が発生したこともあり、今後も治安情勢が悪化する可能性は否定できません。こうした状況を踏まえ、アフガニスタンとの国境付近への不要不急の渡航は止めてください。

4月25日 マダガスカル 【危険レベル】 ●全土  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●貧困に起因する一般犯罪が多発しており、注意が必要です。 ●誘拐も多数発生しており、注意が必要です。

4月26日 メキシコ ●ゲレロ州チルパンシンゴ市及びその周辺地域  レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) ●バハ・カリフォルニア州ティファナ市、チワワ州フアレス市、コリマ州、ゲレロ州(チルパンシンゴ市及びその周辺地域並びにタスコ市を除く)、タマウリパス州米国国境の一部、ミチョアカン州(一部地域を除く) レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続) ●サカテカス州、グアナファト州セラヤ市とサラマンカ市を含む南部地域  レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ) ●ハリスコ州、キンタナ・ロー州、チアパス州、カンペチェ州、プエブラ州、サン・ルイス・ポトシ州、イダルゴ州、ソノラ州、チワワ州、シナロア州、ヌエボ・レオン州、グアナファト州(危険レベル2が発出されている南部地域を除く)  レベル1:十分注意して下さい。(引き上げ) ●バハ・カリフォルニア州(ティファナ市を除く)、メキシコ市、メキシコ州、オアハカ州、タバスコ州、ベラクルス州、モレロス州、バハ・カリフォルニア・スル州の一部、ゲレロ州タスコ市、タマウリパス州(米国国境の一部を除く)、チアパス州のグアテマラ国境の一部、ミチョアカン州の一部  レベル1:十分注意してください。(継続) 【ポイント】 ●グアナファト州セラヤ市とサラマンカ市を含む南部地域では、拳銃使用の強盗被害が多数発生しており、邦人の被害も複数発生しています。また、犯罪組織間の抗争も数年間継続しており、民間人を巻き込んだ銃撃事件や治安部隊との衝突が散発的に発生していることから、危険レベルを引き上げ、レベル2を発出します。 ●サカテカス州全域では、麻薬の密輸ルートの関係から犯罪組織間の抗争が激化しています。治安当局も治安改善に向けて取り組んでいますが、治安当局関係者を狙った殺人事件等も多く発生しており、治安情勢が不安定な状態が続いていることから、危険レベルを引き上げ、レベル2を発出します。 ●メキシコ全体の治安情勢は、ここ数年改善の傾向は見られず、依然として犯罪組織の活動が活発であり、組織間の抗争、治安部隊との衝突、幹線道路の封鎖等が散発的に発生しており、殺人や強盗等の重大犯罪が増加又は減少が見られない地域及び邦人被害が複数報告された地域に対し、危険レベル1(十分注意)を新たに発出します。




II.「海外安全情報(スポット情報、広域情報)」発出状況(6件)
4月10日 ハイチ ハイチの治安悪化に伴う在ハイチ日本国大使館の一時閉館
4月12日 インド、大韓民国(韓国)、シンガポール、タイ、台湾、中華人民共和国(中国)、ネパール、フィリピン、香港、ミャンマー、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、オーストラリア、ニュージーランド、アンゴラ、エジプト、エチオピア、ガーナ、カメルーン、ケニア、コートジボワール、セネガル、ナイジェリア、南アフリカ共和国、アイルランド、アゼルバイジャン、イタリア、英国、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、セルビア、ルーマニア、ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン、スロバキア、ベラルーシ、ラトビア、カザフスタン、クロアチア、リトアニア、キプロス、ジョージア、アメリカ合衆国(米国)、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、チリ、ドミニカ共和国、パナマ、ブラジル、ペルー、メキシコ 中東地域における緊張の高まりに伴う注意喚起
4月14日 イラン イランによるイスラエル攻撃を受けた注意喚起
4月14日 アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、エジプト イランによるイスラエル攻撃を受けた注意喚起
4月16日 インドネシア、パキスタン、アフガニスタン、イエメン、イスラエル、アルジェリア、アンゴラ、エジプト、エチオピア、ガーナ、カメルーン、ギニア、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア、シエラレオネ、ジンバブエ、スーダン、セネガル、ソマリア、タンザニア、中央アフリカ、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マダガスカル、マラウイ、マリ、モザンビーク、リベリア、ブルンジ、チャド、ジブチ、英国、アメリカ合衆国(米国)、カナダ、モーリタニア、ボツワナ、南スーダン ポリオの発生状況(ポリオ発生国に渡航する際は、追加の予防接種をご検討ください)(内容の更新)
4月22日 パキスタン パキスタン:カラチ市内で発生した邦人を乗せた車列に対する襲撃事件に伴う注意喚起