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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)ガイアナでは,殺人や強盗,性犯罪といった凶悪犯罪の件数は依然として多く,治安が良いとは言えません。2017年の犯罪発生件数は前年比約35パーセント増加しており,その内,殺人事件が115件,強盗事件が1385件発生しました。人口約80万人の国としては犯罪が多く発生しており,殺人発生率は日本の約60倍であり,危険な治安状況と言えます。2016年から2017年10月までの間に日本人が強盗被害に遭う事件が7件(在留邦人4件,短期渡航者3件)発生していますが,在留邦人数が20数名程度(当時)であり,他国に比べて日本人渡航者も少ないことを考えれば,この被害件数は非常に多いと言えます。

(2)銃器のまん延により,殺人・強盗などで銃器が用いられるケースが増加しています。集団強盗も珍しくなく,過去には警察署やテレビ局が強盗団に襲撃されるといった大きな事件も発生しています。首都ジョージタウンにおいても,ひったくりや強盗などの路上犯罪が頻発していますので,貴重品管理に注意してください。また,レストランや商店など,現金を取り扱う場所にて強盗などに襲われるケースが増えているので,夜間には利用を控えるなどの特別な注意が必要です。

(3)薬物犯罪については,隣国(スリナム,ベネズエラ,ブラジル)と陸続きであり,内陸部は当局の管理が行き届いていない地域も多いことから,薬物密輸ルートが多く存在すると言われています。国境付近では強盗集団や薬物の密輸団などが暗躍している地域もあります。
 奥地(国境地帯)に入る必要がある場合は,必ず現地の業者など現地に精通し信用できる案内人の同行を求めることをお勧めします。

(4)この他にも,警察官が殺害された事件(2015年9月及び2016年3月),刑務所での暴動(2016年3月)や脱獄事件(2017年7月に2件発生)など,強盗以外の凶悪犯罪も頻発していますので,ガイアナ滞在の際は十分な注意が必要です。

2 日本人の被害例
 日本人が被害に遭う犯罪は路上強盗が多く,2016年と2017年の2年間で,7件の被害が報告されており,身の危険が及ぶ被害が多く発生しています。日本人の被害事例として,次のようなものがあります。
○昼間にジョージタウンの街中を歩いていたところ,後方から来た数名の男にリュックサックを強取され,転倒して負傷した。
○夕方,数名で海岸沿いに車を停めて周辺を視察していたところ,けん銃を所持した数名の男に襲われて所持品を強取された。
○目的地にて車を降りたところ,待ち伏せていた男にけん銃を突きつけられて所持品を強取された。
○午前10時頃にホテルから表通りに出たところ,近付いてきた男にパスポート等在中のカバンを強取され,転倒して負傷した。
※ガイアナに日本国大使館等がないことから,パスポートを奪われる,又は紛失等すれば,再交付に日数が掛かることからガイアナからの出国が予定通りできない可能性があります。

3 犯罪被害危険地域
(1)ジョージタウンのタイガーベイやアルボーイズ・タウン等治安の悪い地域には近づかないでください。また,中心街であるスターブロック・マーケットやリージェント・ストリート,ウォーター・ストリート周辺も,多くの人が訪れる地域ですが,危険な地域に近いことから十分注意する必要があります。

(2)2010年1月には,ジョージタウンのスターブロック・マーケットで手榴弾が暴発し,多くの死傷者が出ました。また,2016年6月にはジョージタウンにある新聞社職員の車両脇に手榴弾が置かれていた事件が発生しています(警察が迅速に対応し,被害は発生していません。)。

(3)人通りの多い場所や,見通しの良い場所,一見安全に見える場所であっても犯罪が発生していますので,注意が必要です。外出する際には徒歩移動を自粛し,複数で行動し,日没後の外出はより注意が必要です。

4 防犯対策
(1)夜間の外出は極力避け,やむを得ず外出する際には,単独での移動は避け,必ず車で移動するようにしてください。昼間であっても常に周囲に目を配るとともに,複数での行動をお勧めします。単独や,女性だけのグループの場合は,車を利用する場合であっても,人通りの少ない場所への立入りを避けてください。また,信頼できる現地の人達と行動を共にすることも一案です。

(2)外出や帰宅の際や車の乗降時には,付近に不審者がいないか確認した上で出入りするよう注意してください。ホテルに宿泊する場合も,部屋の出入りの際は,周辺に不審者がいないか確認するとともに,在室中も必ず施錠の上,補助錠(チェーン錠)を掛け,訪問者を確認するまではドアを開けないことが大切です。盗難などの被害を避けるためにも,料金よりもセキュリティーを重視して選択してください。

(3)外国人犯罪被害のほとんどが,現金や貴重品(スマートフォン等)の強盗や盗難被害です。外出時には持ち歩く貴重品を減らし,また,車内であっても助手席等に荷物等を置かないなど,貴重品を人に見せない意識が必要です。装飾品や高価な腕時計などは,身に着けず,カメラ等も目立たない持ち方をするようにしてください。店での支払いで財布を出したり,ATMで現金を引き出したりする際には,周囲に十分注意してください。また,歩きながらのスマートフォンの操作は,犯罪者に狙われる危険性が高くなりますので控えてください。
※ 窃盗や強盗事件の約8割でスマートフォンが被害に遭っています。

(4)強盗は,けん銃や刃物などの凶器を携帯して犯行に及ぶので,万一このような被害に遭遇した場合は,抵抗はせず,生命の安全を第一に考え,落ち着いて対応してください。慌ててポケットやかばんに手を入れたりすると誤解により犯人を刺激し,生命に関わる重大な危害が及ぶこともあります。

(5)また,上記以外にも,詐欺,カードスキミングなどの犯罪も発生しています。常に周囲を警戒し,何か違和感または不安を感じた時は,落ち着いてその状況を判断し,相手の申し出を断る,その場から離れる等といった冷静な対処で被害を未然に防ぐように行動してください。

5 テロ対策
 これまでに,ガイアナにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり,未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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