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バーレーン
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

バーレーンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)

2025年3月31日

【危険レベル】
●全土 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●シーア派住民が多く居住する地区(以下「シーア派地区」、下記2(1)の地区等)では、集会・デモ等で参集している者と治安部隊との衝突が時折発生しています。2021年2月には爆弾テロ未遂事件が発生し、過去には、実際に死傷者を伴う爆発物によるテロ事件も発生していることから、同地区には近寄らないなど、安全対策に留意してください。

1 概況
(1) バーレーンの治安情勢は概ね落ち着いており、治安の急激な悪化が懸念される状況ではありません。また、一般犯罪(強盗、窃盗、暴行等)の発生も少ない状況にあります。

(2) ただし、過去にはシーア派地区において、過激化した若者が、タイヤを燃やして道路を封鎖する、火炎瓶を投てきするなどの暴力的活動を行い、治安部隊との衝突に発展しています。また、2023年10月のハマス等パレスチナ武装勢力によるイスラエルへの攻撃以降、反イスラエル集会やデモ等が断続的に行われており、一部地域では、治安部隊が催涙ガス等を使用してデモ隊を解散させる事案も発生しています。
同地区では、2021年2月に銀行を標的とした爆弾テロ未遂事件が発生しているほか、過去には政府・警察を標的とした手製爆発物の爆発により、死傷者が出るテロ事件も起きています。
このような状況から、昼夜を問わず、シーア派地区へ立ち入ることは避け(交通渋滞等により迂回路として利用することも避けてください)、仮にデモ隊や群衆との遭遇や、爆発音、あるいは、不審者、不審物、不審車両を発見した場合には、直ぐにその場から離れ、不測の事態に巻き込まれないよう安全対策に留意してください。
 
2 地域別情勢
全土:「レベル1:十分注意してください。」

(1) シトラ(Sitra)地区、エクル(Akr)地区、ヌウェイドラート(Nuwaidrat)地区、マーミール(Maameer)地区、ナビ・サーレハ(Nabih Saleh)地区、ビラード・アル・カディーム(Bilad al Qadeem)地区、サナビス(Sanabis)地区、アッ・デイエ(Ad Daih)地区、ジドハフス(Jidhafs)地区、バニ・ジャムラ(Beni Jamrah)地区、ディラーズ(Diraz)地区、アブ・サイビ(Abu saybi)地区、アル・ムクシャ(Al Muqsha)地区、カラーナ(Karrhnah)地区、カルババード(Karbabad)地区、ドミスタン(Damistan)地区、カルザカン(Karzakkan)地区、マルキーヤ(Malkiya)地区、デイル(Dair)地区周辺。
上記を含むシーア派地区(黒い旗が掲げられ、古い建物及び落書きが多いのが特徴です。)では、集会・デモ等への参集者と治安部隊との間で度々衝突が発生しており、これまでも一部の者が火炎瓶や石を投げ、治安部隊が催涙ガス弾や閃光弾・ゴム弾で応戦するなどで、負傷者も出ています。また、治安かく乱のためにタイヤを燃やす、瓦礫の放置によって、道路が通行不能となることもあります。

(2) 上記以外の地域
現時点において特段の大きな危険はありませんが、デモ活動等が散発的に発生しています。

3 滞在にあたっての注意
バーレーンへ渡航・滞在される方及び既に滞在中の方は、シーア派地区やデモ・集会が行われている場所には近づかないほか、下記の一般的留意事項を踏まえた行動をお願いします。また、外務省、在バーレーン日本国大使館、欧米各国関係機関、現地関係機関等を通じて最新情報を入手するよう努めてください。

(1) 現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく「在留届」の届出を行ってください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネット https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )からできます。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、在留届電子届出システムにて、その旨を届け出てください。
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む。)は、外務省海外旅行登録「たびレジ」(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )への登録をお願いします。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると、滞在先の最新の安全情報がメールで届き、緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

(2) デモ活動が起きそうな場所に近づくことは避けるとともに、万一、デモ集会等に遭遇した場合には、直ちにその場から離れて安全な場所へ退避してください。また昼夜問わず、シーア派地区へ近寄ることは避けてください。

(3) 外出される場合には、軍・警察関係施設、石油関係施設や多くの人々が集まっている場所には近づかない等の安全対策に十分留意するとともに、必ず身分証明書を携行してください(身分証を携行していない場合、300BD以下の罰金の罰則があります)。

(4) 日本人を対象とした犯罪は多くはありませんが、過去には日本人女性に対する痴漢被害が確認されている他、外国人を狙った強盗、窃盗、暴行等の事件も発生していますので、外出時には十分に注意してください。

(5)現在のところ、バーレーンにおいて、テロ・誘拐による日本人の被害は確認されていませんが、過去にはシーア派地区において複数の事案が発生しているため、安全対策には十分注意してください。
近年は、世界的傾向として、軍基地や政府関連施設だけでなく、警備や監視が手薄で不特定多数が集まる場所を標的としたテロが頻発しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。
また、外国人を標的とした誘拐のリスクも排除されず、注意が必要です。
テロ・誘拐はどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
 バーレーンのテロや誘拐に関する情報については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_053.html ) も参照してください。

(6) 緊急に国外退避が必要となる場合に備え、パスポートやビザの有効期限、すぐに持ち出せる十分な額の現金やクレジットカード等を準備してください。
なお、日本大使館においてパスポートを更新する場合は申請から交付まで約1か月の日数を要します。また、バーレーンの滞在許可証をお持ちの方については、パスポート更新後、同国の内務省国籍・旅券・居住局(NPRA:Nationality, Passport and Residence Affairs)にて滞在許可証を更新する手続を行う必要がありますので、ご留意ください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省内関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在バーレーン日本国大使館
 住 所:Bldg. 55 Salmaniya Ave.
Block 327, Manama
P. O. Box 23720, Kingdom of Bahrain
 電 話:1771-6565
国外からは(国番号973)1771-6565
 FAX  :1771-5059
国外からは(国番号973)1771-5059 
 ホームページ:http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/japanMain.htm
 メールアドレス:nippon@bh.mofa.go.jp



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