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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)パラグアイ国家警察庁の犯罪統計によると,2018年における主要犯罪の発生件数は,月平均で殺人が約38件(殺人未遂は約72件),傷害約143件,暴行約342件,強姦・強制わいせつ約62件,凶器使用の強盗約202件,窃盗約599件となっており,パラグアイの人口が約700万人であることを考慮すると,犯罪発生率は日本に比べ,非常に高いと言えます。また,この件数はあくまで警察の認知件数である,実際は統計以上に犯罪が発生していると考えられます。強盗犯罪の場合,拳銃や刃物が使用されることが多いため,事件に巻き込まれた場合は,決して抵抗しないようにしてください。

(2)アスンシオン市内とその近郊,ブラジルに接するアルト・パラナ県シウダ・デル・エステ市及び同県プレシデンテ・フランコ市とその周辺地域,アマンバイ県ペドロ・ファン・カバジェロ市及び同県カピタン・バド市とその周辺地域では,犯罪が頻発していますので,夜間の一人歩きや昼間でも暗い道を歩くことは避けてください。特に最近,アスンシオン市及びシウダ・デル・エステ市等の都市周辺では,オートバイや銃器を利用した強盗事件が頻発している他,バス車内でのスリ被害,中心街ではひったくりや置き引き等の窃盗事件も頻発しているため注意が必要です。

(3)アスンシオン市内のパラグアイ川周辺の貧民街(通称「チャカリータ地区」及び「バニャード・スル地区」)は,日中でも危険な地域とされているため,近づかないでください。これまで,日本人が殺害された事件や,古い旅行ガイドブック情報により同地区に入り込んだ日本人旅行者が強盗や窃盗の被害に遭った事件等も発生しています。同地域を含む「セントロ」と呼ばれる旧市街は全体的に治安が悪いので深夜は決して近づかないでください。また,アスンシオン市内に点在するバーやカラオケ店では麻薬が密売されている店もあることから,十分注意して行動してください。

(4)コンセプシオン県,サン・ペドロ県及びアマンバイ県の県境にまたがる地域では,反政府武装グループ(「パラグアイ人民軍(EPP)」及びその分派組織)が治安当局や外国人を含む一般人を襲撃したり,身代金目的の誘拐(時に殺害)を行ったりしていますので,同地域への不要不急の渡航は控えてください。

(5)これまでに,パラグアイにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり,未然に防ぐことが益々困難となっています。
この様にテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 近年,日本人が被害にあった例
○アスンシオン市旧市街を観光中に貧民街(通称「チャカリータ地区」)に入り込み,複数人に羽交い絞めにされ,所持品を強奪された。
○アスンシオン市旧市街において,オートバイで接近してきた2人組にバッグを強奪された。
○アマンバイ県ペドロ・ファン・カバジェロ市内で,オートバイで接近してきた男に貴重品を強奪された。
○アマンバイ県ペドロ・ファン・カバジェロ市内で,オートバイで近づいてきた何者かに射殺された。
○アマンバイ県ペドロ・ファン・カバジェロ市郊外の農地で,大型銃器を所持した複数の犯人に短時間拘束された。
○アスンシオン市内を車両で走行中に,オートバイで接近してきた拳銃を所持した2人組に車内のバッグを強奪された。
○アスンシオン市内繁華街を通行中,2人組の犯人に脅され,所持していた携帯電話及びタブレット端末を強奪された。
○アスンシオン市内で買い物中,路上で拳銃を所持した2人組の男に襲撃され,身分証明書や携帯電話等が入ったカバンを強奪された。

3 防犯対策
(1)滞在場所及び住居における対策
○住居周辺の環境及び立地条件を検討する。
○外壁(高さ,材質),玄関ドア(のぞき穴,材質),窓(鉄格子の設置),施錠(鍵の交換),避難室,警報機及び警備員等の安全対策が十分か確認する。
○日頃から,隣人及び周辺に駐車している車両を把握しておく。
○ホテルへ滞在する場合は安宿を避け,警備員が常駐する等,警備体制の充実している信頼できるホテルを選ぶ。

(2)外出時の対策
○外出する際は,家族や信頼できる友人等に必ず行き先を告げておく。
○派手な服装や肌の露出は控え,高価な貴金属等の装飾品は身に着けない。
○公共バス内では眠らない。持ち物から目を離さない。
○貧民街(例:アスンシオン市内では通称「チャカリータ地区」,「バニャード・スル地区)には近づかない。
○徒歩で移動する際は,出来る限り人通りの多い道を選び,裏道や暗い道は避ける。
○路上生活者や物売りに対しては,相手が子供であっても油断しない。
○交通費を惜しまず,出来るだけタクシーや料金の高い公共バスを利用する。
○常に周囲の状況を確認する。
○外出時間や行動ルートは不定期に変更し,犯罪者に予測させない。
○集会やデモの場所には近づかない。
○夜間の外出は避け,出かける必要がある場合は,2人以上で車を利用する。
○万一,拳銃強盗等の凶悪犯に遭遇した場合は身体の安全を第一とし,絶対に抵抗しない(抵抗すると,被害がより拡大する可能性が高くなる)。
○乗車前には車両及び周囲の状況を確認し,乗車中は必ず施錠し,窓は閉めておく。
○携行品はしっかりと保持し,目の届く場所に置くよう心がける。
○スマートフォン等を公衆の面前で取り出さない。

(3)生活上の一般的な防犯対策
○自宅内でも現金や貴重品等を放置せず,鍵のかかる金庫等に保管する。
○貴重品を郵送しない。
○長期間滞在場所を空ける際,信頼できる友人等に異変が生じた際の連絡を依頼する。

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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