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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 モルドバの治安状況
 モルドバの一般治安状況については、他の欧州諸国に比べ概して良好ですが、スリ、ひったくり、置き引き、強盗といった犯罪も発生しており、日本と比べれば決して良くはありませんので、注意が必要です。
また、トランスニストリア問題やロシアによるウクライナ侵略など現在の地域情勢に関連して、政治集会やデモが国内各所で行われていますので、不用意にそのような場所や群衆には近づかないなど、身の安全の確保に十分留意する必要があります。

2 一般的留意事項
 一般的に、日本人は裕福だと見られており、犯罪の対象となる可能性が高いと考えられます。買い物や散策などの際にも、周囲の状況に気を配り、油断せずに行動することが肝要です。
 また、報道などから情報収集し、対策を講じるなど、平素から治安状況・安全対策について関心を高めておくことも重要です。
 モルドバ滞在にあたっては、以下の諸点に留意してください。
 なお、緊急事態、事件・事故被害に遭遇した場合や、パスポートを紛失等した場合には、在モルドバ日本国大使館に連絡してください。
○暗くなってからの一人歩き、特に、ひと気の少ない通りは避ける。
○街中で不穏な若者集団が目に付いたら、すぐにその場から離れる。
○平素から目立たない服装を心がける。
○貴重品や多額の現金は持ち歩かない。レストラン、バーなどでは、財布や貴重品は肌身離さず所持しておく。また、自分の荷物から目を離さない。
○列車内や遊興場所では、人から飲物等を勧められても安易に口にしない。
○住居、ホテルのドアは、相手を確認できない場合には絶対に開けない。他人(運送業者や修理人等)を部屋に入れる場合には、高価で珍しい物品等が目に付かないよう措置を講じておく。
○エレベーターは一人で乗るように努め、場合によっては見送る。
○いわゆる「白タク」は利用しない。
○公共交通機関等の人混みの中では、着衣のポケットに入れたパスポートや現金等も含め所持品を盗まれないよう、特に注意する。
○通勤、習い事や散歩等の毎日の行動・経路や家を出る時間を随時変えるほか、自分のスケジュールや家族構成等を不必要に他人に教えない。
○偽警察官の可能性もあるので、制服を着ているからということだけで安易に信用しない。警察官が自宅を訪問したり、道端で声を掛けてきたりした際には、身分証明書の提示を求め、所属・氏名等を確認してから対応する。
○万一、強盗被害にあった場合は、身の安全を第一に考え、無理に抵抗しない。

3 テロ・誘拐
 2022年2月24日、モルドバ情報・安全保障庁は、今般の地域の安全保障情勢を理由として、モルドバのテロ警戒レベルを1段階引き上げたことを発表しました。 今回の引き上げによって、4段階の下から2つ目となります。
 本レベル下で取られる措置は、以下のとおりとなります。
(1)テロの脅威を引き起こし得る状況を抑制、探知、防止
(2)国境地点、空港、鉄道や人口密集地点における巡回強化および秩序の確保
(3)インフラの要所で、身体的保護と安全対策の強化
(4)文化・スポーツイベント等での人口密集地帯での治安維持
(5)法律執行機関やテロの対象となり得る職員への追加的訓練
(6)軍隊およびテロ対策で強みとなるものの準備水準の確認
 その他詳細はテロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_198.html )をご確認ください。

※ 在留邦人向け安全の手引き
 在モルドバ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.md.emb-japan.go.jp/files/100307927.pdf )もご参照ください。


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