【ポイント】
●パナマでは、10月下旬以降、政府とミネラ・パナマ社との銅生産契約に反対する労働組合、教師組合、市民グループらによる抗議活動が発生しています。
●パナマへの滞在・渡航を予定している方や滞在中の方は、デモ等が行われている場所には近づかないよう慎重に行動し、無用のトラブルに巻き込まれることのないよう注意してください。また外出の際、特に政府関連施設やその周辺を訪問される際には、不測の事態に巻き込まれないよう、周囲の状況に注意を払うようにしてください。
【本文】
1 パナマでは、10月下旬以降、政府とミネラ・パナマ社との銅生産契約に反対する労働組合、教師組合、市民グループらによる抗議活動が発生しています。
2 パナマ市内及び地方の主要都市では、政府関連施設、大学周辺での抗議活動、タイヤを燃やす等の手段による橋梁・道路封鎖、投石行為などが発生しています。恒常的な渋滞により、公共交通機関の運行や物流に影響が出ており、首都パナマ市のスーパーマーケットでは果物や野菜が品薄になっています。また各地で医薬品、農作物、食料品、ガソリン等が不足しており、市民の生活に影響を与えています。
3 現在までに、抗議活動に関連した4人の死者が報告されています。コロン県およびチリキ県では道路封鎖を強行突破した車に轢かれて両県のデモ参加者それぞれ1人が死亡し、西パナマ県チャメ地区では、道路封鎖に激怒した77歳の男性が口論の末、所持していた自動小銃でデモ参加者2人を射殺しました。
4 11月9日、治安当局は、デモ参加者による道路封鎖を解除するために必要な武力行使を行うことを発表しました。これに伴い、治安当局は催涙弾を使用するなどしてデモ隊を解散させ、またデモに関連した器物損壊等で1,000人以上を逮捕しました。
5 つきましては、パナマへの滞在・渡航を予定している方や滞在中の方は、デモ等が行われている場所には近づかないよう、慎重に行動していただき、無用のトラブルに巻き込まれることのないよう注意してください。外出の際、特に政府関連施設やその周辺を訪問される際には、不測の事態に巻き込まれないよう、周囲の状況に注意を払うようにしてください。また、外務省海外安全ホームページ、在パナマ日本国大使館ホームページ、現地報道、SNS等で最新情報の収集に努めてください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4567
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
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○在パナマ日本国大使館
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