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● 犯罪発生状況、防犯対策
1 犯罪発生状況
犯罪発生状況の詳細は、在ケニア日本国大使館が在留邦人および旅行者向けに作成した「安全の手引き 2 最近の治安情勢(https://www.ke.emb-japan.go.jp/files/100300220.pdf )」をご確認ください。
2 日本人の被害例
(1)2013年7月、モンバサ郡で日中に日本人男性が銀行で現金を引き出した後、職場に帰る途中、尾行してきたと思われる犯行グループの襲撃に遭い、銃撃を受け殺害されました。
(2)2017年1月、多くの日本人が利用するショッピングモール「ヤヤセンター」付近を徒歩で移動中の日本人男性が、何者かに背後から襲撃され前後不覚のまま車で郊外に連れ去られた後、所持荷物やスマートフォン、現金等を強奪される事件が発生しました。
(3)2020年7月、ナイロビ市内で日本人男性がスキミング(クレジットカードなどの磁気情報(個人情報)を盗み取る行為)被害を受け、ATMで不正に現金を引き出される事件が発生しました。
(4)2021年7月、ナイロビ市内で日本人男性が徒歩移動中、2人の男に拳銃を突き付けられ、財布、パスポート等が入ったカバンを強奪されました。
(5)2022年、ナイロビ市内で日本人が商談のため取引相手の家に滞在していたところ、現金を持ち逃げされました。滞在していた家については、短期のサービスアパートメントであったことが後ほど判明しました。
(6)2023年、携帯電話での電子マネー決済サービスM-pesaを悪用し、言葉巧みに日本人被害者の残高を犯人の口座に送金させる手口の事件が発生しました。
(7)この他、多くの窃盗、強盗被害等が発生しています。
3 防犯対策
犯罪被害は、次のような安全対策を講じることで、ある程度は防ぐことができます。
(1)全般
ア 多額の現金を持ち歩かない。
イ 昼夜を問わず徒歩での移動を避ける。近距離であってもタクシー等車両を利用する。また、夜間の外出は極力控える。
ウ 財布(現金)を差し出すことにより、その他の所持品が奪われない可能性があるので、強盗被害対策用として、少額の現金を入れた別の財布を用意しておく。
エ 強盗に遭ってしまった場合は、絶対に抵抗せず、身体の安全を最優先する。
(2)空港
ア 空港関係者からの不当な賄賂の要求には毅然とした態度を取り、在ケニア日本国大使館へ通報する。なお、相手の身分(氏名、所属、ID等)を確認することや領収書を求めること、周囲に聞こえる大きな声で現金を支払うことの理由等を問いただすことで賄賂の要求を諦める可能性がある。
イ 空港からタクシーを利用する際は、空港で待機しているタクシーを利用することは避け、事前に自身で手配または配車アプリ(UberやBolt等)を利用して配車し、利用に当たっては自身が手配した車両であることを確認する。通称「白タク」と呼ばれる無許可タクシーを利用すると、不当な料金を請求されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるので、絶対に利用しない。
(3)ホテル
ア ナイロビ郡中心地(シティ・センターを除く)に所在し、警備員が常駐しているなどセキュリティ面が充実しているホテルを利用する。
イ 貴重品はセキュリティボックスに入れる。(ただし、セキュリティボックス内の物品が盗まれる被害も発生しているので過信しない)
ウ 高級ホテルに宿泊する場合でもクレジットカードのスキミング被害が報告されているので、クレジットカードの利用時には目の前で操作させる等注意する。
(4)車両乗車中
ア 車両でナイロビ郡内を移動する際、車の速度が低下したタイミングで、外部から襲われ所持品を奪われる事件が多発しているため、必ずドアをロックして、絶対に窓は開けない。
イ 車両での移動中は、貴重品の入ったカバン等は常時身につける。
ウ 乗車中は、カバンや所持品等を外から見える位置に置かない。
(5)飲食店等
ア 常に周囲を警戒する。
イ ネックレスや指輪、イヤリング、高級時計等の華美な装飾品を身につけない。
ウ 席を一時的に離れる際は、貴重品の入ったカバン等は必ず手に持って移動し、着席中もカバンを常時ひざの上に置くなどして常に所持品から目を離さないようにする。
エ 飲食代を不当に多く請求されることがあるので、必ず明細を確認する。
(6)住居(集合住宅を含む。)
ア 扉、窓には鉄格子を設置する。
イ 警備会社と契約し、警報装置を設置する。
ウ 玄関の扉には鍵を複数設置し、鉄格子にも南京錠等の鍵を複数設置する。
エ 来訪者を確認するために監視カメラやモニター付きインターホン等を設置する。
オ 高層階の集合住宅であれば、侵入が容易でない3階以上の住宅を選択する。
(7) その他
その他の安全対策については、「安全の手引き 4 基本的な安全対策(https://www.ke.emb-japan.go.jp/files/100300220.pdf )」をご確認ください。
4 テロ情勢
ケニアにおけるテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_100.html )をご確認ください。
- ○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
- ○外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
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