- 国・地域別
- 目的別
近年多くの方が海外へ渡航されるようになり、また、交通網やインフラの発達にともない、これまで渡航が困難であった地域へのアクセスも容易になり、邦人の渡航先も多様化しています。
外務省は、世界各国・地域に230以上の在外公館を設置していますが、いまだ在外公館が未設置の国・地域もあります。これらの国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約がありますので、渡航の際には、下記の注意事項を予め十分にご確認ください。
災害発生時、近隣地域に所在する大使館・総領事館が情報提供や避難の支援を行いますが、交通路の遮断、交通機関の運行停止等により、在外公館員が災害地域に赴き支援を行うことが困難となります。そのような場合には、自力で避難するか、または状況が落ち着き、交通インフラ等が復旧するまで現地で待機していただかざるを得ない事態も想定されます。
(2) 島嶼国並びに海外領土への渡航時の注意事項特に、大洋州、カリブ海地域には、在外公館未設置の島嶼国が多くあります。島嶼国において台風、ハリケーン等の自然災害等が発生した場合には、上記(1)のとおり近隣諸国に所在する在外公館からの支援が困難であるだけでなく、被災地に滞在する方々が他の地域へ避難することも容易ではありません。こうした事情を踏まえ、渡航に際しては事前に天候や政情等の情報収集に努め、危険を察したら、渡航の取りやめや中断を検討してください。
大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。これらの地域における邦人援護やパスポートの発給は、島嶼国と同様に困難となる場合がありますので、渡航に際してはご注意ください。
紛失等したパスポートを失効させるための届出や、パスポート等の発給に際しては、不正取得等を防ぐため、原則として、申請者ご本人に最寄りの在外公館にお越しいただく必要があります。
しかし、日本国の在外公館が未設置国・地域においてパスポートを紛失等した場合、新たなパスポートや帰国のための渡航書を取得するにも、滞在する国から最寄りの在外公館所在国への出入国できず、同行者や日本の親族の協力を得る必要がでたり、最寄りの在外公館との郵便等による書類のやり取りが必要となって滞在延長を余儀なくされるなど、大きな時間的・労力的な負担がかかります。
(在外公館未設置国・地域におけるパスポート等の取得のための具体的な手続きについては、最寄りの在外公館にお問い合わせください。)
アジア | ブータン |
---|---|
大洋州 | キリバス、クック、ツバル、ナウル、ニウエ |
中南米 | アンティグア・バーブーダ、ガイアナ、グレナダ、スリナム、セントクリストファー・ネーヴィス、セントビンセント、セントルシア、ドミニカ、バハマ、ベリーズ |
欧州 | アンドラ、コソボ、サンマリノ、マルタ、モナコ、モンテネグロ、リヒテンシュタイン |
アフリカ | エスワティニ、エリトリア、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ、コモロ、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペ、シエラレオネ、セーシェル、赤道ギニア、ソマリア、チャド、中央アフリカ、トーゴ、ニジェール、ブルンジ、リベリア、レソト |
「たびレジ」は、滞在期間が3か月未満の海外旅行者や海外出張者海外旅行や海外出張者が、旅行日程、滞在先、連絡先などを登録すると、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の関連メールを受けることができ、また、いざという時に安否確認を受けることができるシステムです。海外渡航時には必ず「たびレジ」にご登録ください。