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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
 近年スロバキアの犯罪件数は減少傾向にありますが、内務省発表によれば、2022年中の犯罪件数は5万4,586件となり、前年と比較して3,671件増加しました。しかしながら、一般的にスロバキアの治安は安定しており、近隣諸国と比べ治安が悪いといったことはありません。
 犯罪の類型としては、置き引き、集団スリ、車上荒らし、空き巣等の犯罪が目立っており、スロバキアに滞在する際には、特にこれらの犯罪に注意を払う必要があります。

2 日本人の被害例
 日本人旅行者の場合、観光スポットが集中しているブラチスラバ市の中央広場等旧市街の路上やレストラン、路線バスの車内等でスリや置き引きの被害が発生しています。

3 防犯対策
 スロバキアで安全に旅行・滞在するために、次のような防犯対策を心掛けてください。
(1)スリ対策を念頭に、現金や貴重品は内ポケット等に入れるなどして、肌身離さず所持する。また、バッグやリュックサックを携行する際には、中身が見えないようファスナー等で完全に閉められるものを使用し、人混みの中では前に抱えて持つようにする。
(2)路上や交通機関内、レストラン等では、手荷物から極力目を離さない。着席時には手荷物等を椅子の背もたれにかけたりせず、やむを得ず床等に置くときは両足で挟むようにする。
(3)バス、トロリーバス、路面電車(トラム)に乗車する際は、あらかじめ周囲の状況を見て、不審なグループ(スリ等)がいないか確かめる。特に、乗車直後、乗車券に打刻する瞬間から扉が閉まる直前にかけては、所持品に対する意識が散漫になりがちであり、かつ犯人も降車して逃走しやすいこと等から、周囲の不審な動きに注意する。
(4)自動車で移動する際、車内に現金・貴重品類を放置せず、たとえ短時間であっても車を離れる際には施錠する。また、大型スーパーマーケットやショッピング・モールの駐車場、高速道路付近のガソリンスタンド等において、タイヤのパンクを指摘し、ドライバーが気を取られているうちに車内の物品を窃取するといった事案も発生していることから、運転中も周囲の不審人物に十分警戒する。
(5)国際列車を利用する際は、現金・貴重品類は必ず身につける。
(6)警察官から職務質問された場合には、ニセ警察官でないか注意するとともに、特に現金入りの財布等の提示を求められた際は警戒する。

4 テロ・誘拐
 スロバキアのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_184.html )をご確認ください。

※ 在留邦人向け安全の手引き
 在スロバキア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」もご参照ください。
 https://www.sk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_index.html (「安全情報」→「在留邦人の安全の手引き」)


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