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ジンバブエ
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

ジンバブエの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2023年11月22日

【危険度】
●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)

【ポイント】
●強盗や窃盗などの犯罪に遭遇する危険は常にありますので、犯罪に対して警戒を怠らないなど、十分注意してください。
●デモ発生時には、銃器等を使用した治安当局による厳しい取り締まりが予測されるため、巻き込まれないように十分注意してください。

1 概況
(1)2023年8月23日に実施された大統領選挙でムナンガグワ大統領が再選し、同年9月より第二次ムナンガクワ政権が開始されましたが、野党は選挙の正当性について異議を申し立ており、市民にデモを呼びかける等、未だ情勢は安定していません。現時点では大規模なデモ等の発生はありませんが、デモが発生した際には治安当局との衝突や暴動が発生する可能性もあります。
 こうした情勢も踏まえ、公共の場での政治的な言動は控えるようお勧めします。また、大統領官邸や軍関係施設周辺での写真撮影は厳禁となっていますので、空港等の公共施設周辺での写真撮影は控えてください。渡航・滞在に際しては、現地の情勢に関する最新情報を入手するよう心掛けるとともに、常に慎重な行動をとるようにしてください。
(2)ジンバブエの治安情勢は、ハラレ市や地方都市においても比較的平穏です。しかし、一見平穏に見える町中でも、強盗や窃盗を始めとする一般犯罪の発生率は、日本と比べると高く、特にタウンやCBDと呼ばれる街の中心部では、犯罪の発生率が高くなる傾向がありますので、不必要に立ち入らないことをおすすめします。
 警察によるパトロール活動の範囲や頻度は極めて限定的で、また、犯罪発生後現場に到着するまでに1時間以上要することも度々あることなどが、犯罪が減少しない要因の一つとなっています。常に緊張感を持ち、犯罪に遭わないよう警戒を怠らないことが重要です。
(3)これまでに、ジンバブエにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_106.html )を含む海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
全土
レベル1:十分注意してください(継続)
 
 2019年1月、燃料価格の引き上げ発表に端を発し、ハラレ市を始めとする多くの都市でデモが発生しました。特に首都周辺の主要幹線道路の一部では、デモ隊が道路にバリケードを設置するといった行為も確認され、事態を重く捉えたジンバブエ政府が一部主要幹線道路等に警察と協同して部隊を配置し、複数の死傷者や逮捕者が出ました。
 政府及び治安機関は、デモの実施に対して極めて鋭敏になっています。デモ実施前には警察による厳戒態勢が敷かれるとともに、少しでもデモ隊に暴徒化の兆しが確認されると、警察による放水車・催涙弾を使用した鎮圧が行われるほか、軍隊により、銃を使用した無差別な鎮圧活動が行われたこともあるため、注意が必要です。
 また、日中の時間帯でも、強盗や窃盗等の一般犯罪は日々発生しています。犯罪者等は、アジア人はお金を持っていると考えているため、日本人は犯罪のターゲットになりやすいことを認識し、貴重品を肌身離さず保管するなど、常に犯罪被害に遭わないよう留意して行動する必要があります。
(1)ハラレ市
ハラレ市内に存在するタウンやCBDと呼ばれる街の中心部には立ち入らないようにしてください。犯罪の発生率は郊外と比較しても高く、違法な取引を行う商店が多く建ち並んでいます。
 また、同所では取締りを行う警察とこれら商店との武力衝突も度々発生しており、突然発生する混乱に巻き込まれる可能性があります。不必要に街の中心部へ立ち入らないようにし、特に夜間の立ち入りは極力控えてください。
(2)上記以外の地域
 全国的に治安情勢は比較的安定していますが、ハラレ市と同様の犯罪に遭遇する危険は常にありますので十分な警戒が必要です。
 
3 滞在に当たっての注意
 滞在中は行動に十分注意し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在ジンバブエ日本国大使館、現地関係機関、報道等より最新情報を入手するよう努めてください。
 当地に滞在する際の防犯対策及び一般的留意事項については、「安全基礎データ」のページの「防犯対策」及び「滞在時の留意事項」の項目をご覧ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_106.html

 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 ジンバブエに3か月以上滞在される方は、在ジンバブエ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に在ジンバブエ日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

4 隣国のザンビア、南アフリカ、ナミビア及びモザンビークにも別途危険情報が発出されておりますので、留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903 

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)9850
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○海外安全ホームページ
 https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ジンバブエ日本国大使館
 住所:4th Floor Social Security Centre, Corner Sam Nujoma Street / Julius Nyerere Way, Harare, The Republic of Zimbabwe.
 電話:(市外局番0242)250025〜7
 国外からは(国番号263)-242-250025〜7(代表)
 FAX:(市外局番0242)250111
 国外からは(国番号263)-242-250111
 E−Mail(領事関係):zryoji@hz.mofa.go.jp (日本語可) 
 ホームページ:https://www.zw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html



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