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東ティモールの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

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更新日 2021年08月17日
危険情報
地図
凡例:黄色箇所「レベル1:十分に注意してください。」・その国・地域への渡航、滞在にあたって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。薄橙色箇所「レベル2:不要不急の外出は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合は特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。橙色箇所「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)赤色箇所「レベル4:退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。
凡例表示

危険レベル・ポイント

【危険度】
●インドネシア(西ティモール)との国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記地帯を除く全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●東ティモールとインドネシア(西ティモール)との国境地帯では、不法入国者、犯罪者及び隣国インドネシアのイスラム過激派グループ分子による国境を越える移動が懸念されること等から不安定要因があります。
●2022年の大統領選挙に向け、今後の政治情勢や新型コロナウイルス感染症に対する政府の対応次第では、日頃不満を抱える国民、特に政党支持グループ間の対立・抗争の発生により、治安情勢が不安定化する可能性があります。

詳細

1 概況
(1)東ティモールとインドネシア(西ティモール)との国境地帯では、不法入国者、犯罪者及び隣国インドネシアのイスラム過激派グループ分子による国境を越える移動が懸念されること等から不安定要因があります。特に東ティモールにとっては、新型コロナウイルス感染症の防疫措置の強化とインドネシア(西ティモール)との陸路物資供給ルートの確保はいずれも重要であり、不法入国者対策上の国境管理とのバランスをとる必要に迫られています。

(2)2度にわたり国民議会議員選挙(2017年7月および2018年5月)が実施されましたが、大きな混乱等は生じていません。しかしながら、2018年6月に第8次立憲政府が発足した際、ル・オロ大統領は一部の主要閣僚候補の任命を拒否し、組閣が完了しない状態が続くなど、ル・オロ大統領と政権与党連合との間で政治的対立が生じ、国政運営が停滞しました。さらに、与党連合の一部が2020年度政府予算を否決したことによって、国政は機能不全に陥りました。
 このような状況下で、各政党間の新たな合従連衡が模索され、新たな国民議会多数派が形成されました。その結果、第8次立憲政府は、この新たな国民議会多数派を基盤にして、内閣改造(2020年5月および6月の2度にわたる新閣僚の就任式)を行いました。
 一連の内政の流れの中においても、治安情勢が顕著に悪化した兆候はありませんが、内閣改造後の政権運営は1年以上が経過した今も流動的です。また、新型コロナウイルス感染症の防疫措置としての非常事態宣言の継続や一時ディリ等で出されていた外出規制措置、2021年4月の洪水災害も加わり、食糧問題や貧困問題、若年層の失業問題は依然未解決のままであり、経済の停滞等から政治的な緊張が高まり、突発的に騒乱等が発生するおそれは依然として排除できません。2022年には大統領選挙を控えており、水面下での政治的活動が活発化する中で、今後の政治情勢や新型コロナウイルス感染症に対する政府の対応次第では、日頃不満を抱える国民、特に政党支持グループ間の対立・抗争の発生により、治安情勢が不安定化する可能性があります。

(3)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。


2 地域情勢
(1)インドネシアとの国境地帯
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 東ティモールとインドネシア(西ティモール)との国境地帯では、不法入国者、犯罪者及び隣国インドネシアのイスラム過激派グループ分子による国境を越える移動が懸念されています。東ティモール治安当局は、「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)関係者の東ティモールへの入国の事実はないとしていますが、ISIL関係者のアジア地域への拡散が懸念される中、インドネシア治安当局との合同国境パトロール作戦を含め、国境監視体制を引き続き強化しています。また、新型コロナウイルス感染症に関する非常事態宣言下の措置としてインドネシアとの国境(陸路)が封鎖されていますが、インドネシア側から不法入国を試みた者や、「マーシャル・アーツ・グループ」(MAG)のメンバーがインドネシア国内への不法越境を試み、身柄が確保される事案が複数発生しています。

