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ニジェール
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

ニジェールの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

2019年1月17日

【危険度】
●ニジェールの北緯15度以北の地域,ディファ州全域及びティラベリ州全域(バレヤラ及びコロ県除く。)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(一部引き上げ)
●上記及びニアメ市を除く地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続) 
●ニアメ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●2018年9月,隣国ブルキナファソとの国境地帯において,テロ組織と思われる者によるイタリア人司祭の誘拐事案が発生したほか,国境検問所等へのテロ襲撃事件が頻発する等,ティラベリ州でのテロの脅威が増していることにより,ニジェール政府は,ティラベリ州の複数の県へ非常事態宣言を新規発令しました。これを受け,これらの地域をレベル3(渡航中止勧告)からレベル4(退避勧告)に引き上げます。

1 概況
(1)ニジェールの政治情勢としては,1960年の独立以降,政局が不安定であったため,これまで,クーデターなどの政変がたびたび発生していましたが,2011年に現大統領のイスフ氏が選出されると政治的な落ち着きを見せました。2016年3月,イスフ大統領は再選され,政治は比較的安定してきている状況にあります。

(2)一方で治安情勢は,イスラム過激派組織が活動する隣国マリ,ブルキナファソ,ナイジェリア及びリビアの治安情勢の影響を大きく受け,依然として不安定な状況にあります。「イスラムとムスリムの支援団(JNIM)」をはじめとする各イスラム過激派組織は,サヘル地域の情勢悪化に伴い設立されたG5サヘル合同部隊への参加国に対する報復的なテロ攻撃を続けており,その参加国であるニジェールにおいても,テロの脅威が認められます。
 これらのテロ組織は,マリ北部及び中部,ブルキナファソ,ニジェール,アルジェリア,リビア並びにチャドの国境地域を移動しながら活動しており,主に,北緯15度以北の地域においては,これまで多くの外国人が誘拐される事件等が発生しています。また,ニジェール南東部ディファ州では,ナイジェリア北部に拠点を置くイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」(ISIL西アフリカ州)がニジェールへ越境の上,たびたびテロ事件を起こしており,ティラベリ州では,ブルキナファソとの国境地帯において,テロ組織による誘拐,襲撃事案が頻発する等,テロの脅威が増しています。

(3)これまでにニジェールにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測することや未然に防ぐことがますます困難となっています。
 上記(2)のとおり,ニジェールでは,テロ事件がたびたび発生していることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道機関により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
(1)ニジェールの北緯15度以北の地域,ディファ州全域及びティラベリ州全域(バレヤラ及びコロ県除く。)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(一部引き上げ)

 これら地域では,外国人に対する誘拐事件等が発生しており,「イスラムとムスリムの支援団(JNIM)」や「イスラム・マグレブ地域のアル・カーイダ(AQIM)」等のイスラム過激派組織が活動しているとの情報があります。これらのテロ組織は,マリ北部及び中部,ブルキナファソ,ニジェール,アルジェリア,リビア並びにチャドの国境地域を移動しながら活動しています。
 2016年10月にはタウア州アバラク県で米国人男性1名が,2018年4月にはティラベリ州アヨル市でドイツ人男性1名が,9月にはマカロンディ地区でイタリア人司祭1名が,いずれも武装集団により誘拐される事件が発生しています。
 また,イスラム過激派組織によるニジェール治安部隊への攻撃も頻発しています。2017年10月にはティラベリ州にあるマリ国境沿い地帯で米・ニジェール合同パトロール部隊が攻撃され,米兵4名とニジェール兵4名が死亡しました。2018年に入ってからは,ブルキナファソ北部,東部において,同地域への定着を目的とした攻撃が活発化しております。ブルキナファソとの国境地帯は,テロ組織による検問所への襲撃が頻発し,ニジェール憲兵隊員2名,税関吏1名が死亡しており,範囲は拡大する傾向にあります。
 一方で,ナイジェリア北東部に拠点を置くイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」は,越境してニジェール南東部のディファ州の村などへの襲撃を繰り返しています。さらに、2018年11月には,同地域において,ボコ・ハラムと思われる集団により,地域住民である少女数十名が誘拐される事案が発生しています。
 ニジェール政府は,これらテロの脅威を受け,ティラベリ州及びタウア州については一部の県,ディファ州については全域に非常事態宣言を発令しており,その範囲は拡大する傾向にあります。

 つきましては,同地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また,既に滞在中の方は,直ちに安全な地域へ退避してください。なお,ニジェールには日本国大使館がないため,迅速な邦人援護等の対応が困難であることにも留意してください。

(2)上記及びニアメ市を除く地域
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

 ニジェール南部では,地元住民を対象とした誘拐事案が多発しており,イスラム過激派組織に人質を売る強盗集団が犯行を行っているとの情報もあります。また,麻薬密輸,車両強盗等犯罪の発生も認められます。前述のとおり,イスラム過激派集団の活動は増す一方ですので,これらの地域にも攻撃が拡大する可能性があります。

 つきましては,同地域への渡航・滞在はどのような目的であれ止めてください。

(3)ニアメ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 首都ニアメにおいては,金品目的の犯罪や車両強盗等の一般犯罪が多発しているほか,テロ事件や外国人誘拐事件等が発生するおそれがあります。2011年には市内のレストランにおいてフランス人男性2人が誘拐され,翌日殺害されたほか,2013年には,イスラム過激派組織による刑務所の襲撃事件が発生しています。
 治安機関が重点的に警戒を強化していることにより,この数年過去のような襲撃は発生しておりませんが,ニアメに隣接する州へのテロ攻撃は拡大する傾向にあるため,テロの脅威は増しています。
 また,政治情勢としても,2017年10月以降,ニアメ市内では野党などによるデモが続いており,警官隊との衝突で負傷者が出ています。

 つきましては,同地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。やむを得ず渡航する場合には,十分な安全対策をとってください。

3 滞在に当たっての注意
 ニジェールにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については,外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_116.html )も併せてご参照ください。また,日本国外務省,在コートジボワール日本国大使館(ニジェールを兼轄),現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。なお,ニジェールには,日本国の在外公館が設置されていないため,緊急の事件・事故が発生した場合の迅速な対応が困難です。万一,事件・事故等に巻き込まれた場合には,在コートジボワール日本国大使館に連絡してください。

(1)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在コートジボワール日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。
 3か月未満の旅行や出張等の際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在コートジボワール日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。

(2)移動の際は徒歩を避け,可能な限りタクシー等の車両を利用してください。特に夜間の徒歩による移動は危険です。また,昼間でも複数で行動するなど,自身の安全対策に万全を期すことを心掛けてください。
また,強盗等に遭遇した場合には,身の安全を最優先にして,抵抗したり逃走したりせず,所持金を差し出す等,相手を刺激しないようにしてください。

(3)やむを得ない事情等により,地方に移動する場合には,通信事情は劣悪ですので,可能な限り衛星電話を携行するなど,不測の事態における通信手段の確保に努めてください。また,車両による移動の場合,夜間の移動は避け,現地旅行業者の案内人を同伴するなど一層の注意を払うとともに,給油施設が極めて少ないことから,日程を十分検討し燃料の確保に努めるとともに複数車両で移動するなど,一層の注意を払ってください。

(4)医療水準については,日本と同じレベルは望めず,重傷者への十分な対応ができません。これらの医療事情により重大な症状を呈する疾患では,ヨーロッパへの搬送も考慮されるため,搬送費用,治療費を十分に考慮にいれた保険に加入してください。
 そのほかの衛生・医療事情の詳細につきましては,外務省海外安全ホームページ内のニジェールの「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/niger.html )をご参照ください。

4 隣国のマリ,アルジェリア,リビア,チャド,ベナン,ブルキナファソ及びナイジェリアに対しても,それぞれ危険情報を発出していますので,併せてご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版) 

(現地大使館連絡先)
○在コートジボワール日本国大使館(ニジェールを兼轄)
  住所:Immeuble La Pr?voyance, Batiment B, 2?me ?tage, Avenue Nogu?s, Plateau, Abidjian, C?te d'Ivoire
  電話:(市外局番なし)2021-2863,2021-3043,2022-1790
   国外からは(国番号225)2021-2863/3043/3079/3081
  FAX:(市外局番なし)2021-3051,2033-5001
   国外からは(国番号225)2021-3051,2033-5001
  ホームページ:http://www.ci.emb-japan.go.jp/index_j.htm


○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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