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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
ノルウェーは比較的治安がよい国と思われがちですが、日本と比較すると一般犯罪が多く発生しており、置き引き、スリは多発しています。特に、ホテルのフロント、レストラン、オスロ市内の主要観光道路、空港、駅、公共交通機関の車内等での被害が多く、これらの場所や人混みの中ではカバンなど貴重品はしっかりと身につけるなど、置き引きやスリに対する注意が必要です。また、オスロ中央駅周辺は治安が良いとは言えず、特に夜間は危険ですので、一人歩きは避けてください。
【日本人が実際に被害に遭った主な例】
(1)ホテルのバイキング形式の朝食会場で食事中、同席の人に荷物の見張りを頼んで食事を取りに行っていた間に、椅子等においていた荷物を盗まれた。
(2)ホテルでのチェック・アウト時に家族に手荷物の見張りを頼んで席を外した間に、スーツケースの上においていた手荷物を盗まれた。
(3)オスロ市の主要観光地であるカールヨハン通りを歩いていたところ、知らない間にリュックサックのファスナーを開けられ、貴重品を盗まれた。
(4)路上にてカバンを足の間に挟んで携帯電話を操作していたところ、知らない間にカバンが盗まれた。
(5)オスロ中央駅の外にあるベンチに座り、カバンを横に置いて携帯電話を操作していたところ、知らない間にカバンを盗まれた。
(6)ベルゲン市の空港から市内へのバスに乗車中に、後ろポケットに入れていたパスポートを盗まれた。
2 防犯対策
犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用せずに警戒するなど、常に防犯を意識した行動をとることが重要です。
この他、以下の対策をとるよう心掛けてください。
(1)空港、ホテルロビー、レストラン等では、バッグ等を椅子等に置いたまま席を離れない。また、バッグ等を隣の席や足下に置かず身体から離さないようにする。
(2)路上では、携帯電話、カメラなどはバッグにしまう。
(3)現金、貴重品は分散し、身につけて携行するようにする。
(4)見知らぬ人に話しかけられたら、まず警戒して荷物を確認する。
(5)人混みの中では、バッグ等は身体の前で持ち手を添え、周囲に注意を払う。
(6)複数人のグループが近づいてきたらその場から遠ざかる。
(7)長距離列車の網棚に貴重品を置かない。
(8)ATMはできるだけ銀行内のものを利用する。
3 テロ・誘拐
(1)テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_166.html )をご確認ください。
(2)被害を最小限に食い止めるための予防措置として、例えば、レストランや大型店舗等の商業施設に出入りする際、あらかじめ非常口へ向かう避難経路や身を隠す場所の確認を習慣づける、また、不審者や不審物を見かけたら、決して近づいたり触ったりせず、速やかにその場を離れるようにしてください。
(3)爆発音や銃声が聞こえた場合、その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとり、頑丈なものの陰に隠れ、周囲を確認して可能であれば、低い姿勢を保ちつつ、速やかに安全な場所に退避してください。
※ 在留邦人向け安全の手引き
在ノルウェー日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.no.emb-japan.go.jp/files/100699922.pdf )もご参照ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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