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アルメニア
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

アルメニアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2018年5月17日

【危険度】
●アゼルバイジャンとの国境周辺地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●上記を除く地域(首都エレバンを含む)
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●ナゴルノ・カラバフ紛争は未解決であり,アゼルバイジャンとの国境周辺地域では現在も発砲事件等が散発していますので,同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。
●政治・経済情勢によって大規模なデモや治安部隊との衝突事案の発生等,治安が悪化する可能性がありますので十分注意してください。

1 概況
(1)アルメニアは,ナゴルノ・カラバフ地域をめぐって隣国アゼルバイジャンとの間に紛争を抱えており,両国の国境周辺地域では発砲事件などが散発的に発生しています。
 また,首都エレバンなど上記以外の地域でも,2013年2月以降,散発的に反政権デモが発生しています。首都エレバンでは,2015年6月に電気料金値上げに反対する大規模デモが発生し, 2016年7月には反体制派武装集団による警察署占拠事件が発生しています。また,2018年4月から5月には首相交代に伴う大規模デモが発生しており,政情により治安が悪化する可能性があります。

(2)これまでに,アルメニアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域別情勢
(1)アゼルバイジャンとの国境周辺地域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
 ナゴルノ・カラバフ紛争は,アルメニア・アゼルバイジャン両国によって1994年に停戦協定が署名されましたが,その後も現在に至るまで両国の国境周辺地域では,発砲事件などの停戦違反事件が散発的に発生し,双方の警備兵などに死傷者が出ています。これまでのところナゴルノ・カラバフ問題解決の具体的な見通しは立っていません。2014年7月31日から8月初旬にかけて,アルメニア・アゼルバイジャン両国軍の衝突が発生し,アルメニア側40名,アゼルバイジャン側12名が死亡したとされています。また,同年11月12日にはアゼルバイジャン軍がアルメニア軍ヘリコプター1機を撃墜し,乗組員3人が死亡しています。そして,2016年4月2日には1994年の停戦協定以来最大の戦闘が発生し,市民を含む多数の犠牲者が出ました。その後も2017年2月にはコンタクト・ラインにおいてアゼルバイジャン軍が侵入を試みましたがナゴルノ・カラバフの現地武装勢力に阻止され,アゼルバイジャン軍に数人の死者が出ており,同年5月にはアゼルバイジャン軍がナゴルノ・カラバフの現地武装勢力の施設をミサイル攻撃する等停戦違反が継続しています。
 つきましては,アゼルバイジャンとの国境周辺地域への渡航は,どのような目的であれ,止めてください。

(2)上記を除く地域(首都エレバンを含む)
レベル1:十分注意してください。
2008年2月に行われた大統領選挙後,野党勢力によるデモや集会が行われ,治安当局と衝突したことにより,一時的に治安が悪化し,同年3月の非常事態令の発出や,同年4月の大統領就任式に際しても野党勢力が抗議集会等を開催しました。また, 2013年2月の大統領選挙では,現職大統領が再選されましたが,その後もロシアとの関税同盟交渉や新年金制度への反対を訴える反政権デモ等が散発的に行われています。また,2015年1月,北西部のギュムリ市でロシア兵士がアルメニア人一家を惨殺する事件があり,これに抗議するデモ隊と警察との小競り合いがありました。同年6月にはエレバン市で電気料金引上げに反対する大規模デモがあり,警察との衝突が発生しています。2016年7月17日には反体制派武装集団が「政治犯」の釈放を求めて警察官らを人質に取ってエレバン市内の警察署を占拠する事件が発生し,同31日に対テロ作戦により解決しましたが,同解決までに警察官2名が犠牲となりました。その間エレバン市内では警察によるデモ参加者の不当な拘束に抗議し,また,一部については犯行グループを支持して大規模な集会が連夜行われ,警察隊との衝突で多数の負傷者が出ました。また,2017年9月には市内中心地で犯罪組織による発砲事件が発生し,1名が死亡しています。さらに2018年4月から5月には首相交代に伴う大規模デモが発生しています。
 今後,政治・経済情勢によって治安が悪化する可能性がありますので,渡航・滞在に当たっては,デモや集会,大衆が集まっている場所には近付かない,報道等から最新の情報を得るなどして安全対策に留意し,危険を避ける必要があります。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。
(1)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
 3か月以上滞在する方は,在アルメニア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在アルメニア日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

(2)現在のところ,外国人の被害は多くはないものの,スリ,空き巣,車上荒らしによるカーラジオ等の盗難等が報告されていますので,むやみに財布及び現金を見せることは避けるなどの,基本的な防犯対策及び安全対策を講じてください。

(3)犯罪被害を防止するため,浮浪者や物乞いに注意する必要があります。自宅の扉をノックする物乞いが少なくないので,ノックされても扉を安易に開けず,相手をよく確認してください。

(4)タクシーを利用する場合は,流しのタクシー(特に無許可のタクシー)は避け,タクシー会社から呼び出すタクシーを利用するようにしてください。

(5)アルメニアは地震災害が多い地域であり,1988年には約2万5千人の死者を出したと言われる大地震(いわゆるスピタク地震)が発生しています。近年では,2011年10月の隣国トルコにおける大地震や2012年12月の黒海地域での地震などの際には,アルメニア領内でも地震が観測されています。平素より10日分程度の食料・飲料水等の備蓄をお勧めします。

(6)生水は安全とはいえませんので,飲料水には市販のミネラルウォーターの利用をお勧めします。

4 その他
隣国のアゼルバイジャン,ジョージア,トルコ及びイランにも各々危険情報が発出されていますので御留意ください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
 ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
 ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
 ○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  https://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在アルメニア日本国大使館
  住所:Babayan street 23/4, Yerevan, 0037, Republic of Armenia
  電話:(市外局番011)-52-30-10
   アルメニア国外からは(国番号374)- 11-52-0-10
    ホームページ: http://www.am.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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