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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 一般犯罪発生状況
 ギリシャ共和国(以下、ギリシャ)は、欧州では比較的治安の良好な国と言われていますが、労働組合等によるデモやストライキが頻繁に行われているほか、不法移民や組織犯罪グループによる犯罪が発生しており、注意が必要です。
 特に、都市部のバス・地下鉄や観光地では、スリなどの被害が多発しています。在留邦人や旅慣れた旅行者も被害に遭っており、最大限の注意が必要です。日本人旅行者は多額の現金を所持している上に警戒心が薄いと認識されているため、犯罪者の標的になっており、新型コロナウイルス前の2019年の日本人被害は120件に上っています。2020年、2021年はコロナ禍により日本人旅行者数が減少したため被害件数は減少しましたが、新型コロナウイルスの規制が緩和された2022年以降は、旅行者の増加に伴い被害件数も増加し毎年30件前後の被害が発生しているため、注意が必要です。
 特に多く発生している犯行手口は以下のとおりです。
○バス・地下鉄や駅構内において複数人で取り囲み、持っているバッグや背負ったリュック等から財布等を抜き取る。
○衣服に液体をかけたり、声をかけたりして注意をそらし、バッグ等を盗む。
○公園やレストラン、カフェ等で荷物から目を離した隙にバッグ等を盗む。
○路上で花の売り子が花を押しつけている間に、貴重品を盗む。

2 ギリシャ到着時の注意点
 アテネ空港から市内への交通手段はタクシー、バスおよび地下鉄がありますが、深夜にスーツケース等を持ったままホテルを探し歩くことは危険です。不測の事態に巻き込まれないよう、深夜到着便を利用する場合には、次の点について検討することを強くおすすめします。
○ホテルは事前に予約しておく。
○ホテルを予約していない場合、到着日は、空港に隣接するホテル等で休憩・宿泊する。
○空港からタクシーを利用し、予約したホテルまで直行する。
○ホテルの送迎サービス等を予約しておく。
 また近年、空港や観光地において、自称ギリシャ人等が日本人に対し、「電話で日本人と話してほしい」と声をかけた後、携帯SIM 購入や両替手数料として金銭援助を求め、一向にその料金を返金しない。携帯の連絡先を交換し返済の口約束をしたが、連絡が取れないとの相談が複数寄せられています。貸してしまったお金を取り戻すのは困難であるため、見知らぬ人から料金の立替えなどを要求された場合、安易に信用することなく、その場から立ち去る、連絡先は教えないようにしてください。

3 犯罪多発地域
 ギリシャでは主に都市部で犯罪が多く発生しており、アテネ市内では特に以下の地域で日本人の被害が集中しています。
○シンタグマ広場周辺:最も被害が多いエリアです。液体をかけたり、声をかけて気をそらせ荷物を盗む手口が多発しています。
○バス、地下鉄、地下鉄駅構内:混み合っていないにもかかわらず、被害に遭ったケースもあります。スリに最大限の注意が必要です。
○アクロポリス等の観光地
○サントリーニ島などのリゾート地やアテネ以外の都市
 
 詳細については、在ギリシャ日本国大使館作成の安全対策資料をご参照ください。
●「アテネ安全マップ」
 https://www.gr.emb-japan.go.jp/files/athens_map_fnl.pdf

●「ギリシャ邦人被害等ランキング2025」
 https://www.gr.emb-japan.go.jp/files/2025-1ranking.pdf

4 犯罪被害に遭わないための注意点等
 犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、多額の現金・貴重品は持ち歩かない、見知らぬ人物を安易に信用せずに警戒するなど、常に防犯を意識した行動をとることが重要です。以下に留意しつつ、必要な防犯対策を講じてください。
○外出する際は、ブランド物のバッグや高価な装飾品などの華美な服装は控え、周囲に溶け込んだ服装を心掛ける。
○荷物から目を離さず、特に人混みでは必ず荷物を胸の前にしっかりと保持する(特にリュックサックを背負っている際に、気づかない間に開けられて財布等を盗まれる被害が多い)。
○多額の現金を持ち歩かない。
○危険とされる地域には立ち寄らない。
○深夜や早朝は不要不急の外出を避け、大勢で騒いでいる場所には興味本位で近づかない。
○緊急時に備え、在ギリシャ日本国大使館、最寄りの警察署や病院等の連絡先や所在地のメモを携帯する。

5 テロ・誘拐等
(1)ギリシャ国内には反体制派組織やアナキスト組織が複数存在し、現在も簡易爆弾等を使用したテロ攻撃を行っています。これらの組織は一般市民に危害を加えることを直接の目的としていませんが、事件に巻き込まれないために、次の点に注意してください。
○深夜や早朝には不要不急の外出を避ける。
○大規模デモは一部が暴徒化することがあるため、近付いたり写真を撮ったりしない。
○警察官が交通規制や封鎖措置をしている場合には、その指示に従う。
(2)爆破事件
 必ずしもテロと評価されるものではありませんが、アテネ市等の都市部を中心に爆破事件が散見されます。2025年中も、実際にATM、各種店舗および雑居ビルが爆破される事件が発生していますので、その場に居合わせた場合には、警察官の指示に従い、速やかにその場を離れてください。
(3)詳細については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_158.html )をご確認ください。
※在ギリシャ日本国大使館作成の「ギリシャ治安情報(アテネ発現地最新情報)」
 https://www.gr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/security.html
※在留邦人向け安全の手引き
 在ギリシャ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.gr.emb-japan.go.jp/pdf/anzentebiki.pdf )もご参照ください。


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