● 5月17日(現地時間)、世界保健機関(WHO)は、コンゴ民主共和国及びウガンダおけるエボラ出血熱の流行が、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当する旨を決定しました。
● WHOによるPHEICの決定を受け、5月17日、外務省はコンゴ民主共和国及びウガンダを対象に感染症危険情報(レベル1:十分注意してください)を発出しました。
● 最新の情報発信・注意喚起を確認し、感染防止に十分留意してください。
1 「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」宣言
5月17日(現地時間)、WHOは、コンゴ民主共和国及びウガンダにおけるエボラ出血熱の流行は、さらなる拡大のリスクが高いこと等を踏まえて、PHEICに該当する旨を決定しました。
2 感染症危険情報(レベル1)の発出
上記1を受けて、コンゴ民主共和国及びウガンダに対し、「エボラ出血熱に関する感染症危険情報(レベル1)」を発出していますので、厚生労働省(含:検疫所)及び外務省、関係国・機関からの最新の情報発信・注意喚起を確認し、感染防止に十分留意してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2026T054.html#ad-image-0 ※「感染症危険情報」は、「危険情報」とは別途設けられるものです。今般、多数の感染が確認されているコンゴ民主共和国イツリ州では、以前から「危険情報」のレベル4(退避してください。渡航は止めてください。)が発出されており、コンゴ民主共和国のその他の地域及び隣国のウガンダでも「危険情報」が設定されています(詳細は海外安全ホームページを御確認ください)。
3 エボラ出血熱について
(1)エボラ出血熱の病原体は、ブンディブギョウイルスを含むオルソエボラウイルス属のウイルスで、オオコウモリが自然宿主と考えられています。
(2)感染経路は、感染した人や動物の血液や体液等に直接触れた際に粘膜等から感染します。また、感染した動物の死体や生肉との接触、またその生肉を食することでも感染します。なお、空気感染はしません。
(3)潜伏期間は2~21日とされています。
(4)感染した場合、初期症状は発熱、倦怠感、食欲低下、頭痛など。その後嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状がみられ、さらには出血傾向、意識障害などの重篤な症状を示し死亡することがあります。
(5)致命率はウイルスによって異なりますが、過去のアウトブレイクにおける致命率は25~90%と報告されています。
(6)後遺症として関節痛、視力障害、聴力障害がみられることがあります。
4 エボラ出血熱の予防・治療
(1)予防
・患者や動物の血液、体液、遺体に素手で触れない。
・生肉の摂食を避ける。
・今回の感染を引き起こしているブンディブギョウイルスに特化したワクチンは存在しない。
(2)治療
・対症療法。
・今回の感染を引き起こしているブンディブギョウイルスに特化した治療薬は存在しない。
(参考)
○厚生労働省 「エボラ出血熱」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html ○厚生労働省検疫所(FORTH)「エボラウイルス病」
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name48.html ○国立感染症研究所 「エボラ出血熱」
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/ebola-virus-disease/index.html 5 厚生労働省検疫所からの注意喚起(最新情報を確認ください)
(1)感染した人の血液や体液、これに汚染された可能性のあるもの、動物(死体を含む)には触らないでください。
(2)帰国時に体調に異状のある方は、検疫官にお申し出ください。
(3)コンゴ民主共和国又はウガンダ共和国に渡航又は滞在された方は、帰国時に検疫官にお申し出ください。エボラ出血熱の潜伏期間が2日〜21日とされていることから、コンゴ民主共和国又はウガンダの感染発生地域に滞在歴がある場合について、最大21日間、検疫所への健康状態の報告を行っていただくことになります。
○ 厚生労働省検疫所(エボラ出血熱に関する注意喚起)
https://www.forth.go.jp/news/20260517_00001.html 6 本広域情報の対象国・地域
アフリカ全域
7 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html また、3か月未満の出張などの渡航の際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html (問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(感染症情報)
電話:(代表)03-3580-3311
○外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)
(現地在外公館連絡先)
各国の在外公館は以下の外務省ホームページをご参照ください。
○外務省ホームページ:在外公館リスト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/link/zaigai/index.html