情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

ザンビアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2023年12月12日

【危険度】
●コンゴ民主共和国及びアンゴラとの国境地帯(コッパーベルト州ンドラ市を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●その他の地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●コンゴ民主共和国との国境地帯は、人身取引や違法に流入した武器等に起因する犯罪が発生しており、武装した集団による組織的な強盗等が散発的に発生しています。
●アンゴラとの国境地帯は、アンゴラ内戦の名残として、遺棄された武器等の密輸のほか、地雷等が残存します。

1 概況
(1)2021年に行われた大統領選挙では全土において政党間の抗争や治安当局との衝突が発生し、死傷者が出ましたが、その後平和裡に政権交代が行われ、治安情勢は比較的安定しています。しかしながら、強盗や窃盗を含む一般犯罪の発生率は日本に比べると高く、注意が必要です。
(2)コンゴ民主共和国及びアンゴラとの国境地帯では人身取引や違法に流入した武器等の取引に起因する犯罪や組織的な強盗等が発生しています。
(3)これまでにザンビアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、近年は、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが世界各地で頻発しています。これらは組織性が低い単独犯によるテロが多く、事前の取り締まりが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域情勢
(1)コンゴ民主共和国及びアンゴラとの国境地帯(コッパーベルト州ンドラ市を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア コンゴ民主共和国との国境地帯(コッパーベルト州ンドラ市を除く)
 ザンビアとコンゴ民主共和国にまたがる鉱業地帯では、越境の経済活動が活発に行われていますが、2022年6月にザンビア人1名及びコンゴ(民)人8名、11月にはコンゴ(民)人24名が人身取引(ヒューマン・トラフィッキング)の疑いで拘束されました。また、違法に流入した武器等に起因する犯罪が発生しており、武装した集団による組織的な強盗等が散発的に発生しています。
イ アンゴラとの国境地帯
 アンゴラとの国境地帯のアンゴラ側には、アンゴラ内戦の名残として遺棄された武器等の密輸が行われている可能性があるほか、地雷等が残存しています。また、密猟や不法な越境取引などに起因する治安当局との衝突も発生しています。

 つきましては、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には、必要に応じて、在ザンビア日本国大使館へご連絡いただくとともに、現地情勢について情報収集の上、十分な安全対策をとってください。

(2)その他の地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

ア リビングストン観光地区
 リビングストン市内のメイン・ストリートにおいてスリやひったくり等が発生しています。夜間の外出を控えるとともに、昼間でも徒歩での単独移動は避ける等の注意が必要です。また、闇両替商での換金は違法行為であり、偽札混入等の詐欺被害や強盗被害に遭う可能性も高いため、絶対に利用しないでください。
イ 首都ルサカ市及び各州内の主要都市部(ンドラ市を含む)
 首都ルサカ等の主要都市においては強盗、車両窃盗、傷害、窃盗が多く発生しています。特に最近では、徒歩で移動している人に背後から複数名が乗車した車両が近づき、所持品を強奪する手口が増加しており、徒歩の移動には注意が必要です。また、性犯罪や誘拐等にも注意が必要です。
ウ 上記以外の地域
 都市部に比べ凶悪犯罪の発生件数は少ないですが、地方の農村部においては交通や通信インフラが脆弱であり、医療施設も整っていません。なお、ヒッチハイキングは必ずしも安全ではありませんので十分な注意が必要です。

 つきましては、これらの地域に渡航する場合は十分注意してください。また、地方・農村部へ渡航・滞在する場合は、現地情勢について情報収集の上、事件・事故に遭遇した場合の連絡手段の確保を含め十分な安全対策をとってください。

3 滞在にあたっての注意事項
(1)滞在中は、上記情勢及び下記事項に留意して行動し、危険を避けるようにしてください。
 また、日本国外務省、在ザンビア日本国大使館、現地関係機関や報道等より最新情報を入手するよう努めてください。安全対策等については、「安全対策基礎データ」( http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=104 )や、在ザンビア日本国大使館の「安全の手引き」(http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/zambia.html )もご確認ください。

(2)ザンビアに3か月以上滞在される方は、在ザンビア日本国大使館が緊急時に連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )
を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や緊急時に在ザンビア日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )に登録してください。
 
4 隣国のアンゴラ、コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ及びナミビアにも別途海外安全情報(危険情報)が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)9850
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ザンビア日本国大使館
住所:5218, Haile Selassie Avenue, Lusaka, Zambia (P.O.Box 34190)
電話:+260-211-251-555
領事メールアドレス:jez.consul@lu.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.zm.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html



−−−−−−−−−−
トップページ
−−−−−−−−−−