情報種別:海外安全情報(スポット情報)
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セブ島におけるトランプ賭博詐欺に関する注意喚起

2011年11月24日
1.リゾート地として有名なセブ島において以前からも発生していた「トランプ賭博詐欺」の被害事例が、最近、再び日本人旅行者、日本人語学留学生などを中心に発生しています。
 セブ島に渡航される方は、以下の点に留意し、「トランプ賭博詐欺」の被害に遭わないよう十分注意してください。

(1)見知らぬ人物から誘われても安易に応じないこと(加害者は言葉巧みに、まず喫茶店に誘い、その後、打ち解けてから自宅に招くことが多い。)。

(2)特に日本語で話しかけてきたり、親族が日本へ旅行するので、日本の事情を教えてほしいと油断を誘うケースがあるので、警戒すること。

(3)フィリピンでは、法律で認められている場合(フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)が運営する施設、公営競馬、公営闘鶏など)を除いて、宝くじ、カードゲーム、麻雀などの賭け事に直接的、間接的に関与した者は、処罰の対象となります。したがって、フィリピン当局が、被害者について今回のケースのような違法賭博に自主的に応じたと判断すれば、「詐欺被害者」とはみなされず、逆に罪に問われるケースもあり得るので、賭博の誘いには絶対のらないこと。

2.犯行の主な手口は次のようなものです。
(1)旅行者等がショッピング・モールや繁華街を散策中、地元の者と思われる人物(老若男女を問わず、一人とも限らない。比較的こぎれいな身なりをしている場合が多い。)から、「近く、家族が日本へ留学するので日本の事情について教えてほしい」、「知り合いが日本に興味を持っている」などと声を掛けられる。

(2)声を掛けてきた人物は、付近のファーストフード店やコーヒーショップなどでしばらく会話をした後、頃合いを見計らって、例えば「家族にも話を聞かせてやってほしい」、「自宅に日本語で記載されたものがあるが、何が書いてあるのか説明してほしい」などと言って、自宅と称する場所へタクシーやジープニー(乗合自動車)で連れて行く。なお、移動中は絶えず話しかけられることから、土地勘のない被害者が移動経路を覚えることは非常に難しい。

(3)自宅と称する場所に着くと、家族等が温かく出迎えてくれて、説明が一通り終わると、そのお礼にと言って食事等の歓待を受ける。その後、トランプ遊びを誘われ、手ほどきを受けていると「これから知人の金持ちが来ることになったので、一緒にその金持ちをカモにしてやろう」などと持ちかけられ、トランプ賭博をせざるを得ない状況になる。

(4)当初は指示どおりに賭けていると勝ち続けるが、相手がこれが最後だと言う言葉につられ、賭けに応じると、あっという間に負け込んでしまい、多額の支払を迫られる。

(5)最終的には持ち合わせた金品を全て巻き上げられたり、クレジット・カード等を使ってキャッシングを強要される(当然、自宅と称する場所に居る家族、後から来た知人も「トランプ賭博詐欺」の一味であることがほとんど。)。

3.最近の「トランプ賭博詐欺」の被害事例は次のとおりです。
(1)セブ島を訪れた日本人旅行者(以下、「被害者」という。)は、ショッピング・センターで中年のフィリピン人夫婦らしい男女2人組から「我々の娘が近く日本に旅行に行くので日本の最近の事情を教えてほしい」と喫茶店に誘われた。

(2)その後、「聞いた話は大変参考になるので、自宅の娘に、直接、話をして貰えると有り難い。自宅は近く、すぐ終わるのでお願いしたい」と懇願された。

(3)軽い気持ちで承諾し、タクシーにて「自宅」に着くと娘が出てきて、説明を開始、その後、食事を用意したので、お礼として食べてほしいと食事を共にする。そこに、身内でカジノで働いていると称する人物が現れ、食後にトランプゲーム(ブラックジャックというゲームが多い。)の遊び方を教えてあげると否応なく誘われた。

(4)最初は娘と二人のチームに入れられ、勝ち方を指導してくれたこともあり、ゲームに勝つことが多かったが、その後、中国系のお金持ちと称する人物が現れ、ゲームに参加、大金を一度に掛け始めたため、被害者は自分は止めると申し入れるが、止めさせてくれず、ゲームを継続した。

(5)最終的に被害者は数千米ドルを負けたが、手元には少しの米ドルしかなく、残りはクレジット・カードでお金を引き出すよう強要され、グループの一味が同行し、銀行にて引き出して、支払を行った。

4.なお、フィリピンには別途、危険情報が発出されていますので、その内容にも留意してください。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp
                http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
○在フィリピン日本国大使館
 住所:2627 Roxas Boulevard, Pasay City, Metro Manila, Philippines
 電話:(市外局番02)551-5710
    国外からは(国番号63)-2-551-5710
 FAX:(市外局番02)551-5780
    国外からは(国番号63)-2-551-5780
 ホームページ: http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm
○在セブ出張駐在官事務所
 住所:7th floor, Keppel Center, Samar Loop cor, Cardinal Rosales Ave.,
    Cebu Business Park, Cebu City, Philippines
 電話:(市外局番032)231-7321
    国外からは(国番号63)-32-231-7321
 FAX:(市外局番032)231-6843
    国外からは(国番号63)-32-231-6843
○在ダバオ出張駐在官事務所
 住所:Suit B305 3rd Floor, 140R, Plaza de Luisa Complex,
    R.Magsaysay Ave., Davao City, Philippines
 電話:(市外局番082)221-3100
    国外からは(国番号63)-82-221-3100
 FAX:(市外局番082)221-2176
    国外からは(国番号63)-82-221-2176