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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響
 2022 年 2 月 24 日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、対ロシア経済制裁やウクライナによる露クルスク州への越境攻撃等の影響から、社会情勢は不透明な状況です。また、日本を含む主要国を「非友好国」に指定し、対立姿勢を強めています。治安当局は「軍の信用毀損」法や「外国の代理人」法などの運用により、反戦運動や反政府的な活動に対する取り締まりを強化しており、外国人を含む市民が拘束される事案が散見されます。

2 集会・デモ
 大規模な集会・デモ行進が行われた際には、治安当局が参加者のみならず、付近にいる者も拘束する事案が発生しています。無用なトラブルを回避するためにもこれらの集会やデモに近づくことは絶対に避け、万一遭遇した場合には直ちに現場から離れるよう留意してください。

3 一般犯罪発生状況
 治安当局は、一般犯罪は減少傾向にあると発表していますが、強盗事件やスリ、置き引き、詐欺犯罪等が依然として発生しており、日本人も被害に遭っています。
 2023 年ロシア内務省の統計では、殺人事件が 7,466 件、強姦事件が 3,096件、強盗事件が 25,580 件、窃盗事件は 583,343 件となっており、日本に比べると依然として殺人や強盗等凶悪犯罪の件数が多い状況です。

4 テロ・誘拐等
 治安当局は、対テロ掃討作戦を進めており、特に「ウクライナ民族主義者」等によるテロ行為の摘発に力を入れています。また、国内で企図された多数の「テロの性格を有する犯罪」を未然に阻止したと発表しています。2024年3月には、モスクワ州クラスノゴルスク市のコンサート会場「クロッカス・シティー・ホール」において銃撃テロ事件(死亡者140人以上)が発生していますので、テロ事件に巻き込まれないよう、引き続き警戒する必要があります。
 なお、ウクライナとの国境地帯や国内のロシア軍関連施設等への攻撃も相次いでいます。軍事関連施設がある地域へは近づかないよう十分注意してください。
 詳細につきましては、ロシアのテロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_178.html )をご確認ください。


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