【ポイント】
●ティグライ州をめぐり、政治的緊張がこれまで以上に高まり、治安情勢が悪化しています。
●退避勧告地域を除くティグライ州への渡航・滞在を予定している方は、当分の間、渡航を控え、既に滞在されている方は、最新の情報を入手しつつ、常に周囲の状況や安全に注意し、早めに同州からの移動を検討してください。
【内容】
1 エチオピア・ティグライ州では、2024年後半以降、同州の最大政党であるティグライ人民解放戦線(TPLF)内部で、暫定州政府知事派と、TPLF議長派との間で政治的対立が表面化していました。2025年1月には、それまで中立を保っていたティグライ防衛軍(TDF)も両派に割れたとされ、また、3月11日以降には、TPLF議長派による自治体庁舎の奪取や職員の拉致等がメケレ市内を含む州内複数の地域で発生している等と報じられています。現在、両派閥は互いを公然と批判している状況であり、政治・治安状況を始めティグライ州情勢は今後急激に治安情勢が悪化する可能性も排除できません。
2 特に3月11日以降、ティグライ州をめぐり、政治的緊張がこれまで以上に高まり、以下のような事案が発生しています。今後、急激に州内の情勢が悪化する可能性も排除できません。
・報道によると、メケレ市内一部及びアディグドム(Adi Gudom、メケレ南方約40km)でTPLF議長派将兵による自治体庁舎の奪取や職員の拉致等が発生。
・暫定州政府知事派は、TPLF議長派の行動を非難するとともに、連邦政府の擁護や国際社会による圧力を求める声明を発出。これに対してTPLF議長派は、暫定州政府知事派が求めたとされる連邦政府の関与を「裏切り者集団による外部介入の要請」と評価し、かかる要請をプレトリア和平合意違反として非難する声明を発出。
・TPLF議長派がメケレのFMラジオ局及びメケレ市市長室を掌握。暫定州政府知事は、暫定州政府の一部業務を遂行できる状態にない旨、「武装勢力」は州警察の戦力を上回っている旨発言。
・報道によると、TPLF議長派がキルテ・アウラエロ(Kilte Awulaelo、メケレ北方60km)とハジュレ・セラム(Hagere Selam、メケレ北西約50km)の2都市を掌握。
3 上記の状況を踏まえ、退避勧告地域を除くティグライ州への渡航・滞在を予定している方は、当分の間、渡航を控え、既に滞在されている方は、最新の情報を入手しつつ、常に周囲の状況や安全に注意し、早めに同州からの移動を検討してください。
4 エチオピアに 3か月以上滞在する方は、在エチオピア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください 。
3か月未満の出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在エチオピア日本国大使館から連絡を受けることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
在留届登録
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.「たびレジ」登録
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html【ポイント】●セルビアでは、2024年11月1日に発生したノビ・サド駅舎の屋根が崩落した事故を発端に、政府に対して同事故の原因の全容解明を求めること等を目的としたデモが各地で連日行われています。
●デモ現場周辺では不慮の事故・事件に巻き込まれる可能性があるため、デモ現場には近づかない、デモ現場に居合わせた場合にはすぐにその場を離れ、自らの安全を確保することを心がけて下さい。
●セルビアに既に滞在中の方や、これからセルビアへの渡航を検討されている方は、当分の間、報道等を通じた情報収集と自らの安全確保に努めてください。
【本文】
1 2024年11月1日、国内第二の都市である北部ノビ・サドの駅舎の屋根が崩落し、利用客15名が死亡、2名が重傷を負う事故が発生しました。この事故の全容解明を求めるデモがベオグラード市やノビ・サド市をはじめ、セルビア国内の各都市で連日発生しています。
2 デモは学生や支援団体が主体となって行われていますが、学生の呼びかけに応じて市民によるストライキが発生する等、セルビア社会全体に広がりをみせています。現時点ではデモは概ね平和的に行われているものの、参加者の一部が逮捕される事案等も発生しています。
3 デモは既に4か月近くにわたり継続していますが、これまでのところ終息の兆しはなく、今後不測の事態が発生する恐れもあります。
4 これらのデモ現場周辺では予期せぬ事故・事件に巻き込まれる可能性があるため、現場に近づかない、デモ現場に居合わせた場合にはすぐにその場を離れ、自らの安全を確保することを心がけてください。また、報道等を通じた最新の治安情報の収集に努めるとともに、外出する際には家族や知人に行き先や居場所等を知らせることを心がけてください。
5 これからセルビア渡航を予定されている方や、既にセルビア滞在中の方で未登録の方は、最新の治安情報が受け取れるよう、必ず「たびレジ」又は「在留届」の登録をお願いします。
また、海外渡航時の基本として、万一の際に支援が得られる家族、友人、職場等に、日程や渡航先での連絡先を伝えておくことも重要です。
※「たびレジ」リンク
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html「在留届」リンク
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html (連絡先)
○在セルビア日本国大使館
住所: Tresnjinog cveta 13, 11070 Novi Beograd
電話: +381-11-3012800
FAX: +381-11-7118258
領事メールアドレス: consular@s1.mofa.go.jp
大使館ホームページ:
http://www.yu.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html※領事窓口(除く土日祝日): 8:30-12:30, 13:30-17:00
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課(内線)9926
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)