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東ティモールの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2023年08月09日
危険情報
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危険レベル・ポイント

【危険度】
●全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●経済の停滞や貧困を背景に一般犯罪が一定の頻度で発生している他、若者の失業等に起因し、日頃から不満を抱えるグループ、特にマーシャル・アーツ・グループに属する若者間の対立・抗争が散発しています。

詳細

1 概況
(1)東ティモール民主共和国は、2002年5月に独立を回復し、国際社会の支援の下、平和の回復・定着を進めてきました。2022年の大統領選挙、及び、2023年の国民議会選挙が平和裡に終了し、治安状況も安定しています。
(2)一方、社会的格差の拡大、そして未就労の若者が増加する中で、若者達のグループやマーシャル・アーツ・グループ(以下、MAG)※の対立・抗争事件が散発している他、暴行、窃盗、空き巣等の一般犯罪は一定の頻度で発生しています。不特定多数が集まる集会やデモが行われることもありますので、遭遇した場合には容易に近づかず速やかにその場から離れる等、自ら身の安全を守ることが大切です。また、交通法規及び取締まり等が十分整備されていない中で、自転車やオートバイが急激に増加したこと、また、交通法規への理解不足も加わり、交通事故が多発していますので、交通安全には十分留意する必要があります。
 ※複数の一般格闘技集団の総称。一部インドネシアに起源を持つ格闘技団体もあり、東ティモールでは「MAG法」により団体登録することになっている。
(3)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を予測し未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 また、東ティモールのテロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_295.html )も参照してください。

2 地域情勢
全土 レベル1:十分注意してください。(継続)
(1)首都ディリの治安状況は比較的安定しており、2022年、2023年の国政選挙は平和裡に実施されてきています。しかしながら、都市部では過去に外国人住居を狙った侵入盗や強盗事件、刃物を持ったオートバイ二人組による傷害事件等の犯罪も報告されています。最近は、自動車やオートバイの数が急速に増加し、無免許運転も多く、交通法規を遵守しない運転手による交通事故も発生しています。
(2)新型コロナウイルス感染症拡大やロシアによるウクライナ侵略の影響による経済・雇用の不安定化を受け、経済が停滞する中で食糧問題や貧困問題、若年層の失業問題は依然未解決のままであり、一部不満をかかえるグループ間の抗争等が散発しています。
(3)特に東ティモールで従来頻繁に抗争事件を起こしていたMAGである「Korka」「IKS」及び「PSHT」の3団体が「KRAM(武道規制委員会)」に登録後、活動を認可され、合法的に活動しており、近年、彼らの抗争とみられる暴力事件が、特に「IKS」と非合法集団「77」との間で散発的に発生しています。また、社会への不満を有する若者とMAG間の対立・抗争も発生する可能性があり、注意が必要です。
(4)つきましては、東ティモールへの渡航を予定される方は、十分な安全対策を講じた上で渡航してください。また、同国に滞在されている方は引き続き安全確保に留意してください。

3 渡航・滞在に当たっての注意
 東ティモールへ渡航・滞在される方は、以下の事項に留意するとともに、「安全対策基礎データ」( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_295.html )等を参考に危険を避ける行動をとってください。また、日本国外務省、在東ティモール日本国大使館、国際機関、現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在東ティモール日本国大使館に連絡してください。
(1)基本事項
ア 事件、騒乱等が発生している地域には近づかない。夜間の外出は極力控える。
イ 現地の文化、風習を尊重し、現地住民の反感を招かないよう適切な行動を心がける。
ウ 治安の悪化が見られた場合は、直ちに在東ティモール日本国大使館に連絡する。
(2)在留届、「たびレジ」
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 東ティモールに3か月以上滞在する方は、東ティモール日本大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の東ティモール日本大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html  (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在東ティモール日本国大使館
 住所:Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste
 電話:332-3131又は3132(代表)、7723-1127(緊急時)
 国外からは(国番号670)332-3131又は3132(代表)、(国番号670)7723-1127(緊急時)
 FAX: 332-3130
 国外からは(国番号670)332-3130
 ホームページ: https://www.timor-leste.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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