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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
 犯罪はエクアドル全国で増加傾向にあります。大都市であるキト市、グアヤキル市では2人乗りバイクのひったくりや睡眠薬を使用しての昏睡強盗が増加傾向にあり、地方都市や全国の観光地においても日本人を含む外国人が路上強盗などの被害に遭っています。また、タクシーやバス利用時の犯罪被害や飲食店等での置き引き、スリなどの犯罪も多く発生しており、注意が必要です。特に銃を使用した殺人事件が増加しており、警察と軍が共同オペレーションを実施するなど、治安対策を推進していますが、現在のところ改善には至っていません。

2 日本人を含む外国人の被害例
(1)日本人を含む外国人は、犯罪のターゲットになりやすいので十分注意が必要です。多額の現金が入った財布を公衆の面前で出し入れしたり、高級品を身につける、夜間に暗い場所を歩いたりするなど、犯罪を誘発するような行為は厳に慎む必要があります。

(2)日本人の被害例(2019年以降発生)
ア 強盗
(ア)夕方、キト市内の大通りにおいて、タクシーの後部座席に乗車していた女性が、開放されていた窓から男に手を差し込まれ、操作中であったiPhoneを奪われた。
(イ)昼間、リオバンバ市内の住宅地において、単独で徒歩にて帰宅中、後方から近付いてきた男からナイフを突きつけられ、所持品を奪われた。
(ウ)夜間、グアヤキル市内の住宅に拳銃を持った6人組が押し入り、住人を拘束し金品を強奪した。
イ ひったくり類似被害他1件
 昼間、キト市内の観光地を単独で歩行中、被害者が何者かに液体をかけられ、その汚れを拭き取ろうとして近付いてきた男に応じた隙に路上に置いたバッグを別の男にひったくられた。
ウ 置き引き
 昼間、グアヤキル市内のバスターミナルにおいて、係員を装った男の案内に従い荷物をバス車内に預け入れたところ、荷物を盗まれた。その後、その男も姿を消し、バスの関係者ではないことが分かった。
エ スリ
 日中、キト市内中心部において、歩行中、ポスターを持って近付いてきた少年2人から話しかけられる、腕を触られるなど執拗に付きまとわれた後、所持していたバッグから財布、を盗まれていることに気付いた。

3 テロ・誘拐
エクアドルのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_243.html )をご確認ください。

4 犯罪被害危険地域
(1)首都キト市及びグアヤキル市
ア キト市
 観光地として有名なパネシージョの丘周辺、および旧市街地では、置き引き、スリなどの窃盗事件が発生しています。パネシージョの丘中腹では、徒歩で訪れる観光客の強盗被害が報告されていますので、徒歩での移動は避けて必ずタクシー等を利用するようにしてください。(※タクシー利用は以下の「5(2)ア」の注意点を参照)
 繁華街のマリスカル地区(モダンな飲食店、バー及び土産物店等が多く、人が集中する地区)は治安が悪く、昼夜を問わず外国人観光客が強盗やスリ、置き引き等の被害に遭うケースが発生しています。買い物、散策等に際しては、人通りの少ない通りを避け、不審な人物に近付かない、声を掛けられても相手にしない、トラブルに近付かないなど、十分注意して行動してください。

イ グアヤキル市内
 繁華街の10月9日通りやグアヤス川河畔のマレコン2000地区は比較的治安が保たれていますが、その周辺地区では殺人、凶器強盗、誘拐事件などの凶悪犯罪が頻発しています。夜間の単独行動は避け、昼間であっても移動に際しては無線タクシー等を選び、徒歩や乗り合いバスでの移動は避けてください。

(2)コロンビアとの国境地域
ア コロンビア国境周辺地域、特にスクンビオス県では、過去にコロンビア反政府組織とエクアドル、コロンビア両軍が交戦し、現在も治安が不安定な状態です。2018年には、エスメラルダス県サン・ロレンソ市及び国境地域において、反政府武装組織による軍や警察を対象とした爆弾・銃撃事件や民間人の誘拐殺人事件が発生し、多数の死傷者が出ており、不安定な情勢が続いています。別途、危険情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_243.html#ad-image-0 )で示しているとおり、陸路でのコロンビア出入国を含め、同地域への立ち入りは避けてください。

5 防犯対策
(1)銃犯罪
 近年、殺人、強盗などでも銃器が使用される事例が増加しており、違法銃器が広まっています。路上強盗等の犯罪に遭遇した場合には、身の安全を第一に考え、絶対に抵抗しないことが肝要です。

(2)交通機関
 エクアドルにおける公共交通機関は、バス、タクシー、航空機などがありますが、運賃の安い市バスはスリなどの被害が頻発しているので、乗車しないことをお勧めします。

ア タクシー利用の注意点
 タクシー利用中の犯罪被害も多くなっています。タクシーを利用する際には以下の点に注意してください。
(ア)非正規タクシー(白タク)や流しのタクシーは利用しない
 正規の登録タクシーは、ナンバープレートが橙色または白色のナンバープレートで上端がオレンジ色で、正規タクシー登録証が左右ドアと前後の窓ガラスに貼られています。非正規のタクシー利用は犯罪に遭う危険性が高いので絶対に利用しないでください。また、正規のタクシーに乗車する前に、ナンバープレートと登録証は必ず確認し、できれば番号をメモしてください。

(イ)無線タクシーを利用する
 無線タクシーは、ホテルやレストランに頼めばすぐに手配してもらえる上、タクシー会社が客と車両情報を記録しているため、比較的安全と言えます。タクシー会社が手配した車両のナンバーや車種、色などを伝えてくれますので、車両が到着した時に車種、色、ナンバーに間違いないかを確認し、所属するタクシー会社名、客の名前(自分の名前)を必ず運転手に確認した上で乗車してください。

(ウ)高級ホテルやタクシー乗り場から乗車する
 高級ホテルのタクシーは、ホテル関連のタクシー会社が手配し、ホテルが運転手の情報を把握している場合が多いので、比較的安全です。ホテルのタクシー会社の場合、車両のドア部分にホテルの名前が記載されていますので確認してください。
ショッピングセンター等では、タクシー乗り場から乗車するようにしてください。

イ 長距離バス
 長距離バスは、交通事故を起こすことが多く、また、スリや置き引き、夜間は強盗等に狙われる可能性があります。長距離バスを利用する際はこれらを念頭に置いて荷物に施錠する、夜間の移動は控える等注意してください。

6 「いきもの(動植物や昆虫等)」の持ち出しに関する注意事項
(1)最近、キトの国際空港において、輸出許可が必要な動植物や昆虫を無断で日本に持ち帰ろうとした日本人が逮捕される事案が発生し、公判で有罪判決が言い渡されました。「知らなかった」では済まされませんので、安易に動植物の国外へ持ち出さないよう留意してください。

(2)個人収集目的の他に、表向きはペットショップを装った希少動植物マニア専門の密売ブローカー等が、インターネット掲示板やSNSを通じて、「世界各地に生息する希少動植物や昆虫の高価買い取り」「旅行代金は当社負担」といった文句で、主に若者を中心に話を持ちかけるケースが多いとされ、そのほとんどが国外持ち出しに必要な手続を説明することなく勧誘を行っています。

(3)このような言葉巧みな「生きものの持ち出し勧誘」に安易に応じた結果、犯罪に荷担することとなり、その程度によって、現地で何年も服役することになります。短期間で簡単に報酬を得るような仕事は、海外においても「怪しい話」である可能性が高いことに留意し、安易にそのような依頼や勧誘に応じ、犯罪に荷担することにならないよう注意してください。

※在留邦人向け安全の手引き
 在エクアドル日本大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き( https://www.ec.emb-japan.go.jp/files/000336259.pdf )」もご参照ください。」も併せて参考にしてください。


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