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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 治安状況
 コソボ北部を除けば、治安状況は比較的落ち着いていますが、民族間の対立を要因とした事件や小競り合いが散発しています。また、首都プリシュティナを始めとする都市では、ひったくりやスリなどの窃盗事件も発生していますので、十分注意してください。
 なお、コソボには別途「危険情報」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_180.html#ad-image-0 )が発出されていますので、ご確認ください。

2 防犯対策
 「自分と家族の安全は自分たちで守る」、「予防が最良の危機管理である」という心構えをもち、行動にあたっては、安全のための三原則 『目立たない』、『行動を予知されない』、『用心を怠らない』を守ることが重要です。
 特に以下の点に留意してください。
* 危険な場所には近づかない
 犯罪が多発している場所には不用意に近づかず、夜間の外出や一人歩きは避ける。
* 多額の現金・貴重品は持ち歩かない
 日本人は裕福で、多額の現金や貴重品を持っているというイメージをもたれ、財産犯罪のターゲットになりやすい。最近は貴重品を服の下に隠して持ち歩いても強引に奪われるケースもあるため、外出する際には、貴重品はホテル等のセーフティボックスに預けて持ち歩かない。買い物はクレジットカード等を使い、現金は最小限にとどめ、分散して持つ工夫をする。
* 犯罪にあったら抵抗しない
 犯罪者の多くは凶器を所持しているうえ、グループで犯行に及ぶことが多い。強盗に遭遇した際、犯人の要求に応じないと、犯人を刺激し凶器による暴行等につながる可能性が高くなるため、生命の安全を第一に考え、抵抗しない。また携帯電話等で犯人を撮影したりすることは危険であるため控える。
* 見知らぬ人を安易に信用しない
 睡眠薬強盗、偽ガイド等、海外での犯罪手口は多様で巧妙。旅先で知り合った人の表向きの優しさに油断して被害にあうケースも多く、それにつけ込んだ犯罪は後を絶たない。少しでも怪しいと感じたら、ためらわず「ノー」と断り、その場を立ち去る。
* 買い物は信用のおける店を選ぶ
 現地で購入した品物が粗悪だったり、注文したものと違っていたりしても、後から返品や補償を求めることは困難。まず信用のおける店を選ぶこと、品物を良く確認することが大切。またクレジットカードを使う際、暗証番号を盗み見られたり、スキミング等でカード情報が流出したりしないように注意し、サインや暗証番号を入力する際は金額が間違っていないか、通貨単位の記入の有無等しっかりと確認する。
* ホテルの中でも安心しない
 ロビーでは置き引きに、エレベーターや部屋の中では強盗にあうこともある。犯人は従業員を装って犯行に及ぶ場合もあるため、部屋にいるときは、必ず防犯チェーンを掛け、ノックされても不用意にドアを開けず、まず怪しい点がないか相手を確認し、従業員のように見えてもフロントに確認するなど十分注意する。

3 テロ・誘拐
 テロ・誘拐についてはテロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_180.html )をご確認ください。


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