 つきましては、インドネシアとの国境地帯への渡航・滞在を予定されている方は、不要不急の渡航・滞在は止めてください。また、真にやむを得ない事情で渡航する場合には、事前に治安情報の収集に努め、十分な警戒を行うとともに、所属団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策を講じてください。

(2)上記地帯を除く全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

ア 首都ディリの治安状況は比較的安定しており、2012年末に「国連東ティモール統合ミッション」(UNMIT)が撤収した後、東ティモールが主体的に実施する初めての国政選挙として、2017年3月には大統領選挙、同年7月には国民議会議員選挙、及び2018年5月には新たな国民議会議員選挙が、1か月間に及ぶキャンペーン期間も含め、平和裡に推移しました。しかしながら、都市部では一般犯罪が増加傾向にあり、外国人住居を狙った侵入盗や強盗事件、刃物を持ったオートバイ二人組による傷害事件等の犯罪も報告されています。最近は、自動車やオートバイの数が急速に増加し、無免許運転も多く、交通法規を遵守しない運転手による交通事故も多発しています。

イ このような中、新型コロナウイルス感染症に対する防疫措置としての非常事態宣言の継続や一時ディリ等で出されていた外出規制措置、2021年4月の洪水災害も加わり、食糧問題や貧困問題、若年層の失業問題は依然未解決のままであり、経済の停滞等から政治的な緊張が高まり、突発的な騒乱等に発展するおそれは依然として排除できません。

ウ 東ティモールで従来頻繁に抗争事件を起こしていた「マーシャル・アーツ・グループ」(MAG:インドネシアに起源を持つ格闘技団体であり、東ティモールでは「MAG法」により団体登録をすることになっている格闘技サークル)は、2011年12月に死傷者を出す抗争事件を起こしたため、政府がMAGの活動を1年間禁止する決議を行い、その後、表立った活動は見られません。しかしながら、非合法化措置を受けている「PSHT」、「Korka」および「Kera Sakti」のMAG間抗争とみられる暴力事件は、現在でも散発的に発生しています。

エ 2017年及び2018年の一連の国政選挙は平和裡に終了しましたが、国政の停滞を招いた結果、政権は第7次立憲政府からルアク首相が率いる第8次立憲政府へ移行し、2020年5月および6月の改造を経て現在の内閣が成立しています。現在では政権運営における大きな混乱は見られなくなりましたが、2022年の大統領選挙に向け、水面下での政治的活動が活発化する中で、政治情勢について注視していく必要があります。今後、与野党、政党支持グループ、社会への不満を有する若者やMAGグループ間の対立・抗争の発生により、治安情勢が不安定になる可能性もあります。

 つきましては、東ティモールへの渡航を予定される方は、十分な安全対策を講じた上で渡航してください。また、同国に滞在されている方は引き続き安全確保に留意してください。


3 渡航・滞在に当たっての注意
 東ティモールへ渡航・滞在される方は、以下の事項に留意するとともに、「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_295.html )等を参考に危険を避ける行動をとってください。また、日本国外務省、在東ティモール日本国大使館、国際機関、現地関係機関等から最新の情報を入手するよう努めてください。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には,在東ティモール日本国大使館に連絡してください。

(1)基本事項
ア 事件、騒乱等が発生している地域には近づかない。夜間の外出は極力控える。
イ 現地の文化、風習を尊重し、現地住民の反感を招かないよう適切な行動を心がける。
ウ 治安の悪化が見られた場合は、直ちに在東ティモール日本国大使館に連絡する。

(2)在留届、「たびレジ」
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 東ティモールに3か月以上滞在する方は、東ティモール日本大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の東ティモール日本大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在東ティモール日本国大使館
  住所:Avenida de Portugal, Pantai Kelapa, Dili, Timor-Leste
  電話:332-3131又は3132(代表)、7723-1127(緊急時)
   国外からは(国番号670)-332-3131又は3132(代表)、(国番号670)-7723-1127(緊急時)
  FAX:(国番号670)-332-3130
   国外からは(国番号670)-332-3130
  ホームページ: https://www.timor-leste.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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