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ニジェール
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

ニジェールの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】

2020年11月25日

【危険度】
●ティラベリ州バレヤラ県及びコロ県
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)
●アガデス州全域、ディファ州全域、ティラベリ州(バレヤラ県、コロ県及びニアメ市を除く。)、タウア州(北緯15度以北)、マラディ州(北緯15度以北)及びザンデール州(北緯15度以北)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ドッソ州全域、タウア州(北緯15度以南)、マラディ州(北緯15度以南)及びザンデール州(北緯15度以南)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●首都ニアメ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●2020年8月、ニジェール南西部ティラベリ州において、フランス人6名、ニジェール人2名の計8名が殺害された事件を受けて、ニジェール政府はティラベリ州全域(ニアメ市を除く)に非常事態宣言を拡大し、同年11月、非常事態宣言の延長を決定しましたので、これまでレベル3(渡航中止勧告)であったティラベリ州バレヤラ県及びコロ県をレベル4(退避勧告)に引き上げます。
●ニアメ市は、レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)を継続します。

1 概況
(1)ニジェールでは、1960年の独立以降政局が安定せず、クーデターなどの政変がたびたび発生していましたが、2011年にイスフ大統領が選出されると政治的な落ち着きがみられるようになりました。2016年3月、イスフ大統領は再選され、現状、政治は比較的安定している状態にありますが、2020年12月に大統領選挙が予定されており、情勢に注意が必要です。

(2)一方で、治安情勢は、イスラム過激派組織が活動する隣国マリ、ブルキナファソ、ナイジェリア、チャド、リビア及びアルジェリアの影響を大きく受け、依然として不安定な状態にあります。「イスラムとムスリムの支援団」(JNIM)及び「大サハラのイスラム国」(ISGS)をはじめとする各イスラム過激派組織は、サヘル地域の情勢悪化に伴い設立されたG5サヘル合同部隊への参加国に対する報復的なテロ攻撃を続けており、その参加国であるニジェールにおいてもテロの脅威が認められます。
 これらのイスラム過激派組織は、ニジェール国内及びその周辺国の間を移動しながら活動しており、北緯15度以北の地域においては、外国人が誘拐される事件等が多数発生しています。また、南東部のディファ州では、ナイジェリア北東部に拠点を置く「ボコ・ハラム」及び「IS西アフリカ州」(ISWAP)がニジェール領内に越境してテロ事件を引き起こすケースが多発しており、南西部ティラベリ州でも、ブルキナファソとの国境地帯において誘拐・襲撃事案が頻発するなど、テロの脅威が増しています。

(3)これまでに、ニジェールにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、上記(2)のとおりイスラム過激派組織によるテロ・誘拐事件が多発しており、外国人も被害に遭っていることから、今後、日本人・日本権益がテロ・誘拐の標的となる、あるいはその巻き添えとなる可能性は排除できません。
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


2 地域情勢
(1)ティラベリ州バレヤラ県及びコロ県
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)

 2020年8月、ティラベリ州においてフランス人6名、ニジェール人2名の計8名が殺害された事件を受けて、ニジェール政府は、バレヤラ県及びコロ県を含むティラベリ州全域(ニアメ市を除く。)に非常事態宣言を拡大し、同年11月、非常事態宣言の延長を決定しました。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在中の方は、直ちに安全な地域へ退避してください。なお、ニジェールには日本国大使館がないため、迅速な邦人援護等の対応が困難である点にも留意してください。

(2)アガデス州全域、ディファ州全域、ティラベリ州(バレヤラ県、コロ県及びニアメ市を除く。)、タウア州(北緯15度以北)、マラディ州(北緯15度以北)及びザンデール州(北緯15度以北)
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

ア これらの地域では、JNIM及びISGS等のイスラム過激派組織が活動しているとの情報があり、外国人の誘拐事件等が多発しています。2016年10月にはタウア州アバラク県で米国人男性1名が、2018年4月にはティラベリ州アヨルでドイツ人男性1名が、同年9月には同州マカロンディでイタリア人司祭1名が、それぞれ武装集団に誘拐される事件が発生しています。
イ イスラム過激派組織によるニジェール治安部隊への攻撃も頻発しています。2017年10月には、ティラベリ州のマリとの国境地帯で米・ニジェール合同パトロール部隊が攻撃され、米兵4名とニジェール兵4名が死亡する事件が発生しました。2018年以降は、ブルキナファソとの国境地帯において検問所への襲撃事件が頻発しています。また、2019年12月にティラベリ州イナテス、2020年1月に同州シナゴトゥラールにおいて武装集団によるニジェール軍への襲撃事件が発生し、それぞれ71名、89名の死者が出ています。
ウ ナイジェリア北東部に拠点を置くボコ・ハラムが、ニジェール南東部のディファ州の村などへの越境攻撃を繰り返しています。2018年11月には、同州において、ボコ・ハラムと思われる集団により少女数十名が誘拐される事件も発生しています。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。また、既に滞在中の方は、直ちに安全な地域へ退避してください。なお、ニジェールには日本国大使館がないため、迅速な邦人援護等の対応が困難である点にも留意してください。

(3)ドッソ州全域、タウア州(北緯15度以南)、マラディ州(北緯15度以南)及びザンデール州(北緯15度以南)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ア ニジェール南部では、地元住民等を狙った誘拐事件が多発しており、イスラム過激派組織に人質を売る犯罪集団がこれらの犯行に関わっているとの情報があります。2020年10月には、タウア州マッサラタで米国人男性1名が誘拐される事件も発生しています。また、麻薬密輸、車両強盗等の犯罪の発生も認められます。
イ ナイジェリア北東部に拠点を置くボコ・ハラム及びISWAPは、国境を越えて勢力の拡大を図っており、ニジェール南東部の国境地帯において襲撃を繰り返しています。
ウ 2019年以降、ナイジェリア北西部において、強盗集団の襲撃等から逃れるため女性や子どもを中心とする数千人の移民が発生しており、国境を接するニジェール側のマラディ州及びザンデール州にもこうした移民が流入しています。マラディ州は麻薬等非合法物資の密輸ルートにもなっていることから、2019年8月以降、ニジェール政府はマラディ州のナイジェリアとの国境を閉鎖しています。

 つきましては、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。

(4)ニアメ市
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

 ニアメ市では、金品目的の犯罪や車両強盗等の一般犯罪が多発しているほか、テロ事件や外国人誘拐事件等が発生するおそれがあります。2011年にニアメ市内のレストランにおいてフランス人男性2名が誘拐され、翌日殺害される事件が発生したほか、2013年には、イスラム過激派組織による刑務所の襲撃事件が発生しています。また、2019年6月には、ニアメ市内に潜伏していたテロリスト5名が逮捕される事案や、ニアメ市北部の警察検問所が武装集団に襲撃され、警察官2名が死亡する事件が発生しています。

 つきましては、同地域への不要不急の渡航・滞在は止めてください。やむを得ず渡航する場合には、特別な注意を払うとともに、十分な安全対策を講じてください。


3 滞在に当たっての注意
 ニジェールにおける渡航・滞在に当たっての注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の「安全対策基礎データ」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_116.html )も併せてご参照ください。また、日本国外務省、在コートジボワール日本国大使館(ニジェールを兼轄)、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。なお、ニジェールには、日本国の在外公館が設置されていないため、緊急の事件・事故が発生した場合の迅速な対応が困難です。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在コートジボワール日本国大使館に連絡してください。

(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は、在コートジボワール日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )。
 3か月未満の旅行や出張等の際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在コートジボワール日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。

(2)ニアメ市内を移動する際は徒歩を避け、可能な限り運転手付きレンタカー等の車両を利用してください。特に夜間の徒歩による移動は危険です。また、昼間でも複数で行動するなど、自身の安全対策に万全を期すことを心掛けてください。
また、強盗等に遭遇した場合には、身の安全を最優先にして、抵抗したり逃走したりせず、所持金を差し出す等、相手を刺激しないようにしてください。

(3)医療水準については、日本と同じレベルは望めず、重傷者への十分な対応ができません。これらの医療事情により重大な症状を呈する疾患では、ヨーロッパへの搬送も考慮されるため、搬送費用、治療費を十分に考慮にいれた保険に加入してください。
 そのほかの衛生・医療事情の詳細につきましては、外務省海外安全ホームページ内のニジェールの「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/niger.html )を参照してください。

4 隣国のマリ、アルジェリア、リビア、チャド、ベナン、ブルキナファソ及びナイジェリアに対しても、それぞれ危険情報を発出していますので、併せて留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版) 

(現地大使館連絡先)
○在コートジボワール日本国大使館(ニジェールを兼轄)
  住所:Immeuble La Pr?voyance, Batiment B, 2?me ?tage, Avenue Nogu?s, Plateau, Abidjian, C?te d'Ivoire
  電話:(市外局番なし)27-2021-2863/3043、27-2022-1790
   国外からは(国番号225)27-2021-2863/3043、27-2022-1790
  FAX:(市外局番なし)27-2021-3051
   国外からは(国番号225)27-2021-3051
  ホームページ:http://www.ci.emb-japan.go.jp/index_j.htm



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