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● 犯罪発生状況、防犯対策

1 概況
(1)エジプトにおいては、銃器・刃物を使用した犯罪、違法薬物関係の犯罪、スリ、ひったくり、詐欺(偽警官などを含む)等が多数発生しています。
(2)殺傷事件については、金額の多寡にかかわらず金銭を巡るトラブルを原因とするもののほか、言葉のやりとりで侮辱を受けたことや面目をつぶされたことなども原因となっているものと考えられます。
(3)エジプトにおける金銭感覚は、日本とは異なります。日本と同様の感覚で現金や高額商品を目立つように携行・使用することは犯罪のターゲットになり得ます。
(4)このほか、殺傷力の高い銃器(自動小銃やライフル)の違法所持が多いことや、違法薬物を巡る犯罪(密輸や売買)が多いことにも留意してください。
(5)詳細につきましては、次の在エジプト日本国大使館のホームページをご確認ください。
○近年のエジプト情勢(安全の手引き)
 https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_index.html#situation
○犯罪発生状況(安全の手引き)
 https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_index.html#statistics
○日刊アラビア語紙ウェブ版に掲載された犯罪報道
 https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_crime_news.html

2 防犯対策等
(1)心構え
○「自分の身は自分で守る」
 「ここは日本ではない」ことを自覚し、自分の身は自分で守るとの強い意識が重要です。
○「目立たない」、「行動のパターン化を避ける」、「用心を怠らない」
 海外で安全に生活するための3原則です。現地の文化、風俗、価値観を十分に理解して行動する必要があります。
(2)日本人の被害例(未遂を含む)
 スリ(路上、公共交通機関)、ひったくり(走り寄ってきたバイクによるひったくりを含む)、詐欺(偽の官憲による取締りを含む)、強盗(帰宅時の尾行後の犯行やタクシー運転手による犯行を含む)、車上荒らし(意図的にパンクさせられた後のタイヤ交換中の犯行を含む)、空き巣(ホテル宿泊中に外出した際の盗難を含む)などが挙げられます。
(3)防犯対策のポイント
 犯罪の手口は、欧米・アジアの観光地などにおける手口と大差はありません。車両・バイクなどを使用したひったくり、複数犯によるスリ(一方が注意をそらし、もう一方がスリを行う)、偽ツアーの催行、偽官憲による取締りを装った金品詐取、観光ガイドによる法外なガイド代やチップ等の請求、深夜・未明の法外なタクシー代の請求(特に単独乗車時)などが典型的な手口です。犯罪は外国人が多く住む地域でも発生しており、エジプトには特別に安全といえる地域はないと理解し、次のポイントに注意してください。
○早朝、夜間や人の少ない場所での行動を避ける。
○必要以上の現金は持ち歩かず、現金や貴重品は分散して目立たぬよう携行する。
○人混みや交通機関、宿泊施設では、特に貴重品の管理に気を付ける。
○声をかけてきた人物や現地で知り合った人物を安易に信用しない。
○周辺に誰もいない場所や人の少ない時間帯での流しのタクシー利用を避ける。
○場面毎の対策、具体的な犯罪の態様については、次の在エジプト日本国大使館ホームページ(安全の手引き)をご参照ください。
 https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_2.html#basics
(4)テロ・誘拐
 テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_094.html )をご確認ください。

※在留邦人向け安全の手引き
 在エジプト日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_index.html )を参照してください。
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