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● 査証、出入国審査等

(手続や規則に関する最新の情報については、駐日パキスタン大使館(電話03−5421−7741)にお問い合わせください。)
※新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限が取られていることがありますので、海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )等により事前に最新の情報をご確認ください。

1 査証(ビザ)
 2021年2月より、全ての査証(ビザ)申請はオンライン化されており、また、日本人がパキスタンに入国するためには査証(ビザ)が必要です。
(1)短期商用目的
 パキスタンへの渡航前の48時間から72時間前に手続きを行う必要があるビジネスビザ・イン・ユア・インボックス(Business Visa in Your Inbox)および最長5年間の数次有効となるビジネスビザ(Business Visa)があります。
(2)旅行目的
 パキスタンへの渡航前の48時間から72時間前に手続きを行うツーリストビザ・イン・ユア・インボックス(Tourist Visa in Your Inbox)、滞在期間を延長できるツーリストビザ(Tourist Visa)および4週間程の審査期間を要する登山・トレッキングビザ(Mountaineering & Trekking Visa)があります。
(3)罰則規定
 パキスタンでは外国人の不法滞在が深刻な問題となっています。これに伴い、パキスタン政府は不法滞在に係る罰金(Overstay Charge)を設定しています。この罰則規定は、すべての外国人に適用され、この罰金が科された場合は、次回からパキスタン入国が困難になる可能性がありますので、パキスタン査証(ビザ)に記載されている滞在可能期間を遵守し、必要に応じて当該査証(ビザ)の滞在期間更新手続きを行うようにしてください。

○不法滞在の期間・罰金額
2週間以上〜1か月未満 50米ドル
1か月以上〜3か月未満 200米ドル
3か月以上〜1年未満  400米ドル
(有効なパキスタンオリジンカード(POC)(注:パキスタン系外国人等に対して発行される登録証)所持者に対しては減免措置があります。)

2 外貨申告、両替
(1)現金等の持込み・持出し
 現地通貨(パキスタン・ルピー)については10,000ルピーまでの持込み(インドからは3,000ルピーまで)が可能です。10.000米ドル相当以上の外貨を入国時に持ち込む場合にはWeBOC(Web Based One Customs)によるオンライン申告が必要です。
 また、出国時については18歳以上が1回にあたり1人5,000米ドル相当で年間30,000米ドル相当、18歳未満が1回あたり1人2,500米ドル相当で年間15,000米ドル相当までの外貨の持出しが可能とされています。
(2)両替
 現地通貨の米ドルへの換金は銀行ではできませんが、両替商で可能です。米ドルから現地通貨への換金は、銀行・両替商ともに可能です。
日本円(現金)から現地通貨への換金は、都市部の両替商等一部においては可能ですが、一般的には米ドルからの換金の方が容易です。

3 通関
(1)持込み禁止品目
 主な品目としては、わいせつ物(ポルノ雑誌やDVD等)、麻薬等違法薬物、各種武器、アルコール飲料の持ち込みが禁止されています。
(2)持出し禁止品目
 仏像等の骨董品・美術品を許可なく国外に持ち出すことは法律で禁じられています。骨董品の国外不法持出しを図った場合は、当該物品の没収、および同物品の価値の2倍以下の額の罰金が科せられ、さらに禁固刑が科せられることもあります。なお、絨毯については土産品として持ち帰ることができますが、購入先からの取得税番号の記載された領収書が必要です。
 パキスタンで取引されることがある「シャトゥーシュ」と呼ばれる高級毛織物は生息数が減り世界的に取引が禁止されているチベットアンテロープの毛でできており、ワシントン条約により日本への持込みおよび日本国内での売買が禁止されています。
 なお、過去に機内預け荷物の中に弾丸型のキーホルダーを入れていたところ、危険物と思われる物を所持していたとして空港官憲に一時身柄を拘束された事案があるため、銃火器類として認識されるおそれのある拳銃型、弾丸型の玩具等は携行しないでください。


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