情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。
ジャマイカの危険情報【一部地域の危険レベル引下げ】
2026年5月22日
【危険度】
●セント・アンドリュー県(首都キングストン市を含む)、セント・キャサリン県、セント・ジェームズ県、ウェスト・モアランド県
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。《継続》
●クラレンドン県
レベル1:十分注意してください。《引き下げ》
●上記以外のジャマイカ全域
レベル1:十分注意してください。《継続》
【ポイント】
●ジャマイカでは、殺人等の凶悪犯罪が多発しています。政府は危険地域を犯罪対策特別地区(ZOSO)に指定するほか、非常事態宣言(SOE)・外出禁止令の発令など、警察のみならず、軍を投入して犯罪抑止対策を行っていますが、依然として殺人・強盗・銃撃事件、ギャングの抗争事件等の犯罪が多発しています。特にセント・アンドリュー県(首都キングストン市を含む)、セント・キャサリン県、セント・ジェームズ県、ウェスト・モアランド県は凶悪犯罪が多発しているため、危険レベル2を継続します。
●クラレンドン県では、2025年に警察の集中的な治安対策により主要ギャングの首謀者逮捕や武器押収が進められた結果、殺人件数の減少等治安の改善が見られるため危険レベルを2から1に引き下げます。
●犯罪の発生は危険レベル2の地域に限らず、ジャマイカ全土に及んでいますので、滞在中は十分な安全対策を講じる必要があります。殺人、強盗、強姦、薬物関連事件など、あらゆる犯罪が発生しています。
1 概況
(1)ジャマイカにおける2025年の殺人件数は674件であり、前年から41.2%減少したものの、住居侵入は16.5%増、強盗は8.6%増となっています。
また、人口10万人あたりの殺人率は2019年から2023年まで、世界ワースト1位〜2位を記録していました。2025年は対前年比で殺人や銃撃事件は減少しているものの依然として他国に比べ高い水準で発生しており、治安対策が国家の最重要課題となっています。
(2)2017年7月、新犯罪対策法が施行され、同法によって、特に治安の悪い地区を犯罪対策特別地区(ZOSO)に指定、軍・警察は、令状なしでの治安維持活動(捜索、検問、外出禁止令)が可能となりました。2025年12月時点で、同法によりセント・ジェームズ県のマウントセーラム、ノーウッド、ウェスト・モアランド県のサバンナ・ラ・マール、キングストンのデンハムタウン、グリニッジタウン、パレードガーデンズ及びセント・アンドリュー県のオーガストタウンが指定され、コミュニティベースでの政策拡充により犯罪の温床を断つという中長期的な取り組みが行われており、2026年も指定されたエリアが引き続き監視される可能性があります。また、ギャング活動や犯罪の動向により、新たに指定されるエリアも考えられます。
(3)キングストン市、スパニッシュ・タウン地区、モンテゴ・ベイ地区等においては、突発的に外出禁止令が発令され、軍と警察による共同のギャング掃討作戦が実施されることがあります。治安当局とギャング間の銃撃戦に巻き込まれる可能性もありますので、外出禁止令発令中は対象地域への接近は避けてください。昼間であっても、警戒中の警察・軍がギャングに襲撃される事件が発生しており、大変危険です。
2 地域別情勢
(1)セント・アンドリュー県(首都キングストン市を含む)、セント・キャサリン県、セント・ジェームズ県、ウェスト・モアランド県
レベル2:不要不急の渡航は控えてください。《継続》
ジャマイカでは、殺人等の凶悪犯罪が多発しています。特に、セント・アンドリュー県(首都キングストン市を含む)、セント・キャサリン県、セント・ジェームズ県、ウェスト・モアランド県については、警察が犯罪抑止対策を行っていますが、依然として殺人・強盗・銃撃事件、ギャングの抗争事件等の犯罪が十分に抑止されておらず凶悪犯罪が多発しています。
つきましては、これら地域への不要不急の渡航は控えてください。やむを得ず渡航する場合には、特別な注意を払うとともに十分な安全対策をとってください。
(2)クラレンドン県
レベル1:十分注意してください。《引下げ》
2023年、クラレンドン県で、ギャング関連の暴力犯罪の急増と殺人事件の多発により非常事態宣言(11月23日〜12月7日)が発出されました。その後、集中的な治安対策として「ミッション Sub-70 / Sub-50」といった殺人件数減少の数値目標を段階的に設定し、主要なギャング組織のネットワークを特定の上で首謀者複数の逮捕や武器押収が行われた結果、殺人件数が減少する等治安の改善が見られます。一方で、減少傾向にはあるものの引き続き同種事案の発生は確認されております。
つきましては、この地域に渡航・滞在する場合には、報道等により最新の情報を入手するよう努めるなど、十分注意してください。
(3)上記以外の地域
レベル1:十分注意してください。《継続》
犯罪の発生場所は危険レベル2の地域に限らず、ジャマイカ全土に及んでいますので、滞在中は十分な安全対策を講じる必要があります。殺人、強盗、強姦、薬物関連事件など、あらゆる犯罪が発生しており、2025年2月には日本人旅行者が路上で強盗被害に遭っています。
また、警備員が配置された高級ホテルを武装集団が襲い、外国人観光客から金品を奪う強盗事件も発生しており、非武装警備員による犯罪抑止効果も限定的と言えます。
つきましては、これらの地域に渡航する場合は、最新の治安関連情報の収集に努めるなど、十分注意してください。
3 滞在に当たっての注意
滞在に当たっての注意について、詳細は安全対策基礎データ( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_249.html )も併せて参照してください。
滞在中は、上記情勢及び下記事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在ジャマイカ日本国大使館、現地機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
(1)日本人旅行者が、単独で歩いていた際に犯罪被害に遭うケースが多く報告されています。ジャマイカ(特にキングストン市)では、ジャマイカ人であっても犯罪被害防止のため外を歩くことは避け、車両で移動する傾向にあります。徒歩での移動は極力控えてください。また夜間・早朝の暗い時間帯の外出も極力控えてください。
(2)スマートフォンを狙った殺人や強盗が発生しています。路上でスマートフォンを手に取ったり、画面に見入ったりする行為は非常に危険です。また「強盗犯人は、被害者からの抵抗を想定して、拳銃やナイフを所持していることが多い」と現地警察が指摘しています。もし強盗被害に遭った場合は、決して抵抗しないでください。
(3)誘拐(拉致)事件の発生も報告されていることに留意し、滞在に当たっては、「目立たない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の3原則を守り、日頃より最新の誘拐事件情報を継続的に入手するよう努めてください(詳細は https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してください。)。
(4)日頃からジャマイカの治安状況に注意し、新聞やテレビ、ラジオ等により情報収集に努めてください。さらに、混乱が起きた場合の基本行動についても常に検討してください。危険の兆候が高まると、給油所や食料品店等に長蛇の列が発生しやすいので、普段から食料や飲料水の備蓄に心掛け、自家用車等の給油は頻繁に行うようお勧めします。
(5)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
ジャマイカに3か月以上滞在される方は、在ジャマイカ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ジャマイカ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )
(6)これまで、ジャマイカにおいて、日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンオフェンダー型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
また、テロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_249.html )も参照してください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人緊急事態課
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (フィーチャーフォン版)
(現地大使館連絡先)
○在ジャマイカ日本国大使館
住所:NCB Towers、 North 6F、 2 Oxford Road、 Kingston 5、 Jamaica
電話:929-3338/9
国外からは(国番号1)-876-929-3338/9
FAX:968-1373
国外からは(国番号1)-876-968-1373
ホームページ:https://www.jamaica.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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