●ナイジェリア疾病管理センターは、2022年1月23日時点でラッサ熱の確定例が115例(うち死亡26例)報告されていることを発表しました。
●ラッサ熱は死亡率の高い感染症ですので、十分注意してください。
1 ナイジェリア疾病管理センターの発表
(1)2022年1月23日時点でラッサ熱の確定例が115例(うち死亡26例)となっており、9州(オンド、バウチ、エド、オヨ、エボニー、ベヌエ、カツィナ、カドゥナ、タラバ)から報告されています。また、すべての確定例のうち、74パーセントがエド州(28パーセント)、オンド州(28パーセント)、バウチ州(23パーセント)の3州から報告されているとのことです。
(2) 本年第1週目(1月3日~9日)及び2週目(1月10~16日)における症例としては、過去4年間の同じ時期の記録に比べ、最多症例数となっています。
(3)2020年は、確定472例(うち死亡70例)が報告されています。
2 ラッサ熱は死亡率の高い感染症ですので、以下3を熟読の上、十分注意してください。
3 ラッサ熱について
(1)感染源
ヤワゲネズミという野ネズミの排泄物から経口感染し、乾季の野焼きで野ネズミが拡散するため流行が起きると言われています。感染したヒトからヒトへの直接接触による感染もあります。
(2)症状
潜伏期間は3~21日間とされます。症状は発熱、倦怠感、頭痛、下痢、嘔吐、腹痛等があり、重症化するとショック・意識障害・全身からの出血等が生じます。
(3)予防
ワクチンはありません。食料の保管方法やゴミの廃棄場所に気をつけて、ネズミを家に寄せ付けないようにすることが重要です。また、ネズミの糞尿による汚染の可能性がある所を触らないようにしてください。
参考
厚生労働省検疫所ホームページ:ラッサ熱
https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name51.html4 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。(
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細は
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)4475
○外務省 海外安全ホームページ:
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)
(現地在外公館連絡先)
○在ナイジェリア日本国大使館
住所:No.9、 Bobo Street、 Maitama、 Abuja
電話:(市外局番090)-6000-9019/9099
国外からは(国番号234)90-6000-9019/9099
上記電話番号が不通の場合または、緊急の用件等の場合は、(国番号234)-80-3629-0293におかけください。
大使館ホームページ:
https://www.ng.emb-japan.go.jp/j/