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イスラエル
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は現在有効です。

イスラエル、ヨルダン川西岸地区及びガザ地区の危険情報

2023年10月18日

●ガザ地区及び同地区との境界周辺
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●レバノンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)
●ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●レバノンとの国境地帯では、従来からイスラエル軍とレバノン南部に展開する武装勢力との衝突が散発的に発生しており、10月7日以降は同武装勢力からのミサイル発射が継続し、同武装勢力が国境フェンスを爆破しイスラエル領内に侵入するという事案も発生しています。加えて、近接するシリアとの国境においても迫撃砲の着弾が確認されており、不測の事態に巻き込まれる恐れが非常に高まっているため、レバノンとの国境地帯について「レベル4:退避勧告」に引き上げます。つきましては、上記地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。
なお、10月15日にイスラエル軍はレバノン国境から4キロ以内を軍事封鎖区域に設定し、一般人の退避と立入りを禁止しました。同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。
また、アッパー・ガリラヤ地域評議会やMa'ale Yosef地域評議会等からも、上記地域に加えその周辺地域住民に対しても、可能な限り避難するよう要請がなされているとの報に接しています。同周辺地域に滞在中の方は、最新の情報の入手に最大限努め、ご自身の滞在場所が軍事封鎖区域に指定される等の場合には、直ちに退避してください。
●イスラエルと西岸地区との境界にあるチェックポイントの通過が厳しく制限されており、人道ニーズ等の特例を除き、一般渡航者の出入域が困難となっています。このため、一度入域すると出域が難しくなることが懸念されます。また、西岸におけるイスラエル治安部隊及び入植者とパレスチナ人との衝突事案が増えています。今後、さらに激しい衝突が頻発する可能性もあり、事態は非常に流動的なため、ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。)を「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」に引き上げます。同地域への渡航はどのような目的であれ、止めてください。同地域に滞在中の方は商用便の利用が可能であるうちに出国を検討してください。
●また、ガザ地区及び同地区との境界周辺に加え、10月11日にイスラエル軍は軍事封鎖区域を設定し、一般人の退避と立入りを禁止しました(下記リンク参照)。ガザ地区と同様に同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。
https://IDFANC.activetrail.biz/ANC111020236854
なお、当該軍事封鎖区域は、今後拡大する可能性もありますので、最新の情報の入手に最大限努め、ご自身の滞在場所が軍事封鎖区域に指定されたなどの場合には、直ちに退避してください。

1 概況
(1)10月7日以降、レバノンとの国境地帯及びイスラエルが事実上支配するゴラン高原において、レバノンやシリアからもミサイル攻撃が継続的に行われており、イスラエル軍による相手側拠点に対する空爆等も行われています。加えて、レバノンの武装勢力が国境フェンスを爆破しイスラエル領内に侵入するという事案も発生しています。レバノンとの国境地帯に、既に滞在されている方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。また、10月15日にイスラエル軍はレバノン国境から4キロ以内を軍事封鎖区域に設定し、一般人の退避と立入りを禁止しました。

(2)西岸地区でも、衝突の影響を受け、チェックポイントの臨時増設や出入域の制限、イスラエル治安部隊及び入植者とパレスチナ人との衝突事案が増えています。イスラエル軍による報復軍事作戦の継続が見込まれ、更に情勢が悪化する可能性もあり、事態は非常に流動的です。つきましては、これらの地域をめぐる治安情勢は引き続き予断を許さない状況にありますので、同地区及び同地区との境界周辺への渡航はどのような目的であれ止めてください。
また、ヨルダン川西岸地区とガザ地区からなるパレスチナ自治区のうち、西岸地区はパレスチナ自治政府とイスラエル当局が分割して管轄し、同自治政府は、基本的にはイスラエル側と協力し、治安維持に努めていますが、イスラエル治安部隊やユダヤ人入植者とパレスチナ人との衝突事案が頻発しています。

(3)10月11日にイスラエル軍は、ガザ周辺との境界周辺地域を軍事封鎖区域に指定し、一般人の退避と立ち入りを禁止しました(下記リンク参照)。ガザ地区と同様に同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。
https://IDFANC.activetrail.biz/ANC111020236854

ガザ地区は、イスラエルがテロ組織と見做しているハマスが事実上支配しています。また、他の過激な勢力も活動しているため、不安定な情勢にあります。さらに、10月7日以降、ガザ地区からイスラエル南部地域、テルアビブを含む中部地域及びエルサレム地域の広い範囲に向けて数千発のロケット弾が発射されています。イスラエル軍による迎撃が行われていますが、着弾するロケット弾もあります。また、ガザ地区周辺の多くの地域では、ガザ地区武装勢力戦闘員が侵入し、住民を人質にとる事案やイスラエル兵士をガザ地区に拉致する事案等が発生しており、イスラエル側治安組織との間で交戦が行われています。

