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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
(1)全般的状況
マダガスカル全土において武装強盗等の凶悪犯罪が発生しています。経済成長の低迷から貧困に起因する犯罪は高い発生率となっています。2025年9月には国内各都市で慢性的な停電・断水への不満を背景としたデモが同時多発的に発生しました。一部が暴徒化し、商店や特定政治家の私邸を襲撃する事態も確認されています。
(2)スリ、ひったくり等
貧困に起因する犯罪は多く発生しています。スリ、ひったくり、置き引き、車上狙い等は、マダガスカル人富裕層のみならず、外国人や観光客も被害に遭っています。
特に、大型市場、ナイトクラブ、乗り合いバス等の大勢の人が集まる場所では、スリ、ひったくり等の犯罪が多発しています。最近の被害事例では、バッグやリュックをナイフで切られ中身を抜き取られる事案や、身に付けていた装飾品類をひきちぎられ強奪される事案が頻繁に発生しています
(3)誘拐
マダガスカル全土において誘拐事件が多く発生しており、2024年の誘拐事件は、公開情報だけでも年間約200件が報告されています。これらの事件は身代金目的の犯行が大半を占めていますが、被害者が殺害される事案も発生しています。
(4)詐欺
空港において、単独の旅行者に近づき、低料金での移動・宿泊を紹介すると声を掛け、治安の悪い地区にある安ホテルに案内するといった不法斡旋の事案が発生しています。
2 日本人の被害例
(1)強盗殺人
マダガスカル人富裕層のみならず、外国人が犯罪の標的となる事件も発生しています。外国人は金持ちとみなされており、日本人も例外でなく、2021年4月には、日本人の住宅に武装強盗が侵入し、日本人を殺害して金品を強奪する事件も発生しています。
(2)窃盗
渋滞時の車内で携帯電話を使用していたところ、開いていた車の窓から携帯電話を奪い去られるという事案も発生しています。
(3)恐喝
過去には、日本人観光客が多く訪れるアンタナナリボ(Antananarivo)市内の独立大通り周辺において、夜間、複数の警察官が検問と称して、法律違反等をしていない日本人観光客を車から降ろし、執拗に金銭を要求し、進路を阻んだり、警察署に連行するといった事案が発生しました。
(4)その他の金銭トラブル
また、地方において、現地住民と一緒に写真撮影しようとしてカメラを向けたところ、金銭を要求され、トラブルとなる事案も発生しています。
3 犯罪被害危険地域・場所
アンタナナリボ(Antananarivo)市内では、中心部周辺のイスチィ(Isotry)、アンダバマンバ(Andavamamba)、アノシベ(Anosibe)、アナラケリ(Analakely)、ツァラララナ(Tsaralalana)、アンタニメナ(Antanimena)、ベオリリカ(Behoririka)、アヌシ(Anosy)、67ヘクタール(67 hectares)地区において、スリやひったくり等の犯罪が頻繁に発生しています。特に夜間は十分に注意してください。また、アンボヒマンガケリー(Ambohimangakely)、アンドワラノフチ(Andoharanofotsy)、イタオシ(Itaosy)では武装強盗が頻発しています。
これまで地方都市は首都圏に比べ犯罪は少なく、比較的安全と言われていましたが、近年地方都市でも外国人に対する武装強盗、殺人事件が発生しており、首都圏と同様、常に危険に遭遇する可能性があることを念頭に置いて行動してください。
4 防犯対策
(1)強盗、誘拐等
ひと気がなく狭い路地は、逃げ道がないため、強盗被害に遭いやすい場所と言えますので、立ち入らないようにしてください。また、単独での徒歩による移動は極力避け、夜間における不要不急の外出は控えてください。
万一、強盗や誘拐等、身体・生命の危険にかかわる事件に遭遇した場合には、決して抵抗することなく、「身の安全の確保」を最優先に行動してください。過去の事例においても、犯行目的の大半は金品の強奪・窃取であり、抵抗することによって却って犯人を刺激し、傷害や殺害に発展するケースがありますので、十分ご注意ください。
(2)窃盗(スリ、ひったくり等)
ア 大型市場、ナイトクラブ等の大勢の人が集まる場所にはなるべく立ち入らないようにしてください。また、こうした場所では、バッグ類は常に体の前に抱える等の細心の注意を払い、特に貴重品類はバッグの中に入れて持ち運ばず、ウエストポーチ等を利用し身体に密着させた上で、さらに上着で覆い隠すなど、人目に付かないような工夫が必要です。
イ 乗り合いバス等は利用しない方が安全です。また、車両での移動中は、常にドアをロックするとともに、窓を閉めるようにし、また外から見えるところにバッグ等を置かないようにしてください。
(3)詐欺・恐喝等
ア 言葉巧みに近寄ってくる者をむやみに信用しないようにしてください。
イ 警察官や偽警察官による金銭要求については、たとえ要求額が少額であっても、明らかに不当な金銭の要求であると考えられる場合には、毅然とした態度で支払いを断ることが肝要です。また、この様な事案に遭遇したら可能な限り警察官の所属と氏名を確認し、在マダガスカル日本国大使館までお知らせください。
ウ 無用な金銭トラブルを避けるため、写真撮影にあたっては事前に相手方の同意を得る等十分注意してください。
(4)タクシー利用上の注意点
タクシー(料金メーター制ではなく交渉制)を利用する場合、運転手が他の客を同乗させることがあります。同乗者が強盗を働く事件も発生していますので、同乗を許可しないよう運転手に伝えておくことが賢明です。
5 テロ・誘拐
テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_119.html )をご確認ください。
6 在留邦人向け安全の手引き
在マダガスカル日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.mg.emb-japan.go.jp/files/100955848.pdf )もご参照ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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