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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 一般治安情勢
チュニジアの一般的な治安は比較的安定していますが、デモ隊と治安部隊との衝突、治安機関員を狙った襲撃、テロ組織の摘発等が散見されますので、治安情勢には十分注意してください。
2 犯罪発生状況
近年では、凶器を使った強盗事件やひったくり事件等、日本人が犯罪の被害に遭うケースもみられます。特に、外国人旅行者は標的となりやすいので、所持品(多額の現金、デジタルカメラ、スマートフォン、旅券等)の管理には十分な注意が必要です。
3 日本人の被害事例
(1)強盗
○チュニス市ラマルサ地区所在のフランス人学校付近の路上を歩行中のチュニス市在住者が、刃物を所持する男に押し倒され、ネックレスを強奪された。
○昼間、チュニス市内の公園でジョギング中、背後から接近してきたバイクの男二人組に暴行されスマートフォンを奪われた。
(2)スリ
○満員の路面電車(トラム)内で、手提げバッグのファスナーを開けられ、財布を盗まれた。
(3)ひったくり
○スマートフォンを操作しながら歩道を歩いていたところ、背後から接近してきたバイクに乗った男に、スマートフォンをひったくられた。
○昼間、中部スースの市街地を歩行中、首からひもで提げていたスマートフォンを、背後から歩いてきた男にひったくられた。
○夜、チュニス市内の路上でタクシーを待っていたところ、バイクの男二人組が接近し、持っていたスマートフォンをひったくられそうになった。
(4)置き引き
○電車内で座席横にリュックを置いていたところ、何者かにリュックに入れていた現金や旅券等が入った貴重品袋を盗まれた。
(5)侵入盗
○チュニス市内のホテルで、自室にバッグを残し外出したところ、外出中にバッグの中の現金を盗まれた。
○夜間、チュニス市内の居宅敷地内に泥棒が侵入し、離れの倉庫から電気工具類が盗まれた。
4 防犯対策
犯罪被害を未然に防ぐため、自らの防犯対策に留意し、滞在中は次の事項に注意してください。
(1)首都圏内にも治安の悪い地区が点在しており、観光地となっているメディナ(旧市街)でも、夜間の立ち入りを避けた方がよい場所がありますので、常に周囲の状況に注意を払うようにしてください。
(2)特にチュニスを含む観光地においては、電車内におけるスリやひったくり被害が発生していますので、手荷物等所持品の管理を厳重にするよう心掛けてください。
(3)ホテル等で、警備員が24時間配置されていても油断は禁物です。必ずドアや窓を十分に施錠する等基本的な安全対策を心掛けるようにしてください。
(4)宿泊施設は、一定水準以上の施設を利用し、野宿等は絶対にしないでください。
(5)女性は、肌の露出の多い服装は控えてください。
(6)金曜午後の礼拝前後はモスクに大勢の人が集まります。過去には礼拝後に反政府デモ等が行われたことがありますので、不測の事態を避けるために、極力近付かないようにするなど、十分注意してください。
5 テロ・誘拐
チュニジアのテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_113.html )をご確認ください。
※在留邦人向け安全の手引き
在チュニジア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.tn.emb-japan.go.jp/files/100283779.pdf )も参照してください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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