(4)そのほか、パレスチナ人やアラブ系イスラエル人による、銃器、刃物、車両、または爆発物を用いたテロ事案が各地で発生しています。テロに関する注意事項については、「テロ・誘拐情勢」も参照してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_044.html
 
(5)これまでに、イスラエル及びパレスチナ自治区において、日本人・日本権益を直接の標的としたテロ事件は発生していません。しかし、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2 地域別情勢
(1)ガザ地区及び同地区との境界周辺
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

ア 従来、ガザ地区からは、アシュケロンやアシュドッド等の近隣の都市に向けてロケット弾が度々発射されていましたが、2021年5月、多数のロケット弾がガザ地区周辺からテルアビブやエルサレムを含む広範囲にわたって飛来し、イスラエル軍は、ガザ地区に対する大規模な軍事作戦を実施しました。また、2022年8月には同地区から多数のロケット弾が発射され、イスラエル軍は対抗措置としてガザ地区内のパレスチナ・イスラミック・ジハード(PIJ)の標的を攻撃しました。2023年1月及び2月にも、ヨルダン川西岸地区において、イスラエル治安部隊とパレスチナ人との衝突により複数のパレスチナ人が死傷した際、ガザ地区からイスラエル領内に数発のロケット弾が発射されるなどしています。

イ 10月7日以降、ガザ地区からイスラエル南部地域、テルアビブを含む中部地域及びエルサレム地域の広い範囲に向けて数千発のロケット弾が発射されています。イスラエル軍による迎撃が行われていますが、着弾するロケット弾もあります。また、ガザ地区周辺の多くの地域では、ガザ地区武装勢力戦闘員が侵入し、住民を人質にとる事案やイスラエル兵士をガザ地区に拉致する事案等が発生しており、イスラエル側治安組織との間で交戦が行われています。これらによるイスラエル側の死者は少なくとも1,300名を超えていると報じられています。一方、パレスチナ側にも、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃により既に700名の死者が発生しているとされています。イスラエル軍は、今後、本格的な軍事作戦を実行することが見込まれており、10月11日にイスラエル軍は、ガザ周辺との境界周辺地域を軍事封鎖区域に指定し、一般人の退避と立ち入りを禁止しました。事態は非常に流動的です。

ウ ガザ地区は、イスラエルの検問所による移動の制限があり、同地区内では在イスラエル日本国大使館による迅速な邦人保護対応は困難です。また、同地域の境界周辺地域の軍事封鎖地域も同様に困難です。

つきましては、上記地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、安全を確保した上で、直ちに退避してください。

なお、上記軍事封鎖区域は、今後拡大する可能性もありますので、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の情報の入手に最大限努め、ご自身の滞在場所が軍事封鎖区域に指定されたなどの場合は、直ちに退避してください。

(2)レバノンとの国境地帯
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)

 レバノン南部には、イスラエルと敵対するヒズボラ等の武装勢力が存在しています。2020年7月末から8月上旬にかけて、イスラエル軍と武装勢力との間で攻撃の応酬が発生しました。また、2021年8月には、レバノン南部からイスラエル領内にロケット弾が発射され、イスラエル軍がレバノン南部を攻撃しました。2023年3月、国道65号線の路上で爆発物による負傷者が発生しました。レバノンとの国境地帯では、引き続き不測の事態が発生する可能性は否定できません。10月7日以降、レバノン南部からイスラエル北部地域にロケット弾が継続的に発射されており、同武装勢力が国境フェンスを爆破しイスラエル領内に侵入するという事案も発生しております。シリア国境においても迫撃砲の着弾が確認されていることに加えて、イスラエル軍による相手側拠点に対する空爆等も行われています。また10月15日にイスラエル軍はレバノン国境から4キロ以内を軍事封鎖区域に設定し、一般人の退避と立入りを禁止しました。
つきましては、上記同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、直ちに退避してください。

なお、アッパー・ガリラヤ地域評議会やMa'ale Yosef地域評議会等からは、上記地域に加えその周辺地域住民に対しても、可能な限り避難するよう要請がなされているとの報に接しています。同地域に既に滞在中の方は、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の情報の入手に最大限努め、ご自身の滞在場所が軍事封鎖区域に指定される等の場合には、直ちに退避してください。

※ レバノンとの国境地帯に近接し、イスラエルが事実上支配しているゴラン高原(日本政府は、この地域をイスラエル領として認めていません。)では、2020年1月、シリア側からミサイルが発射されました。また、同年7月にレバノン側から武装勢力が侵入したほか、同年8月にはIED(簡易爆破装置)の敷設を試みた侵入者が拘束される事案が発生しています。
イスラエルが事実上支配する地域を含むゴラン高原全体に対し、シリアの危険情報として危険レベル4(退避勧告)が発出されています。同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は、直ちに退避してください。

