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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 犯罪発生状況
(1)一般情勢
 ギニア全土で窃盗や強盗事件が多発しており、治安機関の制服やそれに類似した衣服を着用した犯行も確認されています。また、本物の警察官が市民や外国人に対して賄賂を要求するなどの不法行為も常態化しているため、接触には細心の注意が必要です。
 犯罪の標的は、富裕層や経済界に影響力を持つレバノン系住民が中心とされていますが、近年は鉱業や大規模インフラ開発で在留が増えている中国人の被害も目立っています。そのため日本人が中国人と誤認されて被害に遭う可能性も否定できず、警戒が必要です。
(2)デモ等
 2025年は政治的に重要なイベントが重なり、当局の警戒が強化されたこともあって大規模な騒乱の発生は確認されていません。
しかし、ギニア全土において電力・水道といった生活インフラは極めて脆弱な状況にあり、これに抗議する地域住民による道路封鎖や投石などの活動が散発的に発生していますが、それらを治安機関が過剰な武力を用いて鎮圧するケースも多く見られます。政府によるインフラ改善の兆しが見えないなかで国民の不満は極めて高まっており、些細な衝突をきっかけに大規模な騒乱へ発展する恐れがあるため、引き続き厳重な注意が必要です。
 また、2026年2月、軍特殊部隊員がコナクリ中央刑務所に収監中の受刑者を別刑務所へ移送するために到着した際、刑務所側との銃撃戦が発生する事件も発生しています。

2 日本人の被害例
 2026年2月、深夜1時頃にカルーム地区のホテルにおいて、就寝中の日本人の部屋に面識のない男性2名が合鍵を使って侵入しようとする事案が発生しました。被害者が気づいて大声を出したため、実害には至りませんでしたが、極めて深刻な事態と言えます。
 また、2023年6月から8月にもホテル滞在中の日本人がスーツケース内から多額の現金を盗まれる事件が相次いで発生しました。
 さらにマディナ市場やニジェール市場といった混雑した場所で、携帯電話を窃取される事件も発生しています。

3 犯罪被害危険地域
 国内全域で犯罪が発生していますが、首都コナクリの中心部に位置するラトマやマトト地区では特に注意が必要です。
 またシギリやカンカンなどは金などの鉱物資源の採掘が盛んな地域ですが、武装集団による強盗や資源を巡るトラブルに注意が必要です。

4 防犯対策
(1)基本的な対策
ア 警戒心の維持
 日本にいる時と同じ感覚で行動することは大変危険です。外国人は常に「狙われやすい存在」であることを自覚し、高い危険意識をもって行動してください。 
イ 直感の重視
 普段の行動において「危ないかもしれない」と少しでも感じた際は「大丈夫だろう」という楽観視を捨て、自身の直感を信じて即座に危険を回避することが重要です。
ウ 抵抗の禁止
 万が一、強盗などの犯罪に遭遇した際は、決して抵抗せず犯人の指示に従ってください。金品よりも命を守ることを最優先とし、刺激を避けるため落ち着いて行動することが自身の安全に繋がります。
エ 夜間の移動制限
 夜間の徒歩外出は避け、移動が必要な場合は、可能な限り車両(自家用車やタクシー(乗合ではなく貸切)を利用することを強く推奨します。
オ 外出時の注意事項
 警察官による職務質問への対応として、外出時は常に身分証(パスポート等)を携帯してください。身分証を未所持の場合、無用なトラブルに発展する可能性があります。また、歩きスマホはひったくりに遭う危険があるため可能な限り外部でのスマホ操作は避けてください。
(2)ホテルでの注意事項
ア ホテルの選定について
 宿泊先のホテルを選定する際は、価格よりもセキュリティの高さを最優先してください。安価なホテルは警備体制や設備面で脆弱な部分があり、犯罪の標的になりやすい傾向があります。
イ 訪問者に対する注意事項
(ア)来訪者があっても直ちにドアを開けず、ドアスコープで相手を確認してください。また、ホテル関係者を名乗る場合であっても安易に信用せず、ホテル側に確認するようにしてください。
(イ)事前に約束のない訪問者は自室にいれず、ロビーなどの共用部で対応してください。
(3)自宅の防犯対策
ア 住居を選定する際は、間取りよりも立地環境と防犯設備を最優先事項とし、以下の点にも留意してください。
(ア)独立家屋は選択より除外する。
(イ)警備員による24時間体制の警備が行われている。
(ウ)外壁等により外部から容易に敷地内の様子が確認できない。
(エ)隣接する建物から容易に侵入できるような足場となるものがない。
(オ)窓や扉の鍵が確実に施錠できるか、居住階層により鉄格子の設置有無も確認する。
イ 居住開始後
(ア)短時間の外出であっても施錠を徹底する。
(イ)自宅の鍵を安易に第三者に預託しない。
(ウ)使用人や運転手等の日頃自宅に出入りする者とは、良好な関係を築くよう心掛ける。
(4)デモ・集会
ア デモや群衆の集まりを確認した場合は、決して近づかず、速やかに現場から離れて身の安全を確保してください。野次馬的な行動は、治安機関による強硬な鎮圧に巻き込まれる恐れがあり大変危険です。
イ イスラム教の集団礼拝日である金曜日は、礼拝後の機会を利用して政治的スピーチやデモが行われやすく、急激に規模が拡大したり暴徒化する傾向があります。
ウ モスクなどの宗教施設やデモそのものが、テロや襲撃の標的となる危険性も否定できません。特に金曜日には、不用意に宗教施設や大勢の人が集まる場所に近づかないよう、行動に細心の注意を払ってください。

5 テロ・誘拐情勢
 ギニアにおけるテロ・誘拐については、「テロ・誘拐情勢」(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_099.html )をご確認ください。 

6 在留邦人向け安全の手引き
 在ギニア日本国大使館が現地で居住する日本人向けに作成した「安全の手引き」もご参照ください。
 ■「安全の手引き」:https://www.gn.emb-japan.go.jp/files/100759730.pdf


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