【ポイント】
● 1月21日、スウェーデンの首都ストックホルム市内で発生した政治活動家によるコーラン焼却事案をきっかけに、スウェーデンにおけるテロの脅威が高まっています。
● 本件を受け、スウェーデン国内に渡航・滞在を予定されている方は、報道等を通じた最新の治安情報の収集に努め、テロ被害の予防を十分に意識した慎重な行動を心がけてください。
【本文】
1 1月21日、スウェーデンの首都ストックホルム市内のトルコ大使館周辺で、政治活動家がイスラム教の聖典(コーラン)を焼却する事案が発生しました。この直後から、イスラム教徒の多い国々を中心として反発・抗議が拡大するとともに、スウェーデンに対するイスラム過激派の関心が一層高まっています。
2 2月8日、スウェーデン公安警察(Swedish Security Service)は、上記コーラン焼却事案を受け、「スウェーデンに対する世界各国の暴力的イスラム過激派からの関心が高まっている。」とし、2月22日には、「テロ脅威レベルは5段階中3番目の『増大した脅威』を継続しており、テロリストが攻撃を行う可能性がある。」と発表しました。
3 上記を踏まえ、スウェーデンに渡航予定の方や在留邦人の皆様におかれましては、当面の間、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、報道等を通じた最新の治安情報の収集に努めてください。特に、テロの標的となりやすい場所(政府・外交団施設、公共交通機関、観光施設、デパートや市場、宗教施設など不特定多数が集まる場所)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全の確保に努めてください。
そのほか、以下の情報もご参考にしてください。
・「安全の手引き(在スウェーデン日本国大使館 2023年2月)」
(
https://www.se.emb-japan.go.jp/nihongo/anzennotebiki.pdf)・「欧州におけるテロへの注意喚起(2023年2月15日)」
(
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C008.html )
(問合せ先)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
(現地大使館連絡先)
○在スウェーデン日本国大使館
TEL:+46-(0)8-5793-5300 (閉館時は緊急電話対応業者につながります)
FAX:+46-(0)8-661-8820
H P:
https://www.se.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html