(3)ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線を除く。)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)

ア パレスチナ自治政府は、イスラエル側と協力しつつ、ヨルダン川西岸地区内の治安維持に努めています。

イ 10月7日以降始まったガザ地区武装勢力とのイスラエル軍との衝突開始以降、イスラエルと西岸地区との境界にあるチェックポイントの通過が厳しく制限されており、人道ニーズ等の特例を除き、一般渡航者の出入域が困難となっています。このため、一度入域すると出域が難しくなることが懸念されます。

ウ 衝突の影響を受け、西岸におけるイスラエル治安部隊及び入植者とパレスチナ人との衝突事案が増えています。イスラエル軍によるガザ地区への報復軍事作戦の継続が見込まれており、その際、西岸各地でさらに激しい衝突が頻発する可能性もあり、事態は非常に流動的です。また、衝突の激化に伴い、今後、イスラエル治安部隊によって西岸各地に臨時のチェックポイントが多数設置され、人の移動が大きく制限される恐れがあります。場合によっては在イスラエル日本国大使館による迅速な邦人保護対応が困難となる可能性があります。

エ また、パレスチナ人によるイスラエル人に対する襲撃事案が、主にイスラエルとの境界にある検問所やイスラエル人入植地付近で発生しているほか、爆発物や銃火器を使用した事案や自動車による突入事案も発生しています。

オ このほか、入植地付近では、イスラエル人入植者によるパレスチナ人に対する暴行、通行車両に対する投石行為なども発生しています。

つきましては、以上を踏まえ、上記地域への渡航はどのような目的であれ止めてください。滞在する必要がある場合には、現地の最新の治安情勢について情報収集に努めるとともに、十分な安全対策を行い、不測の事態に巻き込まれないよう特別な注意を払ってください。また、航空会社の一部の商用便が運航停止となっている等の事情にも鑑み、同地区に滞在中の方は、商用便の利用が可能であるうちに出国を検討してください。

(4)上記2(1)〜(3)以外の地域
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

ア ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線及び国道90号線
(ア)上記地域においては、パレスチナ自治政府及びイスラエル治安部隊が治安維持に努めており、大規模なテロ事案等は減少傾向にあります。
(イ)ただし、主にイスラエルとの境界にある検問所やイスラエル人入植地付近においては、イスラエル人入植者やイスラエル治安部隊とパレスチナ人との衝突事案、パレスチナ人によるナイフ等を使用した襲撃事案が散発しています。
(ウ)死海への訪問や南北間の移動等のためにヨルダン川西岸地区内で国道1号線や国道90号線を利用する場合には、別の道路に入り込まないよう注意してください。

イ テルアビブ、エルサレムを含む上記以外の地域
(ア)2023年10月7日以降、ガザ地区からイスラエル南部地域、テルアビブを含む中部地域及びエルサレム地域の広い範囲に向けて数千発のロケット弾が発射されています。イスラエル軍による迎撃が行われていますが、着弾するロケット弾もあります。また、ガザ地区周辺の多くの地域では、ガザ地区武装勢力戦闘員が侵入し、住民を人質にとる事案やイスラエル兵士をガザ地区に拉致する事案等が発生しており、イスラエル側治安組織との間で交戦が行われました。これらによるイスラエル側の死者は少なくとも1,300名を超えていると報じられています。一方、パレスチナ側にも、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃により既に700名の死者が発生しているとされています。イスラエル軍は、今後、本格的な軍事作戦を実行することが見込まれており、事態は非常に流動的です。
(イ)パレスチナ人やアラブ系イスラエル人によるテロ事案、犯罪組織同士の抗争の一環とみられる銃撃事案、入植地問題や安息日における経済活動(レストランや工場の稼働等)等に起因するユダヤ教徒による暴力事案等が発生することがあります。特にエルサレムは複雑な政治情勢下にあり、イスラエルとパレスチナとの直接的な接点にも当たるので、渡航に当たっては十分な注意が必要です。
(ウ)2021年5月、東エルサレムにおけるイスラエル治安部隊やイスラエル人入植者とパレスチナ人との衝突を受け、イスラエル各地(ロッド、ヤッフォ、バトヤム、ハイファ、アッコー、ティベリア等)でアラブ系イスラエル人を中心とした抗議活動が多数行われ、一部が暴徒化しました。また、ユダヤ系過激派によるアラブ系住民に対する襲撃・暴行も発生し、死傷者が出ました。
(エ)2022年3月、ベエルシェバ、ハデラ及びブネイブラクにおいてパレスチナ人による銃器、刃物または車両を使用したテロ事案がそれぞれ発生して計11名が死亡しました。4月にはテルアビブ中心部においてパレスチナ人による銃撃事件が発生して3名が死亡しました。11月にはエルサレムにおいてパレスチナ人による2件の爆弾テロ事件が発生して2名が死亡しました。
(オ)2023年1月、東エルサレムのシナゴーグ付近においてパレスチナ人による銃撃事件が発生し、7名が死亡し、2月には東エルサレムのバス停に車両が突入し3名が死亡しています。3月にテルアビブの繁華街の飲食店で銃撃事案が、9月にエルサレム旧市街のジャッファ門付近で死傷事案が発生しました。

つきましては、以上を踏まえ、上記地域への不要不急の渡航は止めてください。滞在する必要がある場合には、現地の最新の治安情勢についての情報収集に努めるとともに、十分な安全対策を行い、不測の事態に巻き込まれないよう特別な注意を払ってください。また、航空会社の一部の商用便が運航停止となっている等の事情にも鑑み、出国を希望される方は、商用便の運航状況にご留意ください。

3 滞在に当たっての注意事項
 滞在中は、下記事項に十分注意して行動し、危険を避けるよう心掛けてください。また、日本国外務省、在イスラエル日本国大使館、現地関係機関や報道等より、最新の治安情報を入手するよう心掛けてください。

(1)海外渡航の際には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 イスラエルに3か月以上滞在する方は、在イスラエル日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在イスラエル日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

(2)イスラエル領内における注意事項
ア イスラエル当局は、テロ防止のため、厳重な警備体制をとっています。空港、鉄道駅、ホテル、レストラン、ショッピングセンター等への入場時における検査のほか、道路における検問も行われることがあります。こうした検査・検問には協力的に対応するとともに、誤解を与えるような言動をとらないよう注意してください。

イ 多数のイスラエル軍兵士が集まっている場所、分離壁を含む軍事施設等は、衝突が発生する可能性が高いため、近づかないようにしてください。また、軍事施設や兵士等を撮影する場合、関連部署の許可を事前に得る必要があります。無許可でカメラやスマートフォン等を向けると、不審者として拘束・逮捕されたり、カメラ、撮影機器等を没収されたりすることがありますので、誤解を招くような行動は慎んでください。

ウ 多数の人が集まる場所は、一般的にテロや犯罪の標的になりやすいことに留意し、周囲の状況に気を配り、不審者や不審物に近づかないなどの安全対策をとってください。特に、デモ・集会等は、衝突や騒擾に発展する可能性があるため、遭遇した際は直ちにその場から離れてください。また、大規模なデモやテロ事件が過去に発生した場所等では、不審物処理に伴う道路封鎖や車両検問が頻繁に行われていますので、注意してください。

エ ガザ地区周辺にとどまらず、イスラエル全域でロケット弾等が飛来するおそれがあります。ロケット弾等の発射情報には常に注意を払ってください。万一、防空サイレンが聞こえた場合には、直ちに直近のシェルター又は十分に厚みのあるコンクリート製の建物内に避難してください。
(イスラエル国家緊急事態ポータルサイト)
https://www.oref.org.il/en

(3)ヨルダン川西岸地区における注意事項
ア ヨルダン川西岸地区への渡航は止めてください。滞在する必要がある場合には、現地の最新の治安情勢について情報収集に努めるとともに、十分な安全対策を行い、不測の事態に巻き込まれないよう特別な注意を払ってください。

イ ヨルダン川西岸地区への入出域を管理する検問所では、パスポートの提示を求められるとともに、治安情勢によっては道路が閉鎖され、通過が許可されない場合もあります。

ウ イスラエル軍兵士が集まっている場所、分離壁を含む軍事施設、パレスチナ自治政府施設、難民キャンプ、工場、デモ隊等には、近づいたり、写真を撮ったりしないようにしてください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)4567
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館等連絡先)
○在イスラエル日本国大使館
住所:Museum Tower 19th & 20th Floor, 4, Berkowitz St, Tel-Aviv,
6423806, ISRAEL
電話:(市外局番03)695-7292
国外からは(国番号972)3-695-7292
FAX:(市外局番03)691-0516
国外からは(国番号972)3-691-0516
ホームページ
https://www.israel.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

○在ラマッラ出張駐在官事務所(在ラマッラ日本政府代表事務所)
住所:Abraj House, 8thFloor, 15 Tokyo Street, Al-Masyoun, Ramallah
電話:(市外局番02)298-3370,298-3371
国外からは(国番号972)2-298-3370,2-298-3371
FAX:(市外局番02)298-3313
国外からは(国番号972)2-298-3313
ホームページ
https://www.ps.emb-japan.go.jp/itprtop_en/index.html



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