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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
 ハワイ州は,米国の中では比較的治安が良いとされています。しかしながら,日本と比べれば,一般的に犯罪発生率は高く,また,特に観光客を狙った財産犯罪(ひったくり,車上荒らし,置き引き,スリ等)は頻繁に発生しており,銃器を使用した強盗事件等の凶悪な事件の被害も報告されています。
FBIの2015年犯罪白書「クライム・イン・ザ・ユナイテドステイツ」によると,ハワイ州における犯罪の発生件数は58,547件(うち殺人,強姦及び強盗などの粗暴犯が4,201件,各種窃盗などの財産犯罪が54,346件)となっています。なお,2014年の犯罪発生件数は,46,977件。このうち,粗暴犯は3,680件で,財産犯罪が43,297件でした。対前年比では,総発生件数で24.6%増,粗暴犯罪は約14.1%増加し,財産犯罪は約25.5%の増加となります。
 なお,ハワイ州では,ホームレスの増加が深刻化しており,州全体で7,600人以上のホームレスがいると見られ,人口比では全米で最も多くなっており,彼らによる犯罪も発生しています。

2 日本人の犯罪被害例(女性を狙った犯罪等については,下記3参照)
 ○早朝にホテルの近くで空港行きのバスを待っていたところ,けん銃の様なものを突きつけられ,金品等を強奪された。
 ○空港,ホテルのロビーやプールサイド,ビーチ,ゴルフ場等で置き引きされた。
 ○ホテルやレストランで食事をしている際(特にビュッフェ形式),椅子やテーブルの上に置いておいたバッグが置き引きされた。
 ○繁華街の路上やバーで片言の日本語で話しかけられ,意気投合したと思っているうちに財布等をすり盗られ,在中のクレジットカード等を使用された。
 ○レンタカーの座席等に貴重品や買ったばかりのブランド品などを置いていたところ,窓ガラスを割られ車上狙い被害に遭った。また,トランクを開けられ,中の荷物を盗まれた。
 ○ビーチの近く等で,ひったくりに遭い,取り返そうとしたところ,突き飛ばされて転倒して負傷した。また,深夜ワイキキの路上で強盗被害に遭った。
 ○トイレの中で隔壁や扉のフックに掛けていたカバンを盗まれた。
 ○ホテルの自室に鍵を開けて入ろうとしたところ,後ろから来た者に室内に押し込まれ強盗被害に遭った。
 ○ホテルの部屋のドアがノックされたので扉を開けたところ,訪問者の背後にいた共犯者(複数の男性)に室内に侵入され強盗等の被害に遭った。
 ○ホテルの部屋で就寝中やシャワーを浴びている間に侵入され,金品を奪われた。

3 女性を狙った犯罪(性犯罪,詐欺等)
 女性旅行者等を狙った犯罪も少なからず報告されています。具体的な被害例は次のとおりです。
 ○街で知り合った男性に安易について行き暴行された。
 ○企業等又は各種学校等での就労・研修中,企業・学校関係者(又はその知人)の男性からセクハラ行為を受けた。また,同関係者等から,プライベートのパーティ等の場で飲酒を強要され,その帰りにアパートに連れ込まれ強姦された。
 ○日本人観光客がよく利用する飲食店で,店員からしつこく連絡先を聞かれたり,セクハラまがいの行為を受けた。
 ○観光客や留学生等が,ビーチ等で知り合った男性に言葉巧みにつけいられ,アパート等に住みつかれ所持金等を勝手に使われたり,結婚詐欺の被害に遭った。

4 犯罪被害発生危険地域
 最近では,ワイキキだけではなく,郊外のファーストフード店などでも強盗事件が多発しています。
 窃盗については,観光客が集中するワイキキを中心としたホノルル市内又はハナウマ湾,ノースショア,ワイマナロなどのビーチ周辺,ショッピングセンター,ゴルフ場などいたる所で日常的に発生しています。これらの犯罪は,すべて観光客をターゲットとしたものであることから,十分な注意が必要です。
殺人,強盗などの凶悪犯罪は,主に夜間のビーチ,ダウンタウンやアラワイ運河沿い,郊外の一部の地域で発生しています。特に夜間や早朝は人気のないところに出入りすることのないよう十分な注意が必要です。

5 基礎的な防犯対策として次のような事項に留意してください。
 ○空港,ホテル,レストラン,ビーチ等では,手荷物から目を離さない。外出の際は基本的に貴重品を携行しない,ビーチで泳ぐ際には荷物の監視役を残しておく。
 ○車上荒らしの被害に遭わないために,たとえわずかな時間であっても貴重品を車内(トランク内を含む)に残さないようにする。特に外出先の駐車場では物を残したまま車を離れない。トランク内にどうしても物を残す必要がある場合には,自宅を出発する時点で予め入れておく等,外出先駐車場などで物を入れているところを第三者に見られないよう配慮する(物を入れるところを見た第三者が犯行に及ぶ危険を極力回避するため)。
 ○ホテルの部屋のテーブル上などに旅券や貴重品を置いたまま外出しない。外出時には鍵のかかる室内保管庫に入れるか,ホテル・フロントのセーフティー・ボックスに預ける。
 ○旅券や貴重品を持ち歩く場合は常に注意を払い,置き引きはもとより,スリやひったくりにも遭わないよう心がける。多額の現金は持ち歩かない。人目のあるところで現金を数えない。
 ○このような対策をとっていたにもかかわらず,被害に遭う可能性は完全には否定できないため,予備の現金,旅券のコピー,戸籍謄本,カード会社の海外連絡先メモなどを用意しておく。
 ○女性の一人歩きは十分注意する。特に,夜間は絶対に避ける。
 ○特に女性は,親しげに声をかけてくる男性及び女性を安易に信用せず,断るべきときは断固とした態度で断る。
 ○就労・研修先等で関係者やその知人等にセクハラまがいの言動が見られる場合は,言いなりになることなく,早めに第三者に相談する(身の危険を感じた場合は,ちゅうちょなく警察に通報する。)。

 リゾートに来た解放感から気がゆるみ,日本と同じ感覚で警戒心を怠り,被害に遭ってしまう例が多いようです。特に観光客を狙った犯罪が頻繁に発生していますので,注意を怠らないようにしてください。
また,ハワイといえども銃器が流通しているということを忘れずに慎重に行動してください。万が一の際は,身の安全を第一に考え,抵抗せずに相手の要求に従うなど冷静に対処してください。

6 テロ対策
 これまでに,ハワイにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